日々の身辺雑記や考えたことなどを徒然なるままに書き連ねる「断腸亭日録」です。
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断腸亭日録~自転車日記
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2012.04.14 Sat
葛飾区の旧佐倉街道を走る~「絵図から見たいちかわ展」
市川歴史博物館」で、特別企画として開催中の「絵図から見たいちかわ」展(江戸明治期の市川絵図・地図資料を展示)を見に行くことにした。

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(「絵図から見たいちかわ」展のポスター。5月27日まで。入館料無料)

水元から「市川歴史博物館」(市川市堀之内)に行くには、葛飾橋を渡って、松戸を南東へと抜けるのが一番近いのだが、この日は、せっかく市川まで出るのだから、かねてより気になっていた葛飾区内の「旧・佐倉街道を辿ってみたくて、ちょっと大回りをすることにした。

江戸期以降、日本橋から東北方向に走っている街道としては、もちろん、奥州街道がいわば「本道」だが、千住宿で水戸街道が分岐する(さらに、宇都宮で日光街道が分岐)。
その水戸街道だが、亀有宿で中川を渡ってから、新宿(にいじゅく・葛飾区)で、さらに佐倉街道帝釈道が分岐する。
その分岐点は、現在の「中川大橋東」(国道6号線・地図)の交差点付近である。

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(旧水戸街道沿いに建っている「帝釈道」の道標。明治30年建立)

佐倉街道は、そもそもは、将軍を含めた幕府の要人や大名(参勤交代など)が江戸佐倉間を往来するための道であったが、江戸中期以降、民衆の間で成田山参りが盛んになってからは、佐倉から成田への直結道と化したため、むしろ、「成田街道」と呼ばれることが多くなった。

ただ、明治期になって、佐倉藩が解体され「佐倉県」となってからも、第一軍管区東京鎮台の歩兵第2連隊が置かれるなど、千葉県では、佐倉は要衝の地であり続けたため、佐倉街道も主要幹線道の座を維持していたが、多分、戦後になって、国道6号線の東向島~四つ木間が開通したことによって、葛飾区内を通る佐倉街道は幹線道路の座から生活道路に転落したものと思われる(これと同時に葛飾区内の荒川→亀有間の旧水戸街道もその存在を忘れられた)。

さて、今回は、水戸街道から分岐するところから「市川関所跡」までをご紹介しよう。
というより、市川から先の佐倉街道は、船橋付近までは千葉街道(現国道14号線)と同一なので、わざわざ取り上げてみる必要もないのだが・・・。

なお、このルートは、中川から市川橋(江戸川)へ抜ける、自転車でも走りやすい最短ルートでもあることも書き添えておこう。

まず、経路地図を示しておこう。


(佐倉街道。水戸街道からの分岐点から市川関所まで)

先ずは、国道6号線沿いの「中川大橋東」交差点の旧佐倉街道西端入口から入ってみよう。

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(「中川大橋東」クルマが止まっている正面の道が旧佐倉街道入口。南に向かって撮影・地図

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(旧佐倉街道に入る。いかにも旧道らしくわずかに道がくねっている。一通路につき、走行注意)

500メーターぐらい道なりに南進すると、道幅が急に広くなる十字路(地図)が現れる。
そこを左折する。

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(道幅が広がる十字路で左折。角に小さな蕎麦屋あり・地図

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(その十字路を左折すると比較的大きな通りにぶつかるが、そこを右折する・地図

ここの曲がり角をクリアーできれば、あとは道なりに進めばよい。
すぐに「新金貨物線」の踏切が見えてくる(地図)ので、そこを渡る。

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(「新金貨物線」の踏切を渡る)

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(踏切を渡ると、3差路が現れるが、ここは真ん中の道を直進)

踏切を渡って300メートルぐらい進むと、左側に、大きくはないが、なかなか風格のある寺が現れる。
祟福寺」(葛飾区高砂7丁目)である。

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(佐倉街道筋の「祟福寺」)

祟福寺」がここに建立されたのは、つい最近の1928(昭和3)年のことだが、元々は、日本橋浜町に建立されたのが「明暦の大火」(1657年)で焼失したため浅草に移転し、さらに関東大震災で被災して当地に移転して現在に至る。

