日々の身辺雑記や考えたことなどを徒然なるままに書き連ねる「断腸亭日録」です。
映画の日々 | エッセイ | 思い出 | 身辺雑記 | 日録 |  | 自転車 |  | 小さな旅(自転車) | 小さな旅 | 旅(自転車) | 未分類 | 自転車文学 | 
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
断腸亭日録~自転車日記
≪2017.07  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  2017.09≫
プロフィール

higedancho

Author:higedancho
断腸亭髭爺です。
自転車関係の日記が多いです。
よろしく。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
ブロとも申請フォーム
フリーエリア
ブロとも一覧
--.--.-- --
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告    Top↑

2007.12.28 Fri
ママチャリ銚子行4(銚子から水元)
曇り。

昨日の天気予報によると、今日は、午後から雨になるらしい。
銚子へ出発する前は、週末(29・30日)は天気が崩れるものの、今日までは何とか持つということだったのに。
何時頃から雨が落ちてくるのか定かではなかったが、とにかくできるだけ早く出発し、雨が降る前に距離を稼いでおくしかない。

そこで、今日は、暗いうちに出発することにした。

5時少し前に、朝食を食べて出発。
もちろんまだ真っ暗であるが、さすがに銚子市内は土地勘があるので心配はない。

できるだけ365号を避けるように抜け道を通って、椎柴から利根川サイクリングロードに乗る。
風はほとんど吹いてないが、さすがに寒い。
走っているうちに夜が白み始めるが、分厚い雲に覆われているため、劇的なご来光というわけにはいかない。

とにかく、できるだけスピードを上げて西へ西へと利根川サイクリングロードをひた走る。

午前中悩まされたのは、寒さである。
手の指先と足先が猛烈に冷たくて、最初は痛い感じがして、やがて無感覚になる。
軍手も靴下も2枚重ねに付けているのだが、焼け石に水のようだ。
特に足先の冷たさは尋常ではなく、自転車を止めて足を地面についても、その感覚が麻痺しているため、転びそうになってしまうほどだ。
疲れたから休みたくても、自転車から降りて漕ぐのを止めると、途端に身体が冷えて寒さが襲ってくる。
町に降りて温かい缶コーヒーを飲みたいところだが、そんな迂回をすれば、時間と体力を消耗させてしまう。

ふと、八甲田山の惨劇や、日露戦争中の厳寒の中の戦闘で命を落とした日本兵のことなどが脳裏に浮かぶ。
「寒い」と言うだけで、何と辛いものか、そして、何と人間の気力を奪うものか・・・。

とにかく、そんな大袈裟な連想が浮かんでは消えるなか、「軽騎兵序曲」(スッペ)や「TRAIN-TRAIN」(ブルーハーツ)のメロディなどを思い浮かべながらただひたすら走る。

11時過ぎには、やっと約67キロの利根川サイクリングロードを走り終えて、印旛沼サイクリングロードに入る。
その頃から、暖かい太陽が時折姿を現しはじめ、気温も高くなって、やや精神的余裕が出てきたが、既に6時間走り詰めなので、身体的にはかなりバテ始めていた。

往きは、あんなに素晴らしいと思った印旛沼の風景も、帰りは疲れ過ぎていて楽しむ余裕もない。

双子橋)近くの「ラーメン鈴木」で醤油ラーメンを啜り、印旛沼サイクリングロードの山田休憩所でトイレを済ませる。
ほとんどゆっくりすることもなく、また、走り始める。
ナウマン象

印旛沼サイクリングロードの二回目の休憩は、オランダ風車のある休憩所。
ベンチに腰掛けて、お茶を飲みながら休んでいると、80歳と50歳ぐらいのコートに身を包んだ二人組の女性が私の前を通った。
若い方の女性が、私に向かって笑みを作りながら「こんにちは」と挨拶してきた。
私も、ちょっと戸惑いながらも、「こんにちは」と返す。

