日々の身辺雑記や考えたことなどを徒然なるままに書き連ねる「断腸亭日録」です。
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断腸亭日録~自転車日記
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2011.07.11 Mon
石神井川を走る~素晴らしき遊歩道
7月8日(金)

仕事で、大泉中央公園というところに行かなくてはならなくなった。
その公園がどこにあるのか分からなくて、調べてみると、練馬区の北西の端で、和光市との市境あたりにある大きな公園であることが判明した。

私の住む葛飾区水元は、東京23区の北東の端にあるが、今日の目的地は、東京23区の北西の端にある。
一番、嫌なルートである。
数年前、練馬区の石神井公園まで自転車で行ったことがあったが、当時は自転車を始めたばかりで、道に関する知識がほとんどなかったので、どこに行くにも、クルマのカーナビが示すような大幹線路ばかりを走るしか能がなく、こともあろうに、地獄の環七(最短距離)を使った。
お陰で、二度と練馬方面には行きたくなくなった。

環七は、私にとって、悪夢のようにつきまとう。
駿河台の職場に行くためには、どこかで必ず1回は環七を渡らなければならないし、杉並の職場に行くには、何と2回も渡らなければならない。
渡るのさえ、否、見るのさえ、嫌である(そう言えば、学生時代も、環七の側に住んでいたっけ)。

もし私が東京都知事になったら、築地を絶対に移転しないことや、二度と東京でオリンピックをやらないことなどと並んで、「環七の撤廃」を実現したい!
環七を全面緑道化して、自転車と歩行者だけの通行を許す。
クルマのためには、環七を渡るためだけのトンネルまたは橋を設ける・・・。

なぜ、こんなことを言い出すのかといえば、環七の通っているルートは、都内を移動する場合、大変に便利であるということ(だから、いつも渋滞するわけだが)。
その環七が、自転車にとって地獄街道であることが悔しくてたまらないからだ。
特に、東京北郊の足立から練馬あたりを東西に抜けたり、東京西郊の練馬から世田谷あたりを南北に抜けたりするのに、その経路的な便利さの点では、環七の右に出る道はない。

とここまで考えて、待てよと思った。
そう思ったのは、先日、善福寺川沿いを走った時のことだった。
杉並の善福寺川をはじめとして、中野区を流れる妙正寺川も、そしてその善福寺川と妙正寺川の本流たる神田川も、さらに、神田川の北を平行に流れる石神井川も、東京西部の主だった川のほとんどが、西から東へと流れている。

それにひきかえ、墨東(隅田川以東)は、大きな河川(荒川放水路、中川、江戸川)が南北に流れている。
道は、そもそも川筋沿いに発達するものなので、墨東には、南北を結ぶ道が発達することになる。

この伝でいけば、墨西(ぼくせい・隅田川以西)は、比較的大きな河川が東西に流れているがゆえに、東西の道が発達しているはずである。

そういう眼差しで、地図を見直すと、いくつかの道が浮かび上がってくる。
北部の石神井川沿いの道。
中部の神田川沿いの道。
南部の渋谷川沿いの道。
これらの川にぴったりと寄りそう道はないとしても、その川の流れが作りだした谷に沿った道の中に、自転車でも走りやすい古い道があるはずである・・・。

そういうわけで、今回は、まだ走ったことのない石神井川沿いの道に挑戦してみることにした。
石神井川は、東京北部を東西に蛇のように身をくねらせながら流れている。
実際に行ってみないことには分からないが、事前の調査では、石神井川沿いには、まさに、(王子~石神井公園の区間では)ほぼ全線に渡って遊歩道のようなものが通っているようなのでありがたい。

石神井川は、北区の王子近辺(正確には、北区堀船三丁目)で隅田川に流れ込んでいるので、今風に言えば、隅田川水系、昔風に言えば、荒川水系の(第一級)河川である。

今日は、いささか遠乗りになりそうな気がしたので、久々にロードバイクを引っ張り出す(タイヤに空気を入れて、サドルバックを付け替える)。
あいにく雨が降っていたが、霧雨なので、かえって涼しくてありがたい。

まず、水元からは綾瀬経由で荒川(小菅)に出る(この区間についてはルート地図をご参照)。

最初は霧雨だったのだが、荒川に着く頃には本降りになってしまったので、橋の下でしばらく雨宿りをする。

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(荒川河川敷の橋の下で雨宿り)

15分ほど、煙草を吸いながら地図を見ていると、また、霧雨に戻ったので、出発する。
そのまま左岸サイクリングロードを遡って、江北橋で荒川を渡り、豊島橋で隅田川渡る。

