日々の身辺雑記や考えたことなどを徒然なるままに書き連ねる「断腸亭日録」です。
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断腸亭日録~自転車日記
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2010.08.16 Mon
鮮魚(なま)街道と戦没者の慰霊
今年もやって来た8月15日。

参考までに、去年の日記を見てみると、「千鳥ケ淵戦没者墓苑」や「東京都慰霊堂」に行ったと書いてある。

そうであったか!
ならば、今年も、敗戦記念日には、やはり、自分なりの、戦没者の「追悼」に行かなければと早朝から心がざわついたが、如何せん、ものすごい猛暑で、なかなか出かける決心がつかない。

朝食を食べてしばらくごろごろしているうちに、良い考えが浮かんだ。
いっそのこと、「東京大空襲・戦災資料センター」・「千鳥ケ淵戦没者墓苑」・「東京都慰霊堂」の三箇所全部に行ってやろうというもの。

そうそう、ついでではあるが、明治期に江戸城趾濠端の競馬場跡に建設された「靖国神社」(千代田区)もすこぶる有名な追悼スポットではあるが、あそこには、私の尊敬する西郷隆盛や江藤新平が祀られていないどころか、実に不思議なことに、大日本帝国を滅亡に導いた連中が神のように崇め奉られているので、日本民族の端くれとして、私は、とても慰霊するという気分にはなれない。

但し、「靖国神社」の名誉(?)のために言っておくが、神社内にある「外苑休憩所」(飲み屋兼土産物屋)は、独特のうらぶれた雰囲気があって、大変にお薦めである。
枯れ葉舞う冬の夕暮れ時など、この店で、おでんを箸でグジグジとと崩しながらコップ酒を呷っていると、何と言うか、「赤色エレジー」や「昭和枯れすすき」のメロディーが聞こえてくるようで、なかなかの趣がある。

さて、去年の場合、通勤経路を使って、都心を抜け千鳥ヶ淵まで走ったわけだが、今回は、江戸期以降、銚子から日本橋河岸まで魚介類を運んだという、いわゆる「鮮魚(なま)街道」の経路を走ってみることにした。

「鮮魚(なま)街道」には、大きく分けると2種類のルートがあった。
1.銚子から舟で利根川を遡って、関宿を経て江戸川を下るコース。
2.銚子から舟で利根川を遡って、木下・布佐あたりで一端荷揚げして、陸路、馬で流山や松戸や行徳まで運んで、その後、舟に乗せるコース。
かなり大量の荷を運ぶわけだから、全行程を舟で移動する1の方が望ましかったわけだが、冬季などの渇水期には上流域の水量が足らない場合、途中、陸路を介する2のコースが使われたという。

鮮魚街道
(下総鮮魚街道関係地図。青木源内氏作)

どのコースを辿るにせよ、日本橋に至る最後の経路は、江戸川→新川→小名木川→日本橋川であったようである。

なので、今回私は、松戸(千葉県)を起点として、江戸川を下って、新川に入り、荒川(放水路)を渡って、小名木川に入り、隅田川を渡って、日本橋川を遡るコースを自転車で走ってみることにした。

ちょうど、小名木川沿いに「東京大空襲・戦災資料センター」があるし、日本橋から内堀を回りこめば、「千鳥ケ淵戦没者墓苑」も目と鼻の先だし、江戸城趾の高台から坂を下れば、すぐに「東京都慰霊堂」降り立つことができる。

まず最初に、今回私が走ったルート地図(松戸→日本橋)を示しておこう。


(「鮮魚街道」松戸→日本橋)

8時過ぎ、ロードバイクで出発。
先ずは、江戸川を渡って、起点の「納屋河岸」(松戸)に向かう。

IMG_0099.jpg
(江戸川沿いの「納屋河岸」)

現在は、高い堤防が築かれているので江戸川は見えないが、当時は、陸路運んできた鮮魚を舟に載せた場所である。

ついでだが、この川筋のほんのちょっと下流には、(水戸街道中)松戸宿の入口(高札場跡)がある。

IMG_0100.jpg
(「是より御料松戸宿」の記念石碑)

ちょうどこの辺りに、金町~松戸の渡しがあったのだという。

IMG_0103.jpg
(江戸川土手から記念石碑を見下ろしたところ)

