日々の身辺雑記や考えたことなどを徒然なるままに書き連ねる「断腸亭日録」です。
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断腸亭日録~自転車日記
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2007.12.22 Sat
「討ち入り」にならいて
師走の初め、同僚の畏友(O蔵之進氏)から、以下のようなメールが舞い込んできた。
以下、苗字はイニシャルに変えて引用する。
因みに、N右衛門殿というのが私のこと。

>N右衛門殿
>
>念願の討ち入りの日取りが決まり申したので、ご一同にお知らせ申し上げ候。
>
>刻限 師走二十二日  朝四つ半(午前11時)
>所  両国駅改札口
> 
> 本所松坂町吉良邸討ち入り後、高輪泉岳寺の浅野候の墓前まで
> およそ三里を徒歩にて踏破の後、新橋にて打上。
>
> 義挙に加わるであろう義士
>
>  K保三郎 N右衛門 T久太夫 F一衛門
>
>O蔵之進拝

これに対し、私も擬古文調で以下のような返信をした。
それも、以下に引用する。

>O蔵之進殿
>
>O蔵之進殿並びにK保三郎殿より、義憤満腔なる招集の状をいただきし事、
>感謝を表するの言葉是無し。
>忠義を奮発するその日をば、今は唯、身の打ち震える心持以て、一日千秋の思い
>募るばかりにて候。
>
>腹蔵無く申し上げたきことありて、本状を差し上げたく候。
>当夜、葛飾郡金町宿近傍にて伴天連的忘年の会あり。
>日程の調整すべく腐心するも、是をばよく周旋すること能わず、討ち入りの日
>は、明るい内のみの参加となり候。
>
>世が世なれば、是、切腹に値する事ならむは、重々認識すべき事なれど、寛宥の
>情を以てお許しいただければ是幸甚の至りと存じ奉り候。
>
>本懐の日を待つ身に安寧あれかし。
>
>N右衛門拝

つまりは、O氏からの、1703(元禄15)年の旧暦12月14日未明、赤穂浪士たちが吉良邸に討ち入りした日のルートを散策しようというお誘いである。
それに対し私は、当日夜は葛飾区金町でクリスマス食事会があるので、明るい内だけ参加して、飲み会は出席できないという返信を書いたというわけである。

両国から泉岳寺まで。
約12キロを歩く。
平坦地なので自転車なら簡単だが、歩くというところが面白い。

朝起きてみると外は小雨がしとしとと降っている。
生憎の雨。
しかし、「討ち入り」とあっては、雨が如きで中止はできない。
赤穂浪士たちのことを思えば、雪こそ望まれて然るべきであるのだから。

集合場所の両国駅まで電車で行くか、自転車で行くか、かなり悩む。
雨が今後どうなるか、天気予報を見ても、判然としないからだ。

しかし、そこは「討ち入り」ぞ。
なまくらな心、絶えて許されまじ。
と、意を決して、自転車で出発!

幸いに雨あしは弱くなり、難なく両国に到着。
江戸東京博物館の駐輪場に自転車を止めて、両国駅へ。
まだ時間があったので、駅前の喫茶店でモーニングセットを食す。

結集せし同人は、男4名、女1名。
赤穂浪士の中に女性がいたという説はないが、そこんところは、まあ、ご勘弁。

さっそくに吉良邸跡に「討ち入り」、首級をあげるかわりに、近くの饅頭屋(「大川屋」)で「吉良饅頭」なるものを買って頬張る。
071222_1114~01

吉良饅頭

その後、しばらくは、義士たちが回向院に入れなかったことや、吉良の首を槍に刺して運んだことなどの、今日の日に相応しい雑談をしながら、元禄15年と同じルートを歩んだ。
回向院

しかし、それもしばらくの間で、蕎麦屋の前を通れば、鴨焼きで一杯やりたいという浪士あり。
ラーメン屋の前を通れば、寒いので食べないかという浪士あり。
足が痛くなってきたので、どこかで一服入れないかという浪士あり。
そしてついに、森下町に至ったときに現れた「深川めし」の看板には、浪士一同、しばし立ち止まり、顔を見合わせた。
「腹が減っては戦ができぬ」という一声に、ルートを大きく左にはずれて、深川めしを喰わせる店にすたすたと歩き出す。
071222_1334~01

割烹みやこ」。
いかにも老舗風である。
深川めしを「食べ」に来たはずだが、店に入るなり注文したものは、熱燗6本、イカの塩辛、ミル貝の刺身、牡蠣酢、厚焼き卵などである。
熱燗とっくりもどんどん空になり、一同、身体も心もやたらに大きくなって、「今度は、上野から流山まで新撰組のルートを歩こう」だの、「いや、それでは生ぬるい。いっそ、会津まで行って、白虎隊が自刃した場所で杯を上げよう」だの、まだ今日の目的も果たしていないのに、気炎だけは豪勢である。
唯一の女性浪士(岩手の造り酒屋の娘さん)も、片膝を立てて、杯を呷っている。
仕舞いには、「今日は、この店をもって終了とし、後はまた来年といういうことに・・・」などと言い出す浪士まで出てくる始末。
深川めし

しかし、そこはそれ、大石内蔵助格のO氏が、こんこんと説諭し、一同、気を取り直し、座を立って、店を出て、再び決然と歩き出す。
071222_1409~01

永代橋を渡り、浅野内匠頭邸跡を訪ね、築地本願寺の脇を抜け、新橋駅では、浅野内匠頭が切腹した田村邸の近くで「切腹最中」を買った。
071222_1343~01

浅野内匠頭

築地本願寺

切腹最中

こうして、新橋駅まで着いた時点で、私はそろそろ金町に向かわなければならないので、一同に「本懐」を託し、電車(早籠)で両国まで戻り、雨の中、自転車(馬)に乗って帰ってくる。

その後は、金町のフランス料理店で、特上クリスマスディナーに舌鼓を打つことになるのだが、詳しいことは、呑ちゃんのブログにお任せすることにして、ここでは、料理の写真を何葉か掲載するに留めたい。
ミモザ

今日もまた、本当に充実した一日だった。

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本日の走行距離:33キロ(両国駅往復+外食往復)
今月の積算走行距離:484キロ
11月以降の積算走行距離:951キロ
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朝食:コーヒー+野菜ジュース+バナナ+ヨーグルト(家)
朝食2:モーニングセット(両国駅西口前「両国テラス」
昼食:深川めし定食+ミル貝刺+熱燗(森下「割烹みやこ」)
夕食:クリスマスディナー(「ミモザ」金町)
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