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(江北橋右岸)

雨が降ったりやんだりで空模様が不安定であるが、だんだん暑くなってくる。
本当は、石神井川が隅田川に流れ込む河口を見たかったが、行き過ぎてしまったので、今回は断念。

せっかくなので、江戸期以来の景勝地である王子の「飛鳥山公園」に寄ってみることにする。
昭和30年代生まれで田舎者の私は、路面電車に馴染みがないので、途中、都電荒川線が、いかにも路面電車らしく大通りを走っているのを見て感動する。
電車が路上の信号を守っているのが、何とも不思議である。

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(大通りを走る路面電車)

雨上がりの「飛鳥山公園」は、辺り一面しっとりと水を含んで、湿気はあるが、まだ涼しい。

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(「飛鳥山公園」内の渋沢栄一邸跡)

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(そう言えば、以前、紅葉の頃、この場所で宴会をやったことがあるな)

さて、石神井川沿いの道にどうやって入ったらいいのか分からずに、とりあえず、その下を石神井川が流れる「音無橋」に行ってみることにする。

音無橋(地図)は、1930(昭和5)年に建造された美しい橋である。

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(音無橋の橋上)

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(音無橋全貌)

音無橋下のアーチは、お茶の水の聖橋に似ているが、設計者は別人のようである。
東京でも屈指の美しい橋ではないだろうか。

橋の上から下を見下ろすと、滝のようなものと複雑に交錯する遊歩道のようなものが見えた。
下からは、涼気が上がってくるようで、一刻も早く下に降りてみたい気分になる。

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(音無橋から下を見下ろす。わくわくするような光景である)

音無橋上から下の遊歩道に降りるには、自転車を担いで階段を降りるか、エレベーターに載せるしかないようだ(3階建てぐらいの高さ)。
エレベーターに自転車を載せてもいいかどうか分からなかったので、私は階段を下ることにする。

階段の踊り場の壁面には、たぶん、当時のこのあたりの風景を描いたと思われる大きな浮世絵が現れた。

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(この辺りの江戸期の風景画)

この浮世絵については、長くなりそうなので、ここでは詮索しないが、武蔵野台地から流れてきた石神井川は、この辺りの断層によって滝を形成していたようだ。
墨東の川とは違って、台地に深く切れ込んだ峡谷を成していたようである。
これを思えば、王子界隈は、大変な景勝地だったに違いない。

善福寺川も、神田川も、川沿いに遡ってみれば分かるが、渓谷のような相貌をとどめている。
どの川も、流れが段丘を掘り進むように走っている。
これが、東京西部の川の特質だと言えよう。

階段を降りてみると、緑豊かな不思議な空間が広がっていて、通勤やジョギングの人々が忙しそうに行き交っている。

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(音無橋下の遊歩道)

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(橋の下は、駐輪場になっている。自転車を駐車しておくだけではもったいない空間である)

想像以上に素晴らしい石神井川沿いの遊歩道を、私はさっそく西に向かって走り始めた。

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(途中の橋からの眺め。川の流れは深く切り込んだ谷を形成している)

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(遊歩道。狭い道だが雰囲気は素晴らしい)

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(遊歩道。桜の枝が川にしなだれている)

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(遊歩道の途中には、所々、気持ちの良い公園がある)

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(時として、息をのむような光景が現れる)

遊歩道の美しさに魅せられながら、石神井川を追いかけて、私は、ひたすら西進を続けた。

走っていると、ふと、一風変わった感じの橋に出たので、ブレーキをかけて自転車を止める。

IMG_0077_20110711110121.jpg
(一風変わった感じの橋)

説明板を読むと、この橋こそが、中山道中「板橋宿」の「板橋」(地図)だと言う。
なるほど、石神井川と交差するこの道が中山道であったか。

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(昔風に復元してある「板橋」の欄干)

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(旧中山道「板橋」。前方は日本橋方面)

私はここで、この目の前に現れた旧中山道を辿ってみたいという強い誘惑(板橋宿にある近藤勇の墓も見たい)にかられたが、今日は、行かなければならない目的地があるので、ぐっと我慢した。

板橋で、川沿いの道が途切れたので、迂回すべく、大通りに出てみたら、そこが、現在の中山道(国道17号線)だった。

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(現・中山道。国道17号線)

