日々の身辺雑記や考えたことなどを徒然なるままに書き連ねる「断腸亭日録」です。
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断腸亭日録~自転車日記
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2013.01.24 Thu
国府台探訪~タイヤ交換~新柴又「臥嘗庵(がしょうあん)」~「愛宕神社」(北国分)異聞
1月23日(水)

朝も暗い内に急いで洗濯を済ませてから、午前中、ACクロス(晴れの日通勤車)のタイヤ交換をしながら、ケーブルTVで映画二本を観る。

かなり痛んでいた前輪のタイヤだけ交換するつもりだったが、後輪の方も、もうじき交換する必要があると見て、いっそのこと両輪とも交換することにする。

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(家の中に持ち込んで、タイヤ交換開始)

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(今回もまた、その乗り味と特性に慣れているタイヤ、ヴィットリアのルビノプロ3に交換)

ついでに、フレームの各所を拭いて、要所要所に油を差す。

さて、こうして前後のタイヤの交換作業をしながら見た映画についても一言。

『ザ・ハリケーン』(1999年、ノーマン・ジュイスン監督)
いわゆる「ルービン・カーター事件」(黒人ボクサー冤罪事件)を扱った実録風劇映画。
近年の米国映画には珍しい傑作。
米国に於ける黒人差別が、暴力的かつ心理的なものであったのみならず、制度的かつ組織的だったことも、鮮やかに描き出されている。
主演のデンゼル・ワシントンも好演。

『小説吉田学校』(1983年、森谷司郎監督)
陳腐で大仰な作品。
懸命に「再軍備」の問題と絡めようとはしていたが、結局のところ、単なる利権争いに過ぎない吉田と鳩山の政局の話なぞ、噴飯ものもいいところ。
それをまた、さも国家を揺るがす一大事のように大仰に扱いたがっている愚鈍な感性に至っては、滑稽を通り越して、気の毒にさえなってくる。
「天下国家に鑑みて」「政治生命を賭ける」などという嘘くさい言辞は、この当時からのインチキ政治家どもの伝統的常套句である。
しかし、所々の映像の造りには、見るべきものあり。
黒磯の海岸を散策する吉田茂の映像などはよかった。
吉田茂を演ずる森重久弥と、三木武吉を演じる若山富三郎の二人の好演だけが目立った。
ただ、配役にも首を傾げざるを得ないものもあった。
田中角栄役が、どうして西郷輝彦なのか・・・。

腹も減ったし、野菜類の買い出しもしなければいけないので、試乗も兼ねて、ACクロスで出かける。

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(キレイキレイになった新タイヤは、まだ見るも鮮やかな赤)

さて、飯をどこで食おうかちょっと迷う。
そうだ、先日行こうとして場所が突きとめられなかった新柴又の激安定食屋に行ってみよう。

水元桜土手→江戸川CRで、北総線の所で土手を降りる。
新柴又駅近くの住宅街にその店はあった(非常に分かりにくい)。
臥薪嘗胆の二文字を取った「臥嘗庵(がしょうあん)」が店名。
「臥嘗」だけの意味は、「臥(ね)る・嘗(な)める」なので、寝っ転がって、なめるように食べるということか・・・。

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(「臥嘗庵(がしょうあん)」の店構え。「洋風食堂」という位置づけであることが見て取れる)

入店すれば、既に二人の紳士が洋風のつまみをアテに酒を酌み交わしていた。
激安定食屋だという認識だったので、油煙に燻されて変色したメニューが壁に貼られているような光景を予想していたが、さにあらず。
店内は、新しくて綺麗である。
しかも、世知辛く口うるさい昨今にあって、珍しく全面喫煙可というのもありがたい。

「覚悟」はしていたものの、メニューを見てびっくり。
恐ろしく安いのだ。

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(ご飯物のメニュー)

定食屋の定番たる「ロースカツ定食」「生姜焼き定食」「牛焼肉定食」などがすべて500円。
私は、スタンダードな「生姜焼き定食」を注文。

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(500円の「生姜焼き定食」。ご飯は炊き込み。山芋とキャベツのお新香。つみれの味噌汁が付く)

味つけが、私にはやや塩辛いが、ウマイ。
この店と出会えたのは、今後とも、大変な収穫になると思う。
加えて、つまみメニューも充実してたので、いずれ、飲みに来たいものである。

大満足の私は、江戸川堤に戻って南進。
市川橋(国道14号)を渡って、左岸に出る。

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(江戸期からの江戸川筋の景勝の地。国府台の崖をのぞむ。ここで食後の一服)

野菜類を買い出すために、川辺から国府台の台地を越えて、「いしい農園」へ。

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(安くて品質の良い無農薬野菜を提供してくれる「いしい農園」)