かくほどさように新しい寺ではあるが、その鐘楼は一見の価値がある。

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祟福寺の鐘楼)

この祟福寺から400メートルぐらいさらに道なりに進むと信号機のある交差点(「高砂8」・地図)に出る。

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(「高砂8」の交差点・地図

この交差点の一角には、おむすびやお総菜で有名な老舗「伊勢屋」がある。

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(「伊勢屋」)

ここのおにぎりは種類も多くて大変に美味しいので、自転車乗りなら、3つぐらい買っておいて、後で江戸川堤で食べるのもよかろう。
因みに、この交差点を左折して道なりにしばらく走れば、柴又帝釈天に至る。

さて、佐倉街道を辿るわれわれは、ここも断固として、道なりに直進しよう!
しばらく走ると、京成金町線の踏切が現れるので、それを渡ると、右側には「京成自動車学校」、左側には「葛飾区立桜道中学校」が見えてくる。

この「桜道」中学校という校名(1948年に命名)は、明らかに、「佐倉道(さくらみち)」をもじったものだが、この中学校を過ぎたあたりから、図ったかのように素晴らしい桜並木が現れる。

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(桜道に変貌する佐倉道)

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(「さくらみち」界隈の地図板)

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(「親水さくらかいどう」=旧佐倉街道の石碑)

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(「親水さくらかいどう」の説明板)

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(「親水さくらかいどう」の「さくら」は、もちろん、桜と佐倉を掛けているのであろう)

この「親水さくらかいどう」と称する事実上の旧佐倉街道(最近、よく聞く言い回しを使ってみました)は、さらに北総線高架をくぐって、柴又街道を渡り、江戸川土手(右岸)とぶつかって終わる(地図。因みに、柴又街道を渡って少し進んだところで、葛飾区から江戸川区に入る。このあたりの区境は何故か入りくんでいるのだ)。

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(江戸川土手にぶつかる・地図

ところで、その少し手前の右手に、ちょっと風流な門のようなものが建っていて、立派な石垣が見えるが、これが「上小岩親水緑道」の入口である。

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(「上小岩親水緑道」の入口)

この「上小岩親水緑道」(江戸川区)は、南北約1キロにわたる遊歩道で、夏の散策には適しているし、自転車も通行可なのだが、狭くて走りにくいのでお勧めできない(なお、江戸川区内には、この種の親水緑道が多いことも書き添えておこう)。

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(「上小岩親水緑道」入口付近)

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(「上小岩親水緑道」)

さて、往時の佐倉街道は、この先は、現在の江戸川土手のあたりを通っていたのだが、土手の改修工事のため消滅してしまっている。
徒歩者なら、近くの階段を使って土手に上がればよいのだが、自転車だと大変なので、ここでは、自転車でも走りやすい疑似佐倉街道(「佐倉街道」と私が称する事実上の普通の道)をご紹介しよう。

江戸川土手に寄って行くと、次の写真のような3叉の道が現れる。
この真ん中の道を道なりにどんどん走って行こう。

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(3叉の道。真ん中の道を道なりに)

この道は、江戸川土手下を走る道で、見上げると交通量の比較的多い車道(「篠崎街道」)が見える。

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(土手下の道。向かい風の強い日なぞは、江戸川CRよりも快適)

この土手下の道をしばらく走ると、土手上の篠崎街道が内陸方向に曲がり込んでくるものだから、「唐泉寺」(江戸川区北小岩・地図)のところで土手下の道も逸れてしまう。

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(向かって右手に見えるのが「唐泉寺」)

そこで、「唐泉寺」を通り過ぎて一つ目の路地を左折する。

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(「唐泉寺」を通り過ぎて一つ目の路地を左折。自転車のオジサンがいる道に入る・地図

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(すると再び土手下の道が復活)

こうして、さらに土手道を1キロほど直進すると、京成線の鉄橋の手前に土手に上がるスロープが見えてくるので、このスロープを登る。

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(土手に上がるスロープを登る・地図

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(土手の上に登ったところ。川の向こう岸に見える緑が国府台)

