日々の身辺雑記や考えたことなどを徒然なるままに書き連ねる「断腸亭日録」です。
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断腸亭日録~自転車日記
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2011.09.13 Tue
甲信ツーリング1~富士山5合目に挑むが挫折
1日目(9月6日)

初日の行程には出がけまで悩む。
当初は、大月駅まで輪行して、河口湖経由で富士山に登る計画だったが、これだと、5合目まで登れたとして、獲得標高が1900メートルにもなってしまい、自分には無理そうに思えた(しかも、大月駅から河口湖までは、走りにくそうな国道である)ので、河口湖駅まで輪行することにする。
河口湖駅からなら獲得標高は1400メートル程度なので(過去には1日に獲得標高1600メートルなら走ったことがあるし)、何とか登れるかもしれないと思ったのである。
(参考までに、葛飾区から国道6号線→国道356号という利根川沿いのルートで銚子まで走った場合の獲得標高(上り)は132メートルで、距離は116キロである)。

おあつらえ向きのダイヤが見つかった。
中央線が富士急に乗り入れている便があって、これならば、乗り換え1回で河口湖まで行ける。

東京 06:34発 - 河口湖 09:26着
乗り換え回数:1回
所要時間:2時間52分
料金:2,560円

●東京
|  6:34発
|    JR中央線(中央特快)[高尾行]58分
|  7:32着
○高尾(東京)
|  7:47発
|    JR中央本線(普通)[河口湖行]39分
↓大月
|    富士急行(普通)[河口湖行]51分
| △9:26着
■河口湖

東京駅までは自走。
平日6時過ぎの東京駅は、既に乗降客が多いが、始発便なので輪行でも問題はない。
しかも、中央線の車輌は、中程に、必ず車椅子のスペースがあるのが心強い。

IMG_0019_20110913050753.jpg
(東京駅ホーム。車椅子車輌の前で陣取る)

高尾駅で乗り換え(1・2番線ホームの改札の近くにトイレ有り)。

IMG_0022_20110913053643.jpg
(高尾駅ホームの巨大な天狗頭像)

例によって、地図と車窓の風景を見比べているうちに爆睡。
気がついてみると、河口湖駅に着いていた。

IMG_0023_20110913055115.jpg
(河口湖駅頭で、自転車を組み立て中)

因みに、今回使用した自転車は、ロードバイク。
フレームとフォークは鉄製(クロモリ)。
2×9速(F:50-34t、R:14-28t)。
ホイールについては、ツーリングの際には、やや重いけど頑丈だと思われるシマノWH-RS20を使用することにしている。
装備品;リュック(18リッター)、フロントバック(4.5リッター)、サドルバッグ大(約2リッター)、ヒップバッグ(約1リッター)、トップチューブバッグ、ボトルケージ2、前照灯2、後照灯1、スピードメーター。

IMG_0231_20110913055609.jpg
(今回の自転車と装備品一式。斑尾高原にて撮影)

さて、自転車を組み立てた私は、河口湖駅で周辺地図をかき集めて、富士スバルラインを目指して走り始める。

この日に走ったルート地図を示しておこう。
と言っても、単純すぎて余り面白くないかもしれない。



朝からおにぎりとサンドイッチしか食べてないのでやや空腹を覚えたが、生憎、まだ店はどこも開いておらず、仕方なく、そのまま富士スバルラインに向かうことにする。

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(県道707号を上り始める。ちょうど、山頂がぽっかり姿を現した)

一直線に登る坂がず~っと続く。
鬱蒼たる樹海を巨大なバリカンで刈り上げたような道で、たまに前方に富士の山容が見え隠れするが、遠景はまるで見えない。

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(一直線の登り坂。動物の飛び出し注意の標識が至る所に立っていた)

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(道の両側は、鬱蒼たる樹海が広がっている)

富士スバルラインは、有料道路なので、料金所があるはずなのだが、なかなか現れない。
料金所(1087m)の所に到着したときには、既に息も絶え絶えで、こんなことで5合目まで登れるだろうかと心配になる。

料金所で200円(往復分)を支払う(因みに、普通車は2000円。料金表)。
徒歩者は無料のようなので、樹海を回り込んで自転車をどこかに隠しておけばタダになるが、樹海に迷って遭難する恐れがあるので、とてもお勧めできない。

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(200円の通行券。無駄にならなければよいが・・・)

