日々の身辺雑記や考えたことなどを徒然なるままに書き連ねる「断腸亭日録」です。
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断腸亭日録~自転車日記
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2011.09.16 Fri
甲信ツーリング2~御坂峠を越える~「通行止」の看板に愕然
二日目(9月7日)

5時過ぎに宿で目を覚ます。
身支度をして、6時半に出発。
富士山頂には雲がかかっているが、高原らしい清涼な大気である。

先ずは、河口湖まで降りて、湖のぐるりを走ってみる。
最後にここに来たのは10年ぐらい前だろうか。
その時は、風の強い日で、帽子を押さえながら湖畔の遊歩道を歩いたことを思い出した。
人間の記憶は、多分に場所と結びついているものなので、その場所に立ってみないと蘇らない記憶があるものである。

IMG_0056_20110915180130.jpg
(河口湖畔。前方に見える橋は河口湖大橋)

湖畔で地図を広げて、今日の路程を確認する。
今日の宿は、下諏訪に取ってある。
だから、甲州から信州に抜けなければならないが、このためには、どこかで必ず山越えをしなければならない。
富士五湖から縦に抜けるルートは、主として3つある。

1.河口湖から国道137号線→県道708号線で御坂(みさか)峠を越える(旧鎌倉往還)
2.精進湖から国道558号線→県道113号線(精進ブルーライン)
3.富士五湖周回道で本栖湖まで出て、国道300号線で身延線沿いに出て、富士川を遡る。

いずれも、笛吹市あたりに出るのは同じだが、私が選択した道は、1の「御坂峠」(旧鎌倉往還)である。
理由は、はっきりしていて、トンネルが少ないということである。

トンネルというのは、何と言ってもこの世で一番つまらない道だし、幹線道クラスのトンネルを抜けるのは、自転車にとっては命がけであるからだ。
もちろん、トンネルのある付近には、大概、トンネルが作られる以前までに使っていた峠越えの旧道があるものだが、現在は廃道も同然で、草木に被われてしまって、自転車での走行がままならない道も多く、現場に行ってみないことには分からないのである(ただし、トレッキングには適している)。
まあ、当然と言えば当然だが、一般的な法則としては、古い道ほどトンネルは少ないということになる。

先ずは、その河口湖から甲州街道中穴山付近までの地図を示しておこう。



河口湖大橋を渡る。
全長500メートル。
マイカーブームが本格化した1971年に完成し、2005年までは有料道路だったそうである。

IMG_0060_20110916082150.jpg
(河口湖大橋から)

IMG_0058_20110916082749.jpg
(河口湖大橋から。背後の富士山は、雲がかかっていて山容は拝めず)

そう言えば、まだ朝飯を食べていなかったので、峠越えの前に、コンビニに寄って、暖かいおでんを食べる。
大分気温が低くて、出がけから防風衣を着ていたぐらいである。

こうして私は、国道137号線を上り始めるが、朝の出勤時とあり、かなりの交通量である。
富士五湖近辺の人の中には、甲府方面に通勤している人も多いのかもしれない。

IMG_0063_20110916083430.jpg
(国道137号線の待機所で休憩。交通量の多さに辟易)

IMG_0061_20110916083550.jpg
(しかし、そこからは、雲間から富士が透かし見えた)

しばらく登っていくと、新道(国道137号)と旧道(県道708号)との分岐点にやって来る。

IMG_0064_20110916094821.jpg
(新道・直進と旧道・右折との分岐点の手前)

ここまで来れば、安心である。
ほとんどのクルマは、早いがつまらない国道のトンネルの方に流れて行くはずなので、旧道を行く私は、風景を楽しみながらのんびりと坂を登っていけばよいのである。

そう思いながら、目の前に現れた一枚の看板に私は愕然とする。

IMG_0065_20110916213346.jpg
(旧道通行止を知らせる看板)

