日々の身辺雑記や考えたことなどを徒然なるままに書き連ねる「断腸亭日録」です。
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断腸亭日録~自転車日記
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2011.06.24 Fri
中村春吉『自転車・世界無銭旅行』を読む1~明治の快男児現る
中村春吉(はるきち)という、実に愛すべき日本人のことをご存知だろうか。
かくいう私も、つい最近、自転車の歴史のことをあれこれ調べていて偶然知ったにすぎないが、この度、その著作『自転車・世界無銭旅行』(1909年、博文館刊、押川春浪編)を通読してみて、中村春吉という驚嘆すべき「快男児」の「かわいらしい」偉業に深い敬意を覚えたので、是非とも、その片鱗だけでもここに紹介してみたい。

ところが、この『自転車・世界無銭旅行』という本は、何しろ100年以上前の著作なので、現物を入手できたわけではなくて、国会図書館「近代デジタルライブラリー」に収められているデジタルデータで読んだ。
原書の全ページを見開き単位で写真撮影したものなので、ダウンロードに時間がかかるし、所々、文字が判読しにくくて読むのには多少苦労したが、読み始めたら、これが面白くて、夜が白み始めるのも忘れて、一気に読了した。

XBQEG17.jpg
デジタルデータの目次から第1章に入るあたり)

少なくとも日本列島人としては、最初に本格的な自転車ツーリングをした中村春吉という人物は、たぶん、ウィキペディアの同項目に載っていることぐらいしか分かっていないようだ。

1871(明治4)年に広島県(安芸)の呉市に生まれ、太平洋戦争の敗色濃厚な1945(昭和20)年2月に故郷にて死去(享年75歳)。
つまりは、ほぼ大日本帝国の建国からその滅亡までの期間を生き抜いた人間で、ある意味で、明治時代人の典型だとも言える人物である(春吉の方がずっと長生きしたが、ほぼ、夏目漱石と同世代)。

20歳代前半に日本を飛び出して、英語習得のため出稼ぎがてら数年ハワイで暮らす。
帰国後、長州は下関で「馬関忍耐青年外国語研究会」というユーモラスな名称の英語塾を経営。
30歳代になって、自転車世界無銭旅行を思い立ち、横浜港から船で出発。
約1年3ヶ月をかけて、中国-シンガポール-ビルマ-インド-イタリア-フランス-イギリス-アメリカを自転車で旅行する(もちろん、大洋は船を利用)。
ただし、横浜港に至る前の、下関から山陽道~東海道経由の東京・横浜港までも、春吉は「ちゃんと」自転車にて自走(約2ヶ月間)している。
まだ、ほとんど未舗装路であったであろう、当時の下関~東京ですらさぞかし大変だったろう(後述するが、箱根は、自転車を担いで山越え)。

nakamura1.jpg
(世界旅行中の春吉・米ボストンにて1903年頃撮影・自転車は、若き日の志賀直哉も愛用した米国製ランブラー・出で立ちが軍服のように見えるが、春吉は、軍人軍属ではなく、単なる一民間人にすぎない)

というわけで、たぶん、3回ぐらいで、中村春吉の世界ツーリングの面白さを紹介していきたい。
乞うご期待のほど。

テーマ:自転車 - ジャンル:趣味・実用
自転車文学    Comment(4)   TrackBack(0)   Top↑

Comment
昨夜は、ありがとう。 Posted by しゃあ あずなぶる
面白そうですね。
国旗を携帯しているんですか?
立派な愛国心と言うか気概って言うのか、「日本を背負って立つ」感がありますね。

昨夜のボクの「後ろめたい」感は、この記事を読んで分かりました。
現場に行かないと言う事は、「安全な場所から指示だけ出す」と言う「後ろめたさ」だと思います。

春吉なる人物は、愉快で豪快な人間のようですね。
2011.06.25 Sat 06:26 URL [ Edit ]
これからが楽しみです Posted by 相子
お髭先生 私はこう言う実在した人の話は大好きです。
ブログを拝見し自転車のことでいろいろと教えて頂きました。
教えて頂いた「ジョンウエイは何故死んだか」はとても参考になっていました。改めて感謝致します。
私の祖父は血の気の多い男でした。南のジャングルの中で写した写真を残しております。私を溺愛した祖父の顔と全く違う面構えです。中村春吉さんのセピア色の写真を見て祖父を思い出しました。
2011.06.25 Sat 10:16 URL [ Edit ]
明治人 Posted by 断腸亭
しゃあさん

日露戦争までの日本人の「愛国心」と、昭和以降の夜郎自大的に肥大したそれとは、何となく違うような気がしています。
それが何なのか、私には、よく分かりませんが・・・。
中村春吉は、とにかく、豪放磊落な男です。
2011.06.27 Mon 21:48 URL [ Edit ]
明治人の顔 Posted by 断腸亭
相子さん

出張で山形新庄に行っており、ご返事、遅くなりました。

私は、明治時代の人の顔を思うとき、いつも、森鴎外の有名なこの写真を連想します。
http://www.ndl.go.jp/portrait/datas/342_2.html

この写真を見ると、私も、母方の祖父(明治30年生まれ)のことを思い出します。

続きも、頑張って書きます。
2011.06.27 Mon 21:55 URL [ Edit ]

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