日々の身辺雑記や考えたことなどを徒然なるままに書き連ねる「断腸亭日録」です。
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断腸亭日録~自転車日記
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2010.11.25 Thu
湾岸サイクリング~千葉県はサイクリング王国!
関東平野が日本最大の平野であるということは、よく知られている。
では、この「平野」とはなんであろうか。
各種事典などを調べてみるが、たとえば、標高何メートルまでが平野であるというような記述がなくて、何だか、分かったようで分からない。

しかし、大まかに言えば、われわれが、「ああ、このあたりは平野なんだなあ」と思えるような土地のほとんどが、実は「沖積平野」であることだけは理解できた。

では、この「沖積平野」というのはなんであろうか。
「沖積平野」を理解するには、ちょっとばかり、時間を遡る必要がある。

まず、約1万年前くらいに、最後の氷河期が終わる。
氷河期が終わったことにより、地球は急速に温暖化して、南極や山岳地の分厚い氷の層が解けだしたために、海が大きくなった。
そのため、これまで陸地であった場所に海が入り込んで、海岸線には無数の深い入り江を形成することになる。

だから、当時の、たとえば東京や千葉県の地形は、現在のそれとは大いに異なる。
おそらく、東京では、現在の内堀通り・不忍通りあたりが海岸線だったと推定できるが、それどころか、墨田区・江戸川区・江東区・荒川区・足立区・葛飾区あたりはすべて海中にあったろう。
また、千葉県はと言えば、下総台地(たとえば、国府台は海に突き出た岬だった!)と銚子半島と房州の山地が島のように点在するだけで、その他の多くの土地は、浅瀬を好む海洋生物の楽園だったはず。
因みに、利根川流域は、入りくんだ海岸線を擁する多島海で、まるで瀬戸内海や松島や松江のような風景だったにちがいない。

1万年前と言えば、ちょうど縄文人が出現した頃と合致する。
動植物が生育しやすい温暖な気候と豊富な海産物を提供してくれる広大な浅瀬。
こうした豊かな自然を背景に、縄文文化は、世界でも稀に見る高度な新石器文化を築き上げることができた。

しかしながら、以後1万年間、自然は刻々と地形を変化させていった。
年々歳々、河川によって山地や台地から運ばれる膨大な土砂が次第に積み重なって、これまで渚だった場所を湿地に変え、砂州を形成し、やがてそれが「土地」になっていく。
ほぼ1万年かけて、こうして新たにできあがった平地のことを「沖積平野」と言う。

余談だが、そもそもが「山の民」だった縄文人も、眼下に広がっていく平地を見て、次第に平地志向の文化へと変容しつつあったと考えられるが、ちょうどその頃(紀元前3世紀ぐらい)、謀(はか)ったように、大陸から弥生人が海を渡ってきて、居住空間としては「空き地」だった、日本列島の沖積平野に住み着いた。
できたての沖積平野は、多くの湿地帯を形成していたので、稲作には実に好都合で、それこそ燎原の火のごとく、稲作文化が列島を駆け上がっていくわけである・・・。

閑話休題。

最近、定期的に千葉市に行く用事が生じて、その度に、家(葛飾区水元)から千葉まで自転車で走っている。
せっかくなので、できるだけ快適な道を走りたくて、自転車仲間のGibsonさんの地図(「花見川CRへの抜け道ルート」)を参考に経路を決めた。
Gibsonさんのこのルートは、実に考え抜かれたもので、実際に走ってみると、交通量、信号の有無、幹線道路や川の渡りやすさ、距離の短さというあらゆる点で完璧だと感心するばかり。
たぶん、何回も実地に走られて、試行錯誤を重ねられた結果だと拝察する。
ただ、私にとっては、市川市二俣から船橋港に至る経路は、追跡するのが難しくて、何回も失敗して迷ったりもしたが、失敗を重ねて「正しい」道を辿れたときには、なおさらに、Gibsonさんのルートの快適さに心づくというものである。