「あの~、何か、運動でもなさっているんですか」とその女性。
「えっ、うんどう、ですか・・・?」と私。
「ほら、黄色いジャンパーを着てらっしゃるんで、何か運動でもなさっておられるのかと・・・」。
なるほど、私の着ていた蛍光色のウインドブレーカーを見て、環境保護団体か何かのボランティア活動でもしていると勘違いしているようだ。
「いえ、そうではありません。自転車に乗っているだけで、まあ、『個人』運動です!」と言うと、その女性、くすくすと笑い出す。
「そうですか、ちょっとお話ししてもいいですか?」と二人は近づいてきた。
私は、その瞬間、彼女たちは「Mの塔」の信者に違いないと確信した。
「私たち、Mの塔の者なんですけど、ご存知でいらっしゃいますか?」。
「ええ、よく知ってますよ、友人の奥さんがMの塔の信者でしたから」。
「あら、それはうれしいですわ」と50歳ぐらいの女性は、もう一人のサングラスをした80歳ぐらいの女性に目配せをした。
「今日は、お天気がよろしくて、私たちの集会をオランダ風車の広場でやったんですよ」と言って、鞄から何冊ものパンフレット「Mざめよ!」を取り出して私に渡す。
すると、サングラスの女性の方が突然、「仏教だとか、神道だとか、世の中で言われている宗教はすべて偽物なんです!」と、あまりにも藪から棒の単刀直入さ、こちらはかなり面食らう。
ひとしきり、Mの塔の説明をした後で、若い方の女性が、毎週、どこどこで私たちの集会があるのでいらしてみませんかと言ってきたので、「いや、私はこのあたりの者ではないんです」と応えると、「あ~ら、そうですの?どちらから?」と聞いてきた。
「葛飾です。今日は、銚子から来たんですけど、これから葛飾にかえるところで・・・」。
「・・・えっ、千葉の銚子から自転車で?」。
「ええ、朝5時に出ました」。
すると、サングラスの80歳ぐらいの女性が急に割り込むようにして、「ねえ、ああた、銚子っていうのは古い港なのよ」と切り出した。
実はその後、この老人は、延々と銚子について知っていることをまくし立てた。
おい、婆さん、こちとら銚子の出身なんで、釈迦に説法だぜと思っても、年配のご老人にそんなことは言い出せなくて、人が良さそうに「ああ、そうですか」と相づちを打ちながら聞いていた。
「じゃあ、お気をつけて行ってらっしゃい」。
そう、別れの挨拶をしてお辞儀をしたとき、どっと疲れが出たような気がした。
風車

私は、何冊かのパンフレット「Mざめよ!」を鞄にしまうと、逃げるようにその場を立ち去り、さらに走り続けた。

印旛沼サイクリングロードを全行程走破し、新川沿いに八千代方面に向かう。
八千代大橋のたもとにある「道の駅」でしばし休憩。
何か食べたいが、時間がないのでトイレと煙草と水分補給だけしてすぐに出発。
464号の歩道を爆走して、鎌ヶ谷消防署の交差点に。

そろそろあたりが暗くなり始め、ダイナモのスイッチを入れて、前照灯をつける。

ここからは、要は三日前に来た道を戻ればいいだけの話なのだが、暗くなると、そう簡単にはいかない。
何回か道を間違えた末に観念し、一番簡単な464号を走ることにしたのだが、これが大きな間違いであった。

船橋・市川・松戸のあたりの464号は、交通量が多い上に歩道がないに等しい。
ほとんどのところが、どぶ板一枚きりの歩道で、暗い夜道の自転車走行は極めて危険である。
たとえば、どぶ板が一枚でもはずれていたりしたものなら、一巻の終わりである。
自転車がパンクするだけならまだしも、衝突の衝撃で車道に転倒すれば即死である。
全神経を前方のどぶ板に集中して、痛い足をかばいながら走り続けた。
もはや、気力と集中力だけで自転車を漕いでいたと言っても良いであろう。

やっと松戸に出たときには、涙が出そうになる。

こうして葛飾橋を渡って水元に着いたときには、元気を取り戻し、呑ちゃんとビールで乾杯。
乾杯

今回の旅では、様々な反省点が浮き彫りになった。
それは、明日のブログに書くことにして、ここでは、道中いろいろと協力してくれたり、励ましの言葉を送ってくれた友人たちに感謝の意を表したい。

旅行記としては、これをもって筆を置くが、今回の経験を生かして、次の「旅」に望んでみたい気持ちで一杯である。

----------------------
12月28日の走行距離:141キロ(銚子から水元)
今月の積算走行距離:796キロ
11月以降の積算走行距離:1263キロ
----------------------
----------------------
朝食:おにぎり+サラダ+牛乳+コーヒー(銚子実家)
昼食:醤油ラーメン(「ラーメン鈴木」印旛沼双子橋近く)
間食:ビスケット(八千代「道の駅」)
夕食:ホワイトシチュー+納豆の巾着焼+千葉の落花生(家)
----------------------

   Comment(2)   TrackBack(0)   Top↑

Comment
Posted by 呑
ブログも書き終わって、本当に旅の完了だね。
本当にお疲れ様でした!
実際、こんなに頑張れるとは想像してなかったヨー☆
がんばったね(*^^)

今回の旅において、たくさんの人々にご心配&お世話をかけました。お詫びと共に、心から感謝申し上げます。温かく見守ってくださった皆様、本当にありがとうございました!!m(__)m
2008.01.02 Wed 02:23 URL [ Edit ]
感謝 Posted by 断腸亭髭爺
呑ちゃんのお陰です。
ありがとう!
2008.01.03 Thu 07:28 URL [ Edit ]

管理者にだけ表示を許可する

Top↑

TrackBack
TrackBackURL
http://danchotei.blog75.fc2.com/tb.php/80-d3c7650e

Top↑

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。