つまりは、山頂(御坂峠)までは行けるが、甲府側に下る道が通行止だというのだ。
困った!
私の場合、もちろん、御坂峠に行くのも目的なのだが、それと同じぐらい、峠を越えて、あちら側に行く必要があるのだ。
どうしよう。
私は、国道のトンネルの様子を探ってみることにした。
交通量が多くて写真を撮ることはできなかったが、申しわけ程度の歩道しかない恐ろしげなトンネルで、しかも、距離も3キロもあるではないか。
ぽっかりと開いた悪魔の黒い口。
このトンネルを通れば、10%ぐらいの確率で事故にあい、この旅が終わるか、あるいは、人生までもが終わりになりそうな気がした。
いっそのこと、もう一度河口湖まで降りて、別のルートで山越えをすることにしようか。
でも、そちらのトンネルの状況も分かったものではない・・・。

考えてばかりいても仕方がないので、旧道の入口まで行ってみた。

IMG_0066_20110916214711.jpg
(旧道「御坂みち」の登り口。「本日 天下茶屋商い中です」の看板あり)

「本日 天下茶屋商い中です」という何事もなかったかのような看板。
「天下茶屋」というのは、ご存知の方も多いかと思うが、太宰治の「富嶽百景」(1939年作)にも出てくる、昔から御坂峠に鎮座する有名な茶屋のことである。
ただ、「天下茶屋」が本日営業しているということと、先の通行止の看板は矛盾しない。
看板にも、ちゃんと山頂(=御坂峠=「天下茶屋」)までは「行ける」と書いてある。
しかしというか、しかもというか、「本日 天下茶屋商い中です」の看板自体、どう見ても常設的なもので、「本日」取り付けたとは考えにくいので、もしかしたら、「天下茶屋」も商いをやっていない可能性すらあるだろう・・・。

私はしばし考えた末に、決行するべしと決断した。
もし、道路が崩壊していたとしても、自転車なら通れるかもしれない。
もし通れなかったら、自転車を担いで山の中を迂回しよう。
そしてもし、工事関係者の人にそれさえも制止されたら、「私は、苦労して峠を越えてきたのです。今、ここを通してもらえなければ、親の死に目に会えないことになるんです」というような浪花節風な言い訳をして、材木なりなんなりで橋を拵えてもらっても断じて通してもらおう!
そう考えると、嘘のように、実にすっきりとした気分になった。
「腹をくくる」というのはこういうことかしらん。

(次の記事に続く)

テーマ:自転車 - ジャンル:趣味・実用
旅(自転車)    Comment(4)   TrackBack(0)   Top↑

Comment
ところで Posted by kincyan
地図の話が出ましたが、どんな地図を持ち歩いておられるのですか。私は、昔は自動車用の道路地図をコピーして持ち歩いていましたが、今はソニーのnav_uに頼っております。しかし、惜しいかな一覧性に欠けます。国土地理院の地図を折り畳んで持ち歩いておられるとかでしょうか。
2011.09.16 Fri 12:10 URL [ Edit ]
地図等について Posted by 断腸亭
kincyanさん

kincyanさんのお使いのその地図のことは存じ上げません。
私は『ツーリングマップル』(昭文社)というオートバイ用の地図帳(14万分の1)を愛用しております。
当該箇所だけ拡大コピーして持って行きます。
後は、現地に行ったら、観光案内所などで、観光地図をかき集めてあわせて参考にして、その地域を通り過ぎて不必要になったら、重いし邪魔なのでどんどん捨ててしまいます。
あとは、方位磁石。
私の場合、これがないと旅ができません。
詳しくは、以前に書いた次の記事あたりを参考になさって下さい。
http://danchotei.blog75.fc2.com/blog-entry-570.html
ただしこれ、あくまでもワタシ流です・・・。
2011.09.16 Fri 21:00 URL [ Edit ]
南無三! Posted by たすけ
もぅ、やぶれかぶれというか
ワクワクしますねぇ~(笑)

自分の信じた決断にすがるしかないですね
(^人^)オネガイ...通させて。
2011.09.16 Fri 23:12 URL [ Edit ]
破れかぶれでした Posted by 断腸亭
たすけさん

そうなんです。
まさに破れかぶれでした。
でも、妙な自信がありました。

でも、旧道の峠道では、こんなことはよくあることだそうです。
事前に調べればよいのですが、事前に調べると面白くないですね。
2011.09.17 Sat 06:35 URL [ Edit ]

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