今日も、早朝から自転車(フジクロス)で千葉を目指す。
出発時間が遅れたので、往きは、ほぼ千葉街道(国道14号)をぶっ飛ばす(朝なので、下りは案外空いている)。
用事が済んだ午後、復路は、のんびりと稲毛海岸などを周りながら帰ることにする。

その復路の地図を描いてみた。



http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=a4292733f303f9df4190e49c292c3e57
(クリックすると、別ページとして経路地図が現れます)

これは、いわゆる抜け道ルートというのではなくて、今回実際に走ったルートという意味で、人にお勧めできるようなルートを拵えるには、あと10回ぐらい走ってみなくてはなるまい。

稲毛の海は、油を流したように静かで、まるで湖のようだ。

IMG_0180.jpg
(稲毛海岸・静かな海)

IMG_0183.jpg
(同じく稲毛海岸・釣り人が一人)

IMG_0184 (261)
(稲毛海岸・防風林の松林)

ここ稲毛海浜公園には、松林の中をサイクリングロードが通っていて、走っているとなかなか楽しい(レンタサイクルもあり)。
葛西臨海公園九十九里自転車道を合わせたような雰囲気を持っている。
公園の西端には、花見川が流れ落ちていて、その河口から花見川サイクリングロード(接続地図)にもつながっているのだ。

IMG_0185.jpg
稲毛海浜公園の案内板)

西に行くに従って、松林は消えて、走りながら海を眺めることができる。

IMG_0187 (1)
(稲毛海浜公園のサイクリングロード・海が見える)

IMG_0188.jpg
(砂浜のオブジェ)

その後、国道357号(湾岸道路)沿いに展開する、「幕張海浜緑地」、「香澄公園」、「秋津運動総合公園」、「谷津干潟公園」を串刺しにするように西進して船橋港に至る。
これら4つの公園は、長細いだけに、自転車で「通過」するのに大変適している。

IMG_0189 (3)
(「幕張海浜緑地」の遊歩道)

IMG_0191 (5)
(「香澄公園」の広場)

IMG_0192.jpg
(突然、海が現れてびっくりする「谷津干潟公園」)

そして、船橋港。

IMG_0196.jpg
(夕暮れの船橋港)

こうして私は、真間川→江戸川→水元公園で家にたどり着いた。

家に帰って、久しぶりに前掲の地図を作製したわけだが、今日走った経路の最高標高がたったの10メートルだったことに驚く(前掲地図をクリックすると、大きな独立ページが現れるが、下の部分に各箇所の標高が出るのでご参照)。
40キロ以上も走って、最高標高が10メートルとは、湾岸地域は何と低い土地であることか。

そこで、この日記の冒頭に戻る。
そうなのだ。
千葉県のほとんどの土地が、例の沖積平野からなっていることに、今更ながらに思い至る。

因みに、都道府県別の平均標高では、意外なことにと言うべきか、やっぱりと言うべきか、何と千葉県が最下位で45メートル。
つまり、千葉県は、日本一平べったい県なのである。

因みに一番平均標高の高い県は、予想通り長野県で1132メートル。
また、他の関東の都県はと言えば、東京242m、神奈川243m、群馬754m、栃木461メートル、埼玉248m、茨城100mと続く。

こう考えると、関東平野というのは、実は、千葉県のことなのではないかと言いたくなる。
もっと言えば、かなり低い茨城県(全国3番目に低い)と合わせて考えれば、関東平野というのは、「利根川流域」のことにほぼ等しいということに気づく。

私は、千葉県(利根川の河口銚子)で生まれ、現在は、江戸川中流域の葛飾(東京都)に住んでいる。
だから、サイクリングに行くのは、大抵が千葉県内である。
自転車にとってもっとも苦手とする坂が少ない千葉県は、地理的には、サイクリング王国であることは間違いない。
また、千葉県の素晴らしさは、風景が実に多彩であること。
海(東京湾・太平洋)と湖(手賀沼や印旛沼)と川(利根川や江戸川)に恵まれ、標高は低いとはいえ、房州の山々(最高峰は愛宕山で408m)に分け入れば、箱根級のすごい坂も体験できる(もう少し、県道クラスの道を整備して欲しいけど)。

