日々の身辺雑記や考えたことなどを徒然なるままに書き連ねる「断腸亭日録」です。
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断腸亭日録~自転車日記
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2013.03.12 Tue
「やさと茅葺き自転車散歩」~里山の風景を満喫
今日は、楽しみにしていた「やさと茅葺き自転車散歩」の日。
「やさと」というのは、茨城県石岡市八郷のこと。
日本の里百選」にも選出されている「やさと」に現在も残る茅葺き家屋を自転車で廻るという、非常に魅力的な企画である(「NPO法人りんりんプロジェクト」他主催)。

松戸駅まで自走→常磐線・高浜駅まで輪行→石岡市八郷総合支所駐車場(石岡市柿岡)。

高浜駅で自転車を組み立て、集合場所の石岡市八郷総合支所に向けて出発。
同行は、kaccinさん(松戸)、テガさん(我孫子)、Gibsonさん(市川)、IWAさん(江東区)。
強い向かい風の中、交替で先導して、恋瀬川沿いを西進。

IMG_0896_20130311211611.jpg
(常磐線・高浜駅で自転車を組み立てる)

恋瀬川。
何と甘味な命名であることか。
平安時代に筑波を詠った有名な歌、「筑波嶺の 峰より落つる 男女川 恋ぞつもりて 淵となりぬる」の男女川(みなのがわ)のことかと思いきやさにあらず。
男女川は、現在の桜川のことだという。
恋瀬川の元の名前は「鯉川」で、これは「国府川」(こうがわ)が訛ったもので、国府川が「国府瀬川」(こうせがわ)となり、「恋瀬川」となったらしい。
市川の国府台(こうのだい)と同様、「コク」が「コウ」と音韻変化をしたわけであるが、さらに「コウ」が「コイ」と変化を遂げたということ。
国が恋になってしまうなんて、さすが「歌垣」の本場たる筑波山麓。

その名の通り、ここ石岡は、かつて常陸国の国府(現在の県庁に相当)が置かれていたところなのである。
なので、現在でも、石岡市内には、「国府」や「国分」や「府中」などという町名が存在する。

IMG_0894_20130311085949.jpg
(石岡の史跡マップ)

上古以来、常陸国は、朝廷による東北(奥州)侵略の拠点だったので、畿内の人間もたくさん来ていたであろう。
だから、石岡の周辺には、古墳や国府関連の史跡も数多く存在する。

畿内から東下する役人たちは、船で利根川から霞ヶ浦に入って、恋瀬川(=国府瀬川)を遡航すれば、比較的容易に国府に至ることができたはずである。
また、当時の霞ヶ浦(=香取海)は、現在よりもはるかに広大だったので、恋瀬川も現在よりも大きな河であったことだろう。

その恋瀬川に沿って走る。
ものすごい向かい風にて、交替で先導役を務めながら、遮二無二走る。
急がないと、集合時間に遅れてしまうからだ。

IMG_0897_20130311211618.jpg
(いつもと違う角度から望む筑波山)

こうして、ほぼぎりぎりに集合地点に到着。
疲れ果ててしまう・・・。


(高浜駅から集合場所の八郷総合支所へのルート)

ちょうど20人ほどの自転車乗りが集まっていた。
筑波界隈からの参加者が多かったが、東京や埼玉や千葉、また、遠くは群馬からの参加者も。
平均年齢は50歳弱といったところか。
9割が男性だったが、二人の女性も参加。
中には、子ども(小学6年生)連れのお母さんもおられた(親子でロードバイク)。
自転車の種類比率は、ほぼ8割がロードで、あとはクロス、小径車、マウンテン。

20台の自転車が連なって走ると壮観である。

IMG_0901.jpg
(恋瀬川CRは、道幅が半間くらいしかないので、すぐに団子状態に・・・)

IMG_0905_20130311090124.jpg
(要所要所で立ち止まって、案内役の新田さんの解説を聞く)