何というつまらない道であろうか。
私の仲間でもある自転車通勤族が、東京方面に自転車を走らせていたが、先を急ぐ通勤ならば、私もこちらの道を選択するかも・・・。

こうして私は、石神井川を氷川台駅あたりまで遡行したが、時間がなくなってしまったので、あとは一般道で「大泉中央公園」に向かった。

「大泉中央公園」でのことも書きたかったが、面倒になったので、今回は割愛する。

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(目的地である大泉中央公園での競技会)

飛鳥山公園界隈と石神井川沿いの遊歩道は、あと何回か訪れてみたい。
石神井川沿いの遊歩道は、道が狭くて石畳なので、速度は出せないが、自転車の「漫走」(ポタリング)には、まさしく打って付けである。
是非、走ってみてはいかがだろうか。

この日の走行距離:76キロ(ロードバイク)

テーマ:自転車 - ジャンル:趣味・実用
小さな旅(自転車)    Comment(6)   TrackBack(0)   Top↑

Comment
Posted by packet
伊藤礼さんの「こぐこぐ自転車」を読んで、石神井川沿いを走ってみたいと思っていたら、このブログに出合い、更に素晴らしき遊歩道を走ってみたくなりました。
でも柏からは天下の水戸街道、環七(?)といくつかの難所を通過しなくてはなりませんが。。。「でも」はなしにしましょう。
2011.07.11 Mon 12:36 URL [ Edit ]
石神井川の遊歩道 Posted by 断腸亭
packetさん

コメント、ありがとうございます。

今日も、暑い一日でした。

伊藤礼の自転車シリーズは、私の愛読書です。
達意の文章で、いつも感心しております。
伊藤礼の文章は、何というか、「待っている」ような文体ですね。
どうしても、せっかちに「追いかけて」しまう私は、彼の文章の懐の深さに学ぶところが多いと思って、寝る前に繰り返し読んでいます。

柏からだと距離があって大変でしょうが、江戸川CR(夏は日陰がなくてご苦労ですが)→水元公園で、後は、私の辿ったルートが良いかと思います。
但し、石神井川の道は、あくまでも、遊歩道ですので、スピードは出せません。
また、桜の時季は、絶望的なほどの人出で、自転車での走行は不能になると思います。
新緑の季節なんか、いいでしょうね。
2011.07.11 Mon 22:14 URL [ Edit ]
身体にやさしい道 Posted by kincyan
おはようございます。
このルートは素敵ですね。ロードで行くというより、ママチャリで行きたいルートです。きっと、夏の暑い日でも木陰があって快適に走れるのではないでしょうか。最近ロングを走っていますが、夏の暑い時期は、都内のこういう川沿いの道をポタリングするほうが,身体にやさしいですね。参考にさせていただきます。
2011.07.12 Tue 05:05 URL [ Edit ]
東京西部の川筋(あまり知りませんが・・・) Posted by 断腸亭
kincyanさん

関東は、低地が多いので、私はいつも川に着目します。
川筋の作る谷沿いに、自転車でも走りやすく快適な道が発見されることが多いからです。
おっしゃるとおり、石神井川、(杉並以西の)神田川、善福寺川の道は、ママチャリペースでのんびり走ってこそ、楽しいと思います。
玉川上水の道も、区間によっては良いそうですが、まだ、走ったことがありません。

そうれはそうと、kincyanさんは市川にご在住とのこと。
「東葛地区」の自転車乗り仲間で、ゆる~いグループを作っております。
リンク集に登録しませんか?
http://potte.seesaa.net/
BBSもあります。
http://www.teamtoukatsu.com/bbs/patio.cgi

kincyanさんのブログも拝見させて頂きます。
2011.07.12 Tue 18:06 URL [ Edit ]
最後で発見 Posted by 相子
お髭先生 一緒に走れませんが、眺める事が出来ました。都知事に立候補しましたら応援しまーす。築地の移転は嫌です。
大泉中央公園で立っている方によろしくお伝えください。暑さ厳しき折水分を充分お取りになって下さい。
2011.07.14 Thu 09:56 URL [ Edit ]
雪辱は冬に Posted by 断腸亭
相子さん

了解致しました。

いわゆる「夏季インカレ」という陸上版の競技会でした。
大変暑い日でしたが、選手たちはよく頑張りました。
我が校は、前年は1位でいたが、今年は3位。
雪辱は、文字通り、冬に、というところでしょうか。

そう言えば、相子さんのブログのこの記事、大傑作でした。
http://aikoqipao.blog47.fc2.com/blog-entry-1319.html
遅ればせながら・・・。
2011.07.14 Thu 16:34 URL [ Edit ]

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