私は改めて、千葉県の近くに暮らしている自分がいかに幸せであるかを想った。

走行距離:88キロ(フジクロス+6速ママチャリ)

テーマ:自転車 - ジャンル:趣味・実用
小さな旅(自転車)    Comment(12)   TrackBack(0)   Top↑

Comment
おっ! Posted by たすけ
ひさびさのUPですねぇ~
しかもルートラボ付き、お疲れ様でした♪
GPS所有者は走行ログを吐き出せばいいのですが、手書きで作ると結構面倒ですよねぇ~
私も慣れるまで何度作成失敗(ルート削除)したことか(苦笑)

>千葉県はサイクリング王国
JCA(日本サイクリング協会)の中でCCA(千葉県)の会員数が全国1位or2位だと...
どこかの記事で読んだことがあります。

平らな郷に生まれて良かった~♪(笑)
2010.11.26 Fri 14:16 URL [ Edit ]
褒め過ぎですよ Posted by Gibson
あのルートは、私が独力で見つけたわけではありません。
先人の紹介していたルートを多少アレンジしただけです。

最短距離は国道14号ですが、あまりにも走りにくいですもんね。
谷津干潟から香澄公園を抜ける所は、
谷津に14年住んでいましたから…。

富津岬とか保田にも行きたいのですが、
千葉市から木更津辺りまでが交通量が多くて大変です。
走りやすい抜け道とか無いものでしょうか?
2010.11.26 Fri 23:19 URL [ Edit ]
「ちばらぎ」はいいですね Posted by 断腸亭
たすけさん

書かなくなると、なおさら億劫になるんですね。
久々のアップになってしまいました。

たすけさんのシマでもある「ちばらぎ」は、ホント、サイクリングするには最高ですね。

千葉県の協会員が多いのは、うなずけるところです。
まあ、首都圏の人口が多いというのもありますが、江戸川サイクリングロードの存在が大きいように思います。
最近、水元公園あたりで、比較的高齢の方から、「自転車を始めたいのだが、どんな自転車を買えばよいか」ということをよく聞かれるようになりましたが、大抵は、江戸川サイクリングロードで、自分と同じぐらいの年齢の方が快走しているのを見たことがきっかけになっているようです。
5万円ぐらいの変速付自転車で、デザインが気に入った物で、できるだけ車体が軽い物をお買いになることを勧めます。
高齢の方は、若い世代よりも、自分で自転車の整備ができる(少なくとも、ママチャリのパンクの修理やワイヤーの交換などは既にやっている)場合が多いので、通販ならば、もっと安く買えることも言い添えます・・・。

2010.11.27 Sat 04:48 URL [ Edit ]
クルマと坂という問題 Posted by 断腸亭
Gibsonさん

ご謙遜を。

自転車乗りが自ら走って作ったルートというのは、「追走」してみると、その人の好みや息づかいまで分かるような気がします。

14号も、幕張から千葉市街地に入る直前まで、つまりは、今世紀になって拡幅された部分は自転車でも走りやすいのですが、あとはどうも・・・。

確かに内房の幹線道路は、大変な「我慢」街道で、本当に嫌になりますね。
いっそ、坂は大変ですが、内陸部を縦に通っている道を南下した方がいいかなあとも思います。
ただ、房州や伊豆は、標高は低いのですが、雪が降らない地域なので、ものすごい斜度の道を平気で拵えますからねえ。
クルマで苦しむか、坂で苦しむかの選択ですね。
頻繁に調査に行けるほど近くはない地域なので、こつこつと他の人の経験を吸収しながら考えましょう。
2010.11.27 Sat 05:05 URL [ Edit ]
良い道を見つけて下さい Posted by 相子
今ちばらき県民 元安房郡民としましては断腸亭さんが走ると風景や事物の解説も拝見出来ますので、楽しみです。
長くアップが無くて聊か心配もしましたが、巣箱も作っていましたので、その内とお待ちしておりました。
2010.11.27 Sat 10:23 URL [ Edit ]
ガダルカナル Posted by ゆき
以前、話したことがあったでしょうか・・・
祖父がガダルカナルで戦死したこと。
実は私、ガダルカナルに父の遺骨を散骨しに行ってきました。よろしければ、その日記を読んでもらえませんか?
アドレス書いておきますね。
http://blog.goo.ne.jp/nothland1960
2010.11.27 Sat 19:38 URL [ Edit ]
この時季こそ・・・ Posted by 断腸亭
相子さん

