日々の身辺雑記や考えたことなどを徒然なるままに書き連ねる「断腸亭日録」です。
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断腸亭日録~自転車日記
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2010.05.01 Sat
箱根路を越える
葛飾デルタ同盟の仲間のやまびこさんご夫妻が、徒歩で東海道(旧道)の踏破に挑戦中で、前回には小田原まで到達したということで、この連休中には、箱根越えをされるという。

伊豆に行くために、何回も小田原までは走ったことがあるけど、箱根八里は恐ろしくて、まだ足を踏み入れたことがなかった。
というか、できれば「避けたい」とすら思っていたのだが、やまびこさんたちが歩いて登るなら、私もその「余勢」をかりて、一緒に自転車で行ってみることにした。
この種のことは、何か外的な要因(きっかけ)がないと腰が上がらない私なのである。

東京駅まで自走して、東海道本線の熱海行き(普通列車)に乗り込む(私の場合、東京駅八重洲南口を利用することが多い)。
朝6時代の列車だというのに、さすが連休中、ほぼ満席である。

IMG_4853.jpg
(閑散とした休日の都心)

小田原駅に着いて、自転車(ロードバイク)を組み立てると、やまびこさんからメールで、多少到着が遅れるというので、一人で出発する。

国道1号線のだらだら坂を登っていくと、箱根新道(自転車は通行不可)の入口付近に出た。
結果としては、ここを直進すれば良かったのだが、ちょうど通りかかった清楚な感じの女子学生に、旧街道にはどうやって入ったらよいか尋ねると、大変に敬老精神に厚い人だとみえて、熱心に教えてくれた。

ところがこの教わった道は、地元の人しか知らない抜け道らしく、幅半間ほどの板敷きの吊り橋を渡るようなすごいルートだが、走っていて面白いので、帰りも結局この道を利用した。

IMG_4854.jpg
(旧街道に至る吊り橋・ちょっと釘が出ているところがあるので要注意)

教えられる通りに(実は、途中、散歩中のオバサンにも道を訊いた)道を辿ると、旧街道にぶつかった。
さっそく坂を登り始めるが、5分も走らないうちに疲れてしまって、コンビニでおにぎりなどを食べる。

さて、いよいよと箱根湯元のあたりの坂を登り始めるが、聞きしに優る急坂で、しばらくはずうっと34×25tで喘ぎながら走る。

IMG_4852.jpg
(いざ、出発!)

ところで、自転車で走る場合、箱根越えのルートは二つあると言えよう。
一つは、箱根駅伝のルート(国道1号線)で、こちらは距離は長いけど、坂はなだらかである。
もう一つは、今回私が辿った旧街道で、距離は短いが、坂は険しい。
箱根駅伝のルートも、いずれ走ってみたいが、クルマが多そうで嫌だったので、今回は歴史的な遺物も多くて楽しそうな旧街道にした。

畑宿付近までは、結構元気に登っていたのだが、だんだん辛くなってきて、頻繁に休憩をとらないことには走ることができなくなってきた。

IMG_4855.jpg
(途中の坂)

IMG_4858.jpg
(途中の滝)

空気も清涼になって、景色もだんだんとよくなってくるが、登るのに精一杯で、それを楽しむ余裕がほとんどない。

IMG_4864.jpg
(時々姿を見せる渓流)

IMG_4861.jpg
(途中の坂)

IMG_4860.jpg
(特にカーブのインの斜度が「殺人」的である)

極め付きは、「七曲がり」というくねくね坂である。
ここに至っては、もうほとんど漕いで登ることができない。
ちょっと漕いでは、自転車を降りて押しては休憩。
また、ちょっと漕いでは、自転車を降りて押しては休憩という繰り返し・・・。
自転車に「乗って」いるというよりは、自転車を「運んで」いるようなもので、歩いているのと大して変わらない。
心肺力は残っていても、足の筋力が言うことをきかずに、乳酸の溜まった筋肉が虚しく震えるだけである。

去年の今頃、甲州街道の「笹子峠」を越えた時よりもはるかにもしんどいような気がした。
こちらの方が峠のスケールが大きいだけではなく、傾斜がきつい。
加えて、クルマの交通量が、箱根の方が圧倒的に多いので、ジグザグ走法がでないのもつらいことである。
しかも、登っていて楽しいのも、笹子峠の方で、森閑とした自然との一体感を感じることができたのだが・・・。

IMG_4865.jpg
(ここからが特にしんどい「七曲がり」の坂)

その傾斜の激しさに、力尽きてブレーキを引いて止まっても、車体が後に下がりそうで、ふらふらしながら自転車を降りる始末。
しかし、そういう私の脇を着々と自転車を漕いで登っていく一団がいる。
すごいなあ・・・。
私には、到底無理としか思えない。

そういう厳しい坂道だっただが、旧街道を忍ばせる故地が現れたときには、一息つける思いがしたものである。

IMG_4862.jpg
(江戸時代の旧街道1)

