日々の身辺雑記や考えたことなどを徒然なるままに書き連ねる「断腸亭日録」です。
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断腸亭日録~自転車日記
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2014.12.26 Fri
12月23日(火・祝)房州水仙巡りサイクリング~三芳の牛タン~房州蜜柑~房総往還
「12月23日(火・祝)房州水仙巡りサイクリング~三芳の牛タン~房州蜜柑~房総往還」

今年は、これで何回目になるだろうか。
今日もまた、房州サイクリング。
今回は、咲き始めた水仙を見て、房州ミカンを買い出してくるという趣旨。

市川駅から保田駅までは輪行(総武本線~内房線)。

■市川 4番線発 |  総武線快速(千葉行) 23.8km
|  07:13-07:34[21分]
|  1,663円
◇千葉 8番線着・3番線発 [11分待ち]
|  内房線(館山行) 71.3km
|  07:45-09:29[104分]
|   ↓
■保田(千葉)

大まかな経路は以下。

内房線保田駅~保田の水仙ロード~大崩水仙郷(佐久間ダム)~富津館山線(県道88号)~牛タン「蔵」~三芳道の駅(房州蜜柑購入)~房総往還(内陸ルート)~内房線岩井駅近くの中華店で反省会~市川駅まで輪行(途中君津駅で快速に乗り換え)。


(実走経路図)

保田駅から出発。
総勢4名で、全員ロード。
内訳は、クロモリ2、チタン1、カーボン1。

降り立った保田の浜からは、冠雪富士がくっきりと見えた。

IMG_0224_20141225053737e3e.jpg
(保田の浜から望む冠雪富士)

房州の山谷を水仙を求めて、坂道を登ったり下ったり。
雪の降らない房州の坂道は急峻である。
でも、滅多にクルマの来ない曲がりくねった坂は、登っていて楽しかった。

IMG_0242_2014122505373929f.jpg
(水仙ロード沿いの風景)

日本昔話に出てくるような狭隘の谷にひっそりと腰を落ち着ける集落。
そして、棚田。

IMG_0260_201412250537421c7.jpg
(うっとりするような房州の里山)

谷を越え山を越えて空高く流れてゆく
白い一片の雲のように、私は独り悄然としてさまよっていた。
すると、全く突如として、眼の前に花の群れが、
黄金色に輝く夥しい水仙の花の群れが、現れた。
湖の岸辺に沿い、樹々の緑に映え、そよ風に
吹かれながら、ゆらゆらと揺れ動き、踊っていたのだ。

I wandered lonely as a cloud
That floats on high o'er vales and hills,
When all at once I saw a crowd,
A host, of golden daffodils;
Beside the lake, beneath the trees,
Fluttering and dancing in the breeze.


(ワーズワース William Wordsworth 「水仙The Daffodils」より)

英国ロマン派詩人は、このように詠ったが、畦道にそっと咲いている一輪の水仙が私の好みである。
群なして咲く花は、どこか、人工の臭いがするからちょっと苦手。

ところで、房州保田(鋸南)の水仙は、江戸時代から有名であったという。
保田の水仙は、船で江戸に運ばれた。
別名、「雪中花」ともいう。
広重(三代目)も、「安房國水仙花」という絵を描いていて、この絵がまた、保田の水仙を有名ならしめた。

安房国水仙花
(広重(三代目)「安房國水仙花」。遠景には保田の海が見える)

水仙は、意外なことに、そもそもは地中海沿岸の原産で、学名をNarcissus(ナルキッソス)という。

これには、古い謂われがある。

古代ギリシャの話。
ナルキッソスという大変な美青年がいた。
この美青年、これまでにも、美の女神アフロディテ(ヴィーナス)やエコー(森の妖精)の申し出も袖にするぐらいの高慢ちきだったらしい。

そういう素行が、神の怒りに触れたのだろうか。
喉が渇いたナルキッソスは、とある泉に近づいて水を飲もうとする。
その水鏡(みずかがみ)に映った自分の姿に魅了され、接吻をしようとして、誤って泉に落ちて溺死する。
その泉の畔には、ナルキッソスの化身か、美しい水仙が咲いていたという。

周知のように、このナルキッソスの神話から、ナルシシズム(自己偏愛)という言葉ができることになる(フロイト)。
ことほどさように、水仙は、かなり幅広く奥行きのある文化的な含蓄のある花ということになる。

急峻な沢道を下ると海が見える。
台地に暮らした縄文人は、高台の集落から、こんな風景を見ていたのであろうか・・・。

IMG_0247_201412250537400c5.jpg
(山の坂道)

三芳の里の(里見八犬伝伝来の)城跡の麓に、牛タンを食わせる一軒家レストランあり(千葉県南房総市下滝田)。
最近、都会から移住して、ここにレストランを開業したとのこと。
小さな沢の一番奥まった所。
末広がりの沢の風景は、長閑でうっとりとする。

IMG_0280_20141225053743456.jpg
(店の全貌)