スバルラインの道は、はっきり言ってつまらない。
全然視界が開けないので、いつ見ても同じ光景(樹海)が展開するだけで、精神的にも倦怠感が襲ってくる。
直線道の斜度が厳しい上に、今走っている所が、先ほど走った所であるような錯覚が常につきまとう。
連峰を縦走するような道は、風景が多彩で走っていて楽しいのだが、富士山のような巨大な独立峰の場合、その広大な裾野を登ることになるので、どうしても風景が単調になるのかもしれない。

気温は低い(20度ぐらい)が、容赦ない上り坂のため、汗がだらだらと流れ出す。
それでも、不意に坂が心持ちなだらかになったかと思うや、忽然と休憩所(「P」)が現れた。

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(「1合目下駐車場トイレ」。標高1294m)

腹が減っていたので何か食べる物を売っていればと期待したが、自販機すらなくて、あるのは立派なトイレのみ。
1合目「下」駐車場トイレということは、この少し先に「1合目」があるということか。

34t×28tでぜいぜいと登っていくと、ついに「1合目」の看板が現れた。

IMG_0032_20110914081213.jpg
(「1合目」。1405メートル)

この「1合目」は、河口湖からの標高差約600メートル弱なので、ほぼ筑波登山(つつじヶ丘)の獲得標高に等しい。
そう言えば、疲れ方も、筑波と同じぐらいかな。
とは言え、看板の英語の表記にあるように、ここはまだ「ファースト・ステップ」に過ぎないのである(何故か、受験の参考書のことを思い出す)。

ここからも頑張って、「2合目」「3合目」と上り続ける。
平日なので、交通量は多くはないが、たまにクルマやバイクが轟音を唸らせて駆け上がっていく。
風景は相変わらずで、道の両側は、自殺願望を駆り立てるかのような樹海、樹海、樹海。

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(路側帯が狭いので、休憩は樹海の縁で取るしかない)

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(「2合目」。1596メートル)

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(樹海の樹に自生したキノコ。空腹だったので、美味しそうに見えた)

「2合目」から100メートルほど上がると、何となく明るくなって、視界が開け始める。
嬉しくなってペダルを回す速度も上がる。
すると、目の前に休憩所が現れる。
「樹海台駐車場」(標高1615メートル。トイレ有り。自販機と売店はなし)である。

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(「樹海台駐車場」からの眺め)

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(「樹海台駐車場」からの遠望。下に見えるのは、本栖湖であろうか)

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(「樹海台駐車場」からは、富士の山頂も見えた)

ずっと樹海地獄の中を走ってきた私としては、目の前のパノラマ的な眺望を前に、やっと溜飲が下がったような思いだった。

写真を撮っていると、一台のクルマから女性(30歳代ぐらいかな)が降りてきて、突然、私に話しかけてきた。
「よく頑張りましたね~。すごいですね~」。
聞けば、韓国から観光で来たのだという。
私も片言の韓国語で話そうとするが、彼女の方がはるかに日本語が上手かったので、すぐに日本語だけの会話となる。
彼女(ソウル在住)も、自転車(ロード)乗りで、済州島(チェジュド)一周サイクリングなどを度々やっているのだという。
春先に、済州島の降り坂で大転倒(ジャックナイフ)をやらかして、しばらく自転車に乗っていないのだという。
私も、済州島には何回か行ったことがあるので、しばし、話が弾む。
韓国の公道は、見るからに自転車には地獄道(右側通行だし)だが、済州島なら走っても楽しいだろうな・・・。

「樹海台駐車場」で気分転換ができた私は、また、心機一転、坂道を上り始めた。
標高1700メートルを過ぎたあたりからだろうか、樹海が薄くなってきて、心持ち視界が開けてきたようだ。

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(標高1700メートルあたりから視界が開け始める)

「樹海台駐車場」からしばらく登ったところで、やっと「3合目」の看板が姿を現す。

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(「3合目」。標高1786メートル)

この「3合目」からが大変だった。
休憩しても、だんだんと足が回復しにくくなってくる。
心肺力にはまだ多少余裕があっても、足に力が入らないというか、一向に言うことをきかなくなる。
なるほど、これが、世の自転車乗りの言う「足が売り切れる」という現象なのか。
仕方がないので、漕ぐ・押す・休むを繰り返しながら、さらに上り続ける。

気がついてみれば、麓から携えてきた1リットルのお茶も空っぽになっているし、かなり空腹感を覚えもした。
もしかしたら、軽いハンガーノック状態だったのかもしれない。
補給食料を何も持たずに上がってきたのは、我ながら、大変な不覚をとったものである。

下の方からたまに見かけた標識に目がとまった。
これまでは気にもかけなかったが、疲れてくると、こういう物に何らかの手がかりを見出そうとするものである。

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(途中の標識)