IMG_0102_20100818062659.jpg
(渡し跡付近から対岸の金町をのぞむ)

因みにその対岸付近には、「金町関所跡」がある。

IMG_5324.jpg
(「金町関所跡」。5月頃撮影)

IMG_5325.jpg
(「金町関所跡」の説明板。5月頃撮影)

さて、私は、葛飾橋を渡って、江戸川サイクリングロードの右岸(西岸)を走る。
休日は、自転車や歩行者が多いので、私はサイクリングロードを避けることにしているのに加えて、夏は、日陰が少ないので、なおさらサイクリングロードは走りたくないが、今回ばかりは、川筋のルートを辿らざるを得ない。

少し南下すると、右側に、「葛西神社」(12世紀創建・旧水戸街道沿いに位置する)のこんもりとした杜が見えてくる。
江戸時代には、ずっと土手が低かったはずなので、江戸川を航行する舟からもこの神社がよく見えたはずである。

IMG_0062_20100818092805.jpg
(江戸川サイクリングロード右岸から見た「葛西神社」)

前方(南)には、常磐線と新葛飾橋(国道6号線)が見てくる。

IMG_0063_20100818093507.jpg
(土手から見える常磐線と新葛飾橋。対岸は松戸市。橋をくぐるサイクリングロードは自転車が一杯。)

二本の鉄橋をくぐると、寅さんの映画にもよく出てくる「金町浄水場」の取水塔が見えてくる。

IMG_0064.jpg
(金町浄水場の取水塔)

IMG_0065_20100819051037.jpg
(「寅さん記念館」裏手の柴又公園でトイレ休憩・自販機がなくなってしまい、不便になった)

IMG_0067.jpg
(川辺のこんもりと緑が繁っているあたりに「矢切の渡し」がある。前方の鉄橋は北総線)

さらに江戸川を下っていくと、対岸に、江戸期以来の景勝の地「国府台(こうのだい)」が見えてくる。
ここを舟で行き交う人々も、川辺まで迫る国府台の崖を仰ぎ見たはずである。
縄文時代には、このあたりが江戸川の河口部であった。

IMG_0068.jpg
(「国府台」千葉県市川市。大和政権期に、この台地の上に国府が置かれていたことに由来する地名)

ここまで書いて、かなり面倒くさくなってきたので、以下、写真を軸に書くことにしよう。

妙見島のやや手前に、新川の口が開いている。

IMG_0073.jpg
(江戸川に浮かぶ妙見島)

IMG_0068.jpg
(新川が江戸川に注ぎ込む地点)

ここから新川沿いの道をを西へ西へと遡る。

少し走ると、新川沿いには、遊歩道が現れて、なかなか趣が出てきて、自転車で走るのが楽しい。
とりわけ、新しい木造の橋は、どれも美しくて、どうしても、自転車を止めて、写真を撮りたくなる。

IMG_0078_20100820155233.jpg
(新川に架かる木橋1)

IMG_0080_20100820155032.jpg
(新川に架かる木橋2)

IMG_0081_20100820155301.jpg
(新川に架かる木橋3)

そして、新川は、中川とぶつかって見えなくなる。
新川が中川と合流する地点には、復元された火の見櫓がそびえていた。

IMG_0083_20100820165301.jpg
(中川の堤防に建つ火の見櫓)

江戸時代には、舟は、中川を渡ってほほ対岸の小名木川に入ったわけだが、今は、中川の隣りに大きな荒川(放水路)があるので、それも渡らなければならない。

しかも、私の自転車は水陸両用ではないので、ちょっとだけ下流に迂回して、中川と荒川を船堀橋(自転車にとってはあまり渡りやすい橋ではない)で渡る。

IMG_0085_20100820165745.jpg
(荒川に架かる船堀橋を渡る)

荒川土手の遊歩道を南下する。
遠く対岸に、先ほどその下を通った火の見櫓が見える。

IMG_0086_20100820170120.jpg
(対岸の火の見櫓がかすかに見える)

小名木川は、正確に言えば、荒川に直結しているのはなくて、中川に接続している。
中川から小名木川に入る所に、江戸時代には「中川番所」があった。

中川番所
(江戸期に描かれた「中川番所」)

IMG_0088_20100820173321.jpg
(番所があったと思われるあたり・小名木川の方から見る。突き当たりの川が中川)

(この項、続く)

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