この店を開いたご夫妻の心のこもった話を聞きながら、香ばしい牛タン定食を食す。
種も仕掛けもありませんという、素朴な美味しさ。
都会の価値観を拒否するような簡素な味わいである。
素晴らしいことである。
http://tabelog.com/chiba/A1207/A120704/12033513/

IMG_0284_201412250540224ae.jpg
(牛タン定食。麦ご飯+とろろ+牛スープ+自家製キムチ付で、1500円)

道の駅(三芳)で、房州蜜柑を購入。
リュックに詰め込んで、房総往還(内陸ルート平久里川に沿う道)を北上。

IMG_0285_20141225054023c8a.jpg
(房総往還・内陸ルート=新木の根街道)

もしかしたら、明治20年代、若き日の漱石も、この道を逆に辿ったかもしれない。
次回は、江戸期の道と明治以降の道を類推しながら、もっとゆっくりと走ってみよう。

内房線岩井駅近くの中華店(「武平館」)で、いつもにも増して、がっつりと反省会。
夜汽車に乗って帰る。

水仙の「黄金色」と蜜柑の「橙(だいだい)」、そして房州の海の「碧(あお)」が、列車で眠る私の夢で錯綜する。
彩り豊かな房州であると思う。

・ギブさん(市川)のこの日のブログもご参照。
http://blog.livedoor.jp/gibson1798/archives/51791974.html

・Bさん(鎌ヶ谷)のこの日のブログもご参照。
http://blog.livedoor.jp/kyf01405/archives/42568191.html

走行距離:65キロ(VIVALOロード)

テーマ:千葉県 - ジャンル:地域情報
小さな旅(自転車)    Comment(7)   Top↑

Comment
お疲れ様でした Posted by Gibson
一昨日は、重しを背負ってのサイクリング、お疲れ様でした。
かなりの重量ハンデじゃなかったですか?

坂、また坂、さらに坂という、距離の割には厳しいルートでした。
しかし、坂を登らないと昼飯にあり付けないという、厳しい現実。
でも、あの美味しい牛タンを食べられたので満足です。
あの店は、色々と応援してあげたいですね。

しかし、同じ行程を断腸亭さんが文章にすると、格調高くなるのは流石です。
また、来年も遊んでやって下さい (^^)/
2014.12.25 Thu 14:57 URL [ Edit ]
房州三昧 Posted by 断腸亭
ギブさん

ミカンは重たかったけど、美味しかったので、苦労の甲斐はありました。

あの牛タン屋は、また、行ってみたいですね。
冗談じゃなくて、あそこに宿泊して、房州三昧(牛タン三昧)をやらかすのもいいかもしれません。

今年も、ありがとうございました。
2014.12.25 Thu 17:16 URL [ Edit ]
南総賛歌 Posted by B
文章が流れるようで雄大で読みやすいです。
読んでいて惚れ惚れします。

しかし、古道の見方、走り方、楽しみ方を断腸さんに教えて頂いたこの一年。 調子漕いでやり過ぎな感はありますが、その度に楽しい思いをさせて頂いております。

また、来るべき年も是非、ご一緒お願いいたします。

2014.12.26 Fri 19:55 URL [ Edit ]
サイクリング観 Posted by 断腸亭
Bさん、いつも丁寧に読んでくださってありがとうございます。

Bさんは、愚兵衛さんと並んで、私の「サイクリング観」に一番近いので、一緒に走っているだけで、とても楽しいです。

Bさんには、特に房州の奥深さを教わった年でした。
来年も、どんどん楽しい企画を矢継ぎ早に繰り出してください。

30日夜、また、お会いしましょう。
2014.12.27 Sat 02:30 URL [ Edit ]
Posted by 相子
先生 暫くぶりです。房州って言葉 良いでしょ。今は良く房総と言いますが、矢張り房州が良いです。

あんな牛たんのお店があるのですね。滝田とか・平久里(平群)なんて懐かしい字です。

大学も大きくなりお役も多くなり大変でしょうね。
年明けからはまたお忙しい時期に突入ですね。
お元気でいい年をお迎え下さい。
2014.12.29 Mon 18:01 URL [ Edit ]
年を越してしまいました Posted by 断腸亭
相子さん

ご返事、年を越してしまいました。
今年も、よろしくお願いします。

旧年は、輪友Bさんのご案内で房州を随分と走りました。
館山にも数回参りました。

小高い山々が重なって、その沢づたいに田畑が広がる。
花々も豊かで、うっとりするような田園風景。
そして、沢道を下ると、青い海。

こういう風景は、下総にはありませんね。
房州の魅力に取り憑かれた一年でした。

相子さんも、お変わりなく、ブログをよく更新なさっているようで、脱帽の限りです。

私は、二度目の教務主任。
しかも、来年度以降も、一般教育主任になりそうな予感。
あと2年の辛抱と思って頑張る所存です。

相子さんも、お身体に気をつけてください。
2015.01.06 Tue 06:41 URL [ Edit ]
Posted by NINA
興味深く読ませていただきました。
2015.06.04 Thu 14:19 URL [ Edit ]

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