ご心配いただき、申しわけありませんでした。
お陰様で、何とか、毎日元気に自転車で通勤しております。
館山も、いつか自転車で走りたいと思っているものの、鋸山あたりまで行くだけで、体力が尽き、時間切れにもなってしまい、未だ実現できていません。
寒くなるこの時季こそ、南国安房に行ってみたいですね。
それにしても、安房と上総は古来分国されていますが、文化や言葉がちがうのでしょうか?

2010.11.28 Sun 06:39 URL [ Edit ]
ご無沙汰です Posted by 断腸亭
ゆきさん

ご無沙汰していてすみませんでした。
昨夏、自転車走行中に、どこかに携帯電話を落として紛失してしまい、以前におつき合いのあった方々のすべての連絡先を失ってしまいました。
ゆきさんのHPも辿れなくなってしまい、元気にしておられるのかなあ、金沢にも行ってみたいなあと呑ちゃんと話しておりました。

お祖父様がガダルカナルで戦死されたこと、以前から伺っておりました。
お父様が亡くなられたことは、矢野さんから後日お聞きしました。

お父様とは、博多で一度お会いしたことがありました。
その時に、ちょっとだけ、秋月(福岡県)の話をしたように記憶しております。
「今度、是非、いらっしゃい」と言っていただいたと思います。
とても優しそうな方で、強い印象を受けました。

ブログも拝見しました。
ゆきさんにとっては、お祖父様とお父様の両方を弔うための巡礼の旅だったんですね。
ですが、今は時間がない(休日出勤です)ので、ガダルカナルの旅の感想は、今夜、ゆきさんのブログの方に書かせていただきます。

東京にいらっしゃる機会がありましたら、是非、ご連絡下さい。
一杯やりましょう!
尚さんにも、よろしくお伝え下さい。
2010.11.28 Sun 06:51 URL [ Edit ]
Posted by ゆき
ありがとうございます。
わたしも住所録の管理が悪く、連絡できなくなった人が多いです。
今日、なおさんは東京です。
コマツのラグビー部時代の仲間の甥の大学ラグビーの観戦です。夜は新宿あたりで二男と待ち合わせて夕食らしいです。
機会をみつけて、呑ちゃんと一緒に金沢にもいらしてください。蟹や鰤のおいしい季節になりましたよ。
2010.11.28 Sun 10:27 URL [ Edit ]
きっと参ります Posted by 断腸亭
ゆきさん

なおさん、東京でしたか。
しかも、ラグビー観戦のために。
さすが、ラガーマンは違いますね。

金沢、きっと参ります。
いつになるかは、わかりませんが・・・。
2010.11.28 Sun 20:06 URL [ Edit ]
千葉 Posted by kincyan
古い記事にコメントさせていただきます。私も最近、千葉県の奥地を走っておりますが、まことに千葉はサイクリングに適した土地だと思います。坂が苦手ですので、まさに私にうってつけ。
走っていると、千葉県が農業県だというのを実感しますし、海辺を走ると漁業県であることも理解できます。走っていて飽きないですね。(ただし、奥地の細い道はGPSなしでは走れませんが....)
2011.07.12 Tue 04:55 URL [ Edit ]
お国自慢 Posted by 断腸亭
kincyanさん

はじめまして。
コメント、ありがとうございます。

私は、千葉県(銚子)の出身なので、お国自慢になりかねませんが、自転車を始めてから、遅ればせながら、千葉県の素晴らしさに気づきました。
たとえば、印旛周辺の谷津の中を走っていると、稲作日本の原風景が迫ってくるようです。
これからも、よろしくお願いします。
2011.07.12 Tue 17:57 URL [ Edit ]

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