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(自転車を停めるところはいっぱいあるので安心)

そろそろ顔馴染みにしてくれたようで、女将さんと話をする。
市川真間駅(京成線)の近くにも、新たに店ができたとのこと。

衣かつぎにすると美味しそうな里芋や、泥付の人参などを購入。

その後、隣接する英国風庭園を散策。

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(英国風庭園)

野菜をリュックに詰め、女将さんに飴数個をいただいて、「いしい農園」を後にする。

しかし、数百メーター走ったところの「じゅんさい池公園」で、さっそく一服。
ここに来ると、いつも想像力を掻き立てられる。
縄文時代の風景を思う。
この池は縄文期に深く入り込んだ入り江の名残。
その後、海が後退した結果、盲腸のように「池」として取り残されたわけである。

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(「じゅんさい池公園」。トイレ・自販機あり)

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(但し、園内は自転車走行禁止)

さてその後、再び国府台を北上する。
周知の如く、国府(こうの)台は、上代に下総国の国府(こくふ)が置かれた所。
当時はまだ海だった南側に突き出す細長い台地であった。
江戸川を要害とするこの台地の上に、軍政の拠点を築くのは、地政上のセオリーであろう。
事実、その後の時代になっても、この台地をめぐる激しい争奪戦が繰り広げられたし、江戸を占領したばかりの西軍(新政府軍)も、一時は、この台地上に「政府」を置こうという案があったぐらいであるから・・・。

舌状台地のご多分に漏れず、国府台上の道は複雑を極める。
私は、この矢切地区の台地の羊腸のような迷路に何度も挑んできたが、未だに掌握できずにいる。

道の探索がてら、台地上の道をあっちに行ったりこっちに行ったり・・・。
すると偶然、眼前に二本のイチョウの巨木が現れたので、慌ててブレーキをかける。

IMG_0468.jpg
(突然現れたるイチョウの巨木)

そして、二本の巨木の間からは、その奥の方に鳥居が見えたので、なるほど、神社の参道が続いていることが分かった。
私は、自転車を停めて、神社を訪ねてみることにした。
細長い参道には、不思議なほど雪が残っていた。
雪道を踏みしめて、私は歩いていった。

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(残雪の細長い参道)

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(先ほどと逆方向からイチョウを見る)

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(新しい鳥居をくぐると、11段の石段があって、小さな社が鎮座する)

「愛宕神社」(江戸初期に創建・市川市北国分)という社であることが分かった。

社殿そのものは、さほど特徴を感じないものだったが、私が気になったのは、この社殿が建っている直径15メートルぐらいの一帯だけが、周囲に較べて、ヘソのように盛り上がっていることである。

IMG_0472_20130124100211.jpg
(周囲から2~3メーター盛り上がっている)

社殿の近くに、この神社についての手書きの説明板が立っていた。
それによると、この社殿は江戸時代の初期(約350年前)に建てられたが、それ以前は、現在の石段の下あたりに、小さな祠(ほこら)があるだけだったと。
とすれば、戦国時代までは、参道入口のイチョウも社殿もなかったことになる。

江戸期の初めと言えば、このあたりが大々的に開墾され始めた頃で、それにともなって、農民もたくさん移住してきたであろう。
それに合わせて、この地域の鎮守として社殿が創建され、「神社」という位置づけになったにちがいない。

では、それ以前、どうしてここに小さな祠があったのか。
既に書いたように、この一帯だけが小高くなっていることなどから、古墳があったのではないかと私は推測する。
この塚が、人工的に築かれたものかどうかは発掘すればすぐに分かるのだが・・・。

市川市北国分のこのあたりは、いわゆる「国府」の北の外れにあたる。
当時、ここに古墳が築かれていてもおかしくはないであろう。

因みに、帰って調べてみたら、この「愛宕神社」大銀杏は有名で、市川市の天然記念物にも指定されていた。

こうして私は、巨木にお辞儀をして、その場を後にした。

そして、再び、迷路の探索。
それにしても、何とも無計画に住宅が建ち並んでいるように見える。
しかし、ちょっと分かったことは、住宅が等高線に沿って建っているということ。
だから、道が迷路のようについてしまうのか・・・。

途中、外環道路の工事現場に出くわす。
この古さびた歴史を持つ台地を、残酷に「開腹」するような無惨な光景であった。

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(外環道路工事の無惨な光景)

私は、松戸市内を抜け、葛飾橋を渡って、水元公園に戻る。
自販機で缶ココアを買って、ベンチで休憩。

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(水元公園で缶ココアを飲みながら、過去に思いを馳せる)