あとは、市川橋(国道14号線)を渡って、右岸を土手沿いに少し走れば、今回の終点である「市川関所跡」が見えてくる。

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(「市川関所跡」。小岩側を望む。前面に見える鉄橋は京成線)

この市川の関所は、「市川の渡し」があった場所である。
江戸と下総を往来するためには、必ずどこかで江戸川を渡らなければならないわけだが、この渡しの歴史は大変に古く、上代の「古東海道」の頃には既に設置されていた可能性がある。
しかも、この渡しは、現在の「市川橋」の前身である「江戸川橋」が1905(明治38)年に架橋されるまでは、実に千数百年の長きに渡って現役であり続けたわけである(この架橋もまた、葛飾区内の佐倉街道衰亡の一因でもある)。

市川関所
(江戸期の「市川の渡し」。手前が小岩側で向こう岸が市川側)

さて、こうして私は、「絵図から見たいちかわ」展(江戸明治期の市川絵図・地図資料を展示)に行ったわけだが、それについては、ここでは詳述するに能わず。

地図や歴史の好きな人にとっては興味深い展示会だが、そうでない人には面白くも何ともないであろうとだけ書いておこう。

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(「絵図から見たいちかわ」展)

この日の走行距離:45キロ

この項、了。

テーマ:自転車 - ジャンル:趣味・実用
小さな旅(自転車)    Comment(8)   TrackBack(0)   Top↑

Comment
Posted by NOB
どうもです~!
昨日はお疲れ様でした~!
色々なところを探索されてますね(笑)
最近、続くが多いですが、連載は大丈夫ですか? もうかなり連載が溜まっている気もします。まるで、有名作家のように(笑)
2012.04.16 Mon 07:04 URL [ Edit ]
面白い! Posted by
ごぶさたしてます。
で、これは面白いです。
ぜひぜひ、続編希望です。
最近、自分もこんな感じなもので、だから、なおさら面白い!
2012.04.16 Mon 08:21 URL [ Edit ]
走行のしやすさ Posted by kincyan
忘れ去られた旧道が走りやすそうだというのは判っていましたが、人に聞くまではルートそのものを具体的に探し出すことはしませんね。このルートは私にとってお宝です。今度水元に行くときに、わざわざこのルートで回り道してみますよ。

続編お待ちしております。
2012.04.18 Wed 05:56 URL [ Edit ]
ご返事、遅くなってすみません Posted by 断腸亭
NOBさん

ご返事、遅くなってすみません。

そうなんです。
書くべきことは多いのですが、なかなか書けなくてすみません。

明日あたりは時間がとれそうなので、続きを書きますね。
2012.04.18 Wed 08:18 URL [ Edit ]
面白い企画ですね Posted by 断腸亭
tkoさん

こちらこそ、ご無沙汰してます。
tkoさんのページも拝見しました。
http://tkobbq.blog75.fc2.com/blog-entry-625.html
すごく面白い企画ですね。
熟読して参考にさせていただきます。

ちょっと写真が足りないので、明日、もう一度走ってみて続きを書きますね。
2012.04.18 Wed 09:00 URL [ Edit ]
葛飾区内の旧道 Posted by 断腸亭
kincyanさん

そうなんです。
葛飾区内の旧道は、自転車でも走りやすい場合が多いんです。
特に、この旧佐倉道には、桜並木や古い町並みが多くて、走っていて楽しいですよ。

取り損ねた場所の写真を撮影して、明日には続きを仕上げます。
2012.04.18 Wed 10:39 URL [ Edit ]
散ポタルート! Posted by dadashin
さくら街道+葛飾、これは知りませんでした。渋いルートですね。こんどトレースしてみます。
2012.04.27 Fri 08:29 URL [ Edit ]
重宝な道 Posted by 断腸亭
dadashinさん

この古道は、市川方面から墨田に抜けるのに重宝かと思います。
途中は、葛飾でも古い街並みが残っている地域なので、走っていて楽しいのではないでしょうか。
そう言う意味では、dadashinさんの嗜好に合致しているかも。
2012.04.27 Fri 19:10 URL [ Edit ]

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