今回の旅のルートは、支所~恋瀬川サイクリングロード~ふるさと農道~上青柳(木﨑眞家)~上曽(綿引家)~柿岡(「丸味食堂」)~佐久(大場家)~浦須(佐久良東雄生家)~支所で距離は30キロほど。


(ルート地図。ただし、当日走ったルートとはやや異なるところもあり)

4箇所の茅葺き家屋や古墳などを訪ねる旅。
いちいちの建築物について、詳説する力は私にはないが、いずれも、江戸時代に建てられたもの。

里山というのは、当然のことながら、そもそも「自然」ではなくて、人間の暮らしが作り上げた環境であるが、そこに建てられている建築物は、まさしくそういう環境から生え出てきたかのように自然なものに感じられる。

また、里山という住環境も茅葺きの家屋も、途轍もなく美しい。
近代以降の日本人は、それ以前の日本人に較べて、美的感覚に於いては、明らかに退化していると言わざるを得ない。
そんなことを考えながらペダルを漕いだ。

とにかく、その写真をご覧いただこう。

IMG_0906_20130311090142.jpg           IMG_0907_20130311090147.jpg



そして、待ちに待った昼食は、「丸味食堂」のシャモ鍋(ここで、たすけさん、突然、現る!)。
豪快にも、手羽や肉の塊がごろごろ入っている鍋を皆でつつく。
ごりごりとした野趣に富んだ食感がしみじみとうまかった。

IMG_0943.jpg
(シャモ鍋)

その後は、結構な坂を登ったり下ったり。
大事には至らなかったが、あまりの勾配に転倒する人も・・・。

IMG_0921_20130311215702.jpg
(私のVIVALO)

私がひどく興奮したのは、5世紀初頭頃築かれたと考えられている「丸山古墳」。
関東の古墳としては、かなり古い方で、しかも、非常に珍しい「前方後方墳」というタイプ。

IMG_0952_20130311211645.jpg
(「丸山古墳」)

また、ほとんど奇跡的と言ってよいと思うが、当時の堀がきれいに残っているではないか。

IMG_0959_20130311211643.jpg
(古墳の堀跡がくっきりと残っている)

こうして、集合場所に戻って解散。

自走で帰るというテガさんと別れて、われわれは、再び、向かい風の恋瀬川沿いを走って、高浜駅へ。
電車の中で、ノンアルコールビールで乾杯したのは言うまでもない。

松戸駅に着くと、既に真っ暗だった。

私は、その足で、「ハンナリ」ライブ会場へ。
疲れ果てて、まるで夢の中で音楽に酔っていたようであった、ということにしておこう・・・。

IMG_0983.jpg
「ハンナリ」ライブ

追記;Gobsonさんのこの日のブログもご参照。
http://blog.livedoor.jp/gibson1798/archives/51716244.html

この日のその他の写真については、以下をご覧下さい。
http://8217.teacup.com/teamtoukatsu/bbs/t9/?

走行距離:74キロ(VIVALOロード)

テーマ:自転車 - ジャンル:趣味・実用
小さな旅(自転車)    Comment(16)   Top↑

Comment
Posted by ともちん
生活臭のする茅葺屋根の家って素敵だと思います。
今でも囲炉裏があって、屋根をいぶしているんですかね~。
川崎市の生田には日本民家園というのがあって、茅葺の家が沢山移築されていますが、人が住んでいない(展示物の)ため管理が大変らしいです。
囲炉裏やへっついは味がありますが、使っていないのは残念に思います。
土間も、現代人が靴で踏みつけるんですものね~。
2013.03.11 Mon 23:33 URL [ Edit ]
八郷を走ってしまうと・・・ Posted by たすけ
流山の里山風景...なんてテーマの記事があまりにも
せせこましくなり、書けなくなって困っています(苦笑)

ご婦人が転倒した箇所は、丸山古墳のあとの激坂でしょうか?
あそこは、前回シャオさんもコケたところです^^;

emoさん的サプライズ...
本当はもうちょっと早く到着して、走行姿を動画で撮りたかった
んですけど、まぁでもご挨拶できてよかったです(^^)
2013.03.12 Tue 00:27 URL [ Edit ]
Posted by テガ
素敵なポタでしたね。
お疲れ様でした。