まだ社殿がなかった頃の「愛宕神社」一帯の風景を思い描く。
部分的に開墾された田畑にまばらな山林と家屋の広がる台地。
その中に、樹木を繁らせた塚が青々と目立っている。
そんな光景だったのではないかと・・・。

走行距離:29キロ(ACクロス)

テーマ:自転車 - ジャンル:趣味・実用
小さな旅(自転車)    Comment(8)   Top↑

Comment
ハリケーン Posted by kincyan
新柴又の食堂は、「当たり」だったようですね。500円定食の分量はどうでしたか。飲みに行くには南行徳からは電車で少し遠回りですが、一度訪問してみたいものです。昨日、この店と同じレベルの価格を維持する、有楽町ガード下の「八起」に行って来ました。ビールと日本酒4合、料理6皿で二人分で4400円。ありがたい店です。

ルービンカータの件は、その昔ボブ・ディランが歌にしていました。曲名も「ハリケーン」だったような気がします。レコード版で持っていましたが大阪の実家にあるはずです。懐かしい。

2013.01.25 Fri 05:02 URL [ Edit ]
ご飯大盛は無料のようです Posted by 断腸亭
kincyanさん

「臥嘗庵(がしょうあん)」の定食の分量は、普通です。
ただし、ご飯大盛は無料のようですので、次は大盛にします。
位置的に使い勝手のよい所にあります。
重宝なお店になると思います。

映画の中でも、ボブ・ディランの「ハリケーン」が何回もBGMとして使われていました。
ただ、ボブ・ディランなどの有名人が、ルービン・カーターの救済運動に乗り出したのはよかったのですが、その後、世の中から忘れられてからの獄中闘争こそがこの映画の眼目です。
2013.01.25 Fri 06:41 URL [ Edit ]
Posted by 相子
お早うございます。
毎度為になるお話を拝見させて頂きました。
何と言いましてもお若い。早起きで行動的。
興味も多々あり、食も旺盛です。
いけないのは煙草。出来たらお止めになった方が良いと思いますがね。
そうは言いましても自己責任ですから、余分なことを申す上げる失礼をばお許しください。
2013.01.25 Fri 10:31 URL [ Edit ]
市川紀行 Posted by テガ
「街道をゆく」を読んでいる気分です。
腹も減ってきました(笑)今日の昼飯は生姜焼きにしようかな・・・
良い店を教えていただきました。これと足湯で葛西方面に行く動機が増えました。ありがとうございます。

私は昨夜、新中野にあるインド人が調理するカレー居酒屋に出没、カレー味のおでんや煮込みをアテに焼酎をやっつけていました。この店「タモリ倶楽部」で紹介されていたのを観て爆笑、一度行かないかんと。面白い味でしたし安かった。ただし帰路が遠かった。車中爆睡。
2013.01.25 Fri 10:56 URL [ Edit ]
カレー Posted by kincyan
割り込み失礼

テガさん、私もその番組を見ました。家人と大笑いで見ていました。新中野だったんですね。確かに柏までは遠いし、南行徳からも少し遠い。面白そうなので、中央線沿線の友人と飲みに行く時の候補店としますよ(雨の日に行きます)。
2013.01.26 Sat 05:49 URL [ Edit ]
長年の悪習 Posted by 断腸亭
相子さん

叱咤激励のほど、ありがとうございます。

煙草は良くはないとは知りつつ、長年の習慣をなかなか止めることは難しいです。

でも、自転車を始めてから、本数が半減しました。
たぶん、ストレスが減ったためだと思います。
2013.01.26 Sat 17:39 URL [ Edit ]
自転車の旅は、「時空の旅」 Posted by 断腸亭
テガさん

そもそも歴史は好きなのですが、自転車に乗るようになってから、「現場」の重要性を思い知りました。
自転車を漕ぎながら、100年前の風景、1000年前の風景を想像するのが大好きです。
自転車は、「時空の旅」にはうってつけだと思います。

指標に置いている時代は、縄文時代と江戸時代ですね。

新中野(中野坂上)のカレー屋さん、面白そうですね。
近い内に行ってみます。
2013.01.26 Sat 17:44 URL [ Edit ]
なるほど Posted by 断腸亭
kincyanさん

コメント欄などというものは、宴席みたいなものなので、じゃんじゃん割り込んで下さい。

検索しました。
「カレー居酒屋やるき」。
http://tabelog.com/tokyo/A1319/A131903/13128504/

ランチもやっているようなので、行ってみますね。

そのうち、「神田川、その源流を求めて」サイクリングぞを企画したいと思ってます。
その際に、昼飯に寄るのも一考かと。


2013.01.26 Sat 18:03 URL [ Edit ]

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