なるほど、これは「麓の始点から19キロ地点で、斜度7度、標高1870メートル」を意味するのだと納得する。

そして、ついに限界がやってくる。
これ以上無理をすれば、明日以降の旅に支障をきたすのではないかという恐れを感じるようになってきた。
標高2020メートル地点の看板まで来たとき、今日はここまでと見切りをつけることを決心した。

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(標高2020メートル地点。ここで登るのを断念する)

後で分かったことだが、2045メートルの「4合目」までは、わずか25メートルであった。

さて、防風衣を着込んだ私は、さっそく山を降り始めるが、寒くて仕方がなくなり、合羽のズボンを履いて、手袋も重ねることにした。
とにかく凄まじい降り坂で、ハンドルの振動で手が痺れてくる。
下ハンを掴んでブレーキレバーを引く手も、途中で何度もつりそうになる。

麓に降り立った私は、予約してあった河口湖のホテルに急行。
入浴と洗濯を済ませて、隣接する食堂にすべり込んで、馬のモツ煮込みでビールと焼酎を呷った。

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(私の好みのタイプの食堂。「土浦食堂」だったかな?)

疲労困憊で、自転車を宿の部屋(4F・エレベーターが極小)まで持って上がる気力もなく、ベッドの上で焼酎のグラスをもったまま寝込んでしまったようである。

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(宿の裏手の野外に自転車カバーを掛けて駐輪。100円ショップカバー輪行法は、こういう時にも応用がきくものだ)

この日の走行距離:67キロ(獲得標高:1187メートル)

一日目了。

テーマ:自転車 - ジャンル:趣味・実用
旅(自転車)    Comment(6)   TrackBack(0)   Top↑

Comment
お帰りなさい。 Posted by しゃあ あずなぶる
突然の終了でしたが、無事の帰還、なにより。
お疲れ様でした。
2011.09.13 Tue 08:27 URL [ Edit ]
直行便 Posted by kincyan
おお、素晴らしい、河口湖への直行便があったんですね。寝ていても寝過さないというのは良い便です。私も輪行を行うようになり、自転車をスムーズに運べる便には敏感になりました。混まない時間帯も要注意ですよね。

富士山周回コースを行くときには、この電車ルートを参考にしようと思います。(決して山登りは試みません^^;)
2011.09.13 Tue 13:12 URL [ Edit ]
ふわふわしてます Posted by 断腸亭
しゃあさん

突然、旅が途絶してしまったので、ふわふわしてます。
まだ、旅の途上にいるような感じで・・・。
どうしましょう?
2011.09.13 Tue 21:46 URL [ Edit ]
富士は遠くにありて・・・ Posted by 断腸亭
kincyanさん

新宿から特急に乗るよりも、何となく安心できます。
富士の周回、私もやってみたいです、というより、富士山というのは、遠くから眺めた方がいいものだということを、今回、痛感しました。
2011.09.13 Tue 21:50 URL [ Edit ]
先達はあらまほしき・・・ Posted by たすけ
あと25mですか!?
でも標高差25mでも、4合目大沢Pまでの距離はまだまだあったのでしょうね。

記事を拝読して、下りは回生ブレーキで低速走行可能な電動アシストならどうなの?
と思いあちこちネットサーフィンしたら...
かなりうまく使ってもおよそ1合目につき電池1本使うようで
5合目までは電池5本の必要ってやっぱ大変ですね^^;

補給食を携行していなかったとは、断腸亭さんらしからぬミスでしたねぇ。
でも失敗談こそ先達はあらまほしき・・・で、大変参考になりました(^^;)
2011.09.14 Wed 18:38 URL [ Edit ]
反省 Posted by 断腸亭
たすけさん

輪行の場合、目的の駅に着くと、それまで長い間「箱(車輌)」の中に閉じこめられていたせいか、一刻も早く走り始めたいという欲求が強くて、ついつい補給食を調達する等の準備を怠ってしまいまいがちです(反省)。

下りの際の重力を利用した発電機構は、いずれもっと良いものが開発されるような気がします。
モーターのような動力機を動かすための電力を確保するのはかなり困難でしょうが、携帯電話や自転車用ナビなどの充電に使うぐらいの電力を賄うことなら可能だと思います。
事実、ダイナモによる発電と充電機構を備え、USB端子まで付いている自転車も登場しました。
http://blog.cycleroad.com/archives/51826775.html

電動自転車の開発は、ゆくゆくは、道交法との抵触がネックになるような気がします。
十分な走力を持たせようとすると、原付バイク扱いになりかねませんからね。
2011.09.15 Thu 06:21 URL [ Edit ]

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