近くのゴルフ場に足繁くかよっていたくせに何処にも寄っていなかった自らの不明を恥じ入るばかりです。
帰りはなるべく6号に出ないように裏道をうろついていましたが、どうも効率が悪い。というより日暮れが迫るので水戸街道を北風に変わったのをいいことに疾走。
意外と走り易い、6号は柏~東京がダメなのが判りました。

女性のアクシデントは、イベント開催当事者として考えさせられました。
テクニック未達の方をどうカバーしていくか。
もしあの道に車が来たら、飛んだ田圃が壁であったら。
真後ろに居ただけに、ゾッとします。
2013.03.12 Tue 10:41 URL [ Edit ]
Posted by IWA
お疲れ様でした。期待以上に素晴らしかったです。
軍鶏鍋が1000円なので たった500円でアテンド、マップ作成をして頂いたことになります。いくらNPOとはいえ もう少しお金をとって安全面にも配慮して さまざまな企画をしてもらえるとうれしいです。
やさと地区をはじめ 茨城県内にはポタしたいところがたくさんあります。自転車でまちおこしをしようとしているという話がありましたので 様々な企画をしてほしいです。
■ななすたさんも青春18切符で輪行とありましたが 茨城県の北部の日立まで輪行して すきな経路で南下して 16時くらいになったらJRに乗り込むという無計画で気ままなポタも面白いかもしれません。
またよろしくお願いします。 
2013.03.12 Tue 14:50 URL [ Edit ]
Posted by NOB
どうもです
やさと……行きたかったなぁ〜、とよだれを垂らしながら、拝読致しました。 楽しそうですね、本当に……

当日、僕は みさと にいました(笑)
2013.03.12 Tue 20:40 URL [ Edit ]
懐かしいです Posted by ワンチャン
断腸亭さん、こんばんは!

やっぱり「やさと」はいい所ですねぇ。

あの古墳は前回も楽しかったので、時間が許せば、
眼の前にある石のベンチでのんびりしたかったです(笑)
でも、一人だと怖すぎますね。

この画像掲示板の使い方いいですね!
ブログ以外で共有したい場合にアップですね。
前回も、この柴犬君が可愛かったんですよ~

懐かしい!
2013.03.12 Tue 23:11 URL [ Edit ]
暮らしの息づかい Posted by 断腸亭
ともちんさん

今回見て回った茅葺き家屋は、現在でも、民家として使われているので、暮らしの息づかいが充満しています。
ただ、屋根の葺き替え作業など、県などから補助金が出るものの、その一部は負担しなければならないので、保守修繕は大変なようです。
殊に、材料としての茅の調達や職人の手配には頭を痛めておられました。

そろそろ、「庖丁人文吾」のリベンジもしなければなりませんね・・・。
2013.03.13 Wed 06:25 URL [ Edit ]
元祖 Posted by 断腸亭
たすけさん

丸味食堂駐車場にたすけさんがいたのには驚きました。
emoさんも神出鬼没ですが、よく思い起こしてみれば、たすけさんがその「元祖」かもしれません・・・・。

メンバーの一人が転倒したのは、おっしゃる通り、古墳から下る坂です。
ただ、道路状況は、乾いていて良好でした。
案内人の新田さんは、あの坂を下る前に、危険ですので、なるべく自転車を引いて降りて下さいという注意をしていました。
あの坂、難度的にはハイレベルでしたが、あの程度の坂を下れないと、自転車旅行はできませんね。
2013.03.13 Wed 06:31 URL [ Edit ]
怪我から学ぶ Posted by 断腸亭
テガさん

自走でお家まで帰られたんですね。
脱帽です。

6号は、確かに取手から先は、面白くありませんが、結構走りやすいですね。
最悪なのは、四ツ木橋から柏の区間ではないでしょうか。

現在の水戸街道は、旧水戸街道とかなり違った経路を通ってます。
いずれ、取手以北の旧街道を辿ってみたいと思っています。

下り坂で転倒した人も、良い経験をしたと思います。
自転車は、所詮、壊したり怪我をしたりしながら覚えるものなので。
大事に至らない怪我を積み重ねるのが、かえって良いと思います。
2013.03.13 Wed 06:40 URL [ Edit ]
魅力的な筑波界隈 Posted by 断腸亭
IWAさん