IMG_4872.jpg
(江戸時代の旧街道2)

IMG_4873.jpg
(江戸時代の旧街道3)

IMG_4894.jpg
(江戸時代の旧街道4)

IMG_4895.jpg
(江戸時代の旧街道5・畑宿の一里塚跡)

それにしても、昔の人はすごいもんだ。
われわれからすれば、気の遠くなるようなガッツがないと、こんな道を踏破することはできない。
産業革命の結晶とも言える自転車をもってして、しかもなお、アスファルトの舗装道を行く私なぞは、差詰め、旅の「真似事」をしているに過ぎない。

とは言え、「七曲がり」の終盤には、小田原方面を見下ろす絶景も待っている。

IMG_4866.jpg
(絶景)

そういうわけで、七転八倒しながらも、どうにか峠を登り切って、江戸期以来の「甘酒茶屋」で休憩した後は、一気に走って、転げ落ちるようにして、蒼く澄み切った芦ノ湖に到着した。

IMG_4868.jpg
(「甘酒茶屋」)

IMG_4877.jpg
(芦ノ湖。やや雲がかかっていたとは言え、富士山の真っ白な威容を拝むことができた)

腹ぺこで飢え死にしそうだった私は、何でもいいから食いたいという一心で、大衆食堂に入ってカツ丼をむさぼり食った。
ここで、やまびこさんからメールが来て、見てみると、まだ小田原の三枚橋(旧街道入口)だという(あちこちで買い食いして、なかなか歩が進まないらしい)。
この調子だと、芦ノ湖に到着するのは夕方になるんじゃないかなあ・・・。

IMG_4875.jpg
(神様のように見えたカツ丼)

まあ、私としては、やっと腹も満たされたので、箱根の関所を訪ねることにする。
芦ノ湖を囲む環状道路を走るのだが、クルマが数珠繋ぎに渋滞していてなかなか進めなかった。

IMG_4883.jpg
(箱根の関所跡)

復元の様がなかなか堂に入ってて、感心する。

昼下がり。
明日は、早朝から日光方面に出かけることになっているので、そろそろ引き返すことにする。

ここまで書いてきて、すごく眠たくなってきたので、以下、簡略に書く。

ブレーキを引く手が痛くなるほどの下り坂(舗装状態良好ならず)。
畑宿で、やっとやまびこさん夫妻と会う。
旅先で、こうして知人と会うと嬉しい。
蕎麦屋で、イザベラ・バードのことなどを話ながら、休憩。

畑宿
(やまびこご夫妻と・畑宿にて)

小田原までの長い坂を下った。

再び、東京駅まで輪行して、帰宅することができた。

家に帰って一息ついて、ビールを呷ったときには、午前中の箱根の坂のことがまるで昨日のことのように思えた。

IMG_4892.jpg

走行距離:85キロ(ロードバイク)

テーマ:関東地域情報(東京 神奈川 埼玉 千葉 茨城 栃木 群馬 山梨) - ジャンル:地域情報
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Comment
旅は道連れ Posted by やまびこ
あんぱん食べたり、道草食ったりであちこちでお待たせしました(^^;)

旧道から時々ひょっこり新道に出ると喘ぎながら自転車を濃いでいる人たちがいて、断腸さんの苦闘ぶりが想像できました。
でも翌日の「いろは坂」のリハーサルとしてはちょうどよかったかな?その日記も楽しみです。
2010.05.04 Tue 21:28 URL [ Edit ]
道草こそ旅の本道 Posted by 断腸亭髭爺
やまびこさん

いやいや、道草こそ、旅の本道です。
私も、時間があれば、たっぷり道草を食いたかったところです。

結局、翌日のいろは坂は、登り口の「馬返し」までで断念。
宇都宮に降りてしまいましたが、イザベラ・バードの縁の地をいくつか訪ねることができました。

今度は、箱根駅伝のルートで上がって、西坂を下って、沼津まで走りたいと思います。

京都まで、頑張って歩いて下さい。
2010.05.05 Wed 18:36 URL [ Edit ]
Posted by NOB
断腸亭さん
どうもです~~~!
いや~~、面白い企画です。
私服のご夫妻と並んで・・・・???と思っていましたが・・・
よくよく読ませていただくと・・納得です。
それにしても、うらやましい・・・
銚子・・・行きたかったんですよ・・・!
2010.05.05 Wed 23:02 URL [ Edit ]
是非に・・・ Posted by 断腸亭髭爺
NOBさん

ご無沙汰してます。
いつも、お仕事が忙しそうで大変ですね。

この連休は、ほとんど一日中自転車に乗っているので、なかなかブログが書けませんが、4日の銚子も、なかなか楽しいものでした。

次回の銚子は夏頃にできたらと考えております。
NOBさんと走れたら、「つっこみ」を楽しめるので、走る喜びも倍増するというものです。
その時は、是非に・・・。
2010.05.06 Thu 02:12 URL [ Edit ]

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