確かにお得な「ツアー」でした。
というか、他のイベント類が高すぎるような気もします・・・。

茨城県は、自転車を絡めた様々な主催団体が活発に活動していることを知って、ちょっと驚きました。
われわれ自転車乗りも、ちょくちょくそうした催しに参加したり、その地域に赴いて走ったりすることで、運動を盛り上げるお助けになればと思います。

茨城県は、風評被害も含め、関東では一番地震の被害が大きかった地域。

私も、今回、筑波界隈に目覚めたような気がします。
今度とも、度々、訪れてみたいと思います。
2013.03.13 Wed 06:48 URL [ Edit ]
2割り増し Posted by 断腸亭
NOBさん

NOBさんがおられれば、さらに2割り増しは楽しかったと思います。
4月の石岡ポタではご一緒できそうなので、楽しみにしております。
2013.03.13 Wed 07:06 URL [ Edit ]
名前は「まる」と言います Posted by 断腸亭
ワンちゃんさん

画像掲示板のシステムは、たすけさんが作って下さいました。

あの古墳の下は、桜林なんです。
花の時期に、ここで一杯やりながら花見ができたらどんなにか良いだろうと皆さんで話してました。
でも、移動手段が難しい・・・。

例の柴犬、名前は「まる」と言います。
5代目だそうです。
つまり、代々「まる」なんです。
感心しました。

2013.03.13 Wed 07:13 URL [ Edit ]
Posted by Gibson
いや~、実に楽しく、タメになるなるイベントでしたね。
日本の里山100選に選ばれているのも頷けます。
印西の茅葺きも良いですけど、実際に人が住んでいる茅葺きの民家は違いますね。
さらに、住んでいる方から直接、話を伺えたのも良かったです。
3.11の時に、茅葺きから大量の煤が落ちてきて大変だった等の話は、
住んでいる方から聞かなければ判りませんものね。

あの軍鶏鍋は、味付けを工夫すれば、もっと美味しくなると思うのですが…。
さすがに、あの場で醤油を下さいとは言えませんでした(;^_^A
2013.03.13 Wed 12:22 URL [ Edit ]
煤払い Posted by 断腸亭
Gibsonさん

そうでした。
地震の時、煤が落ちてきた話は、記録しておくべきことですね。
昔は、何年かに一度は、「煤払い」をしたようですが、そういう意味では、自動的に煤払いしてしまったことにもなるのかなあ・・・。

シャモ鍋、私だったら、隠し味に、めんつゆと味噌をほんの少しだけ入れますかねえ。

私が今回心配になったのは、もし仮にTPPが導入されたら、「農業」によって守られてきたあの環境を維持できるかどうかでした・・・。
2013.03.13 Wed 18:17 URL [ Edit ]
石岡 Posted by kincyan
石岡というのは国府が置かれていたんですね。色々な古いもの(地名も含め)が残っているのは納得です。霞ヶ浦も当時はもっと大きかったので、やはり古代の風景は違ったのでしょう。大阪や東京は、アースダイバー的に本に書いてくれる人がいますが、こういう昔の国府地域についても読みやすい書物が有るといいですね。地域の有志が作っていくのでしょう。

それにしても鶏鍋は食べたかった!
2013.03.14 Thu 05:43 URL [ Edit ]
お隣さん Posted by 断腸亭
kincyanさん

石岡は、常陸国の国府だったので、下総国の国府(市川)にとってはお隣さんです。
両国府は、70キロぐらい離れているので、連絡には2日はかかったと思われます。
ただ、実際には橋がほとんどなかったので、実質、船で3日は見ていたかも。
自転車なら半日で行けてしまいますが、昔の人は結構大変だったと思います。
2013.03.14 Thu 07:37 URL [ Edit ]

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