日々の身辺雑記や考えたことなどを徒然なるままに書き連ねる「断腸亭日録」です。
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断腸亭日録~自転車日記
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2010.03.21 Sun
銚子行1~暴風雨の中の出立
今日は、「駅からサイクリング・春の北総編」の日。
私は、この催しに申し込んでいないが、樽さんnebanebaさんと「香取駅」(成田線)で合流して、銚子まで一緒に走る予定である。

夕べは、浅草から帰宅して、飲み疲れてすぐに床に入る。

深夜2時半、起床。
外の様子を見に行ってみるが、雨も降っていなければ、特に風が強い様子でもない。
しかし、天気予報では、強風の雨のようなので、合羽の準備などを始める。
そうこうしているうちに、外では、風が急に強まってきたようで、木々がざわめく音が聞こえ始める。
外に出てみる見ると、玄関のドアを開けるのも大変なぐらいの暴風が吹き荒れていた。
ほんの一時間ぐらいの間に、天候が急変したようである。

こいつは大変な一日になるぞ・・・。
吊されているロードバイクを床に降ろして、タイヤに空気を入れる。
確認のため、クイックレバーを締め直して、ブレーキレバーを引いた途端、ブチッっと音がした。
左ブレーキのワイヤーがほつれ始めていたのだ。
ドロップハンドルのブレーキワイヤー交換は非常に面倒である。
バーテープの巻き直しをしなければならないからだ。
まだ時間はあるが、慌ててやってもいいことはないので、今日は通勤用の(アートサイクルスタジオ製)クロスバイク(2×9速のクロモリバイク)で行くことにした。
ただ、こんな風の強い日に、ドロップハンドルじゃないのはちょっと参ったなあ・・・。

5時に出発。
ぶったまげるような強風である。
南風なので、利根川までは追い風になるはずで、ラッキーと思った矢先に雨が降り始める。
江戸川サイクリングロードの土手に上がって走り始めるや、砂利道に突入してしまった。
工事をしているのを知らなかった。
土手の上は、ものすごい突風が吹き荒れていて、自転車を押していると、車体が宙に浮いてしまう。
砂利道の砂が目に入ったので、いったん眼鏡を外して目を拭こうとしたその途端、眼鏡が吹っ飛ばされて、土手下の暗闇に消えた。
回収困難とみて、眼鏡を諦め、葛飾橋を渡り始めるも、ものすごい横風で、斜め45度ぐらいに重心を傾けて走る感じじゃないととても進めない。
追い風に乗ると、自転車ごとつんのめるように進むが、向かい風になると、立ち漕ぎをしても、時速5キロぐらいにしかならない。
上空では、悪魔の雄叫びのように風が唸っている。

態勢を立て直すべく、松戸のコンビニに入る。
店の前の鉄柵に自転車を立てかけて、店に入ろうとしたが、風で自転車が動いているので、再び自転車の所に戻って、違う場所に移動させたその瞬間、ドカンと大きな音がしたのでびっくりする。
何と、コンビニの看板(1畳ぐらいの大きさ)が、移動する前に自転車を止めていた所に落下していたのである。
くわばらくわばら・・・。

店の人に、看板が落ちた旨を告げる。
「お怪我はありませんでしたか?」と聞かれる。

おにぎりとサンドイッチを買って、合羽を着る。
既に、服も靴もビシャビシャではあったのだが・・・。

これは参ったなあ~。
まあ、取りあえず、我孫子あたりまで走ってみて、天候が回復しないようだったら輪行にしようかなどと考えながら、恐る恐る走り始める。

風は四方八方から襲ってくるし、雨は上下左右から襲ってくるので、非常に走りにくい。
走っているというより、「曲芸」をやっているような感じである。

マブチモーターのあたりを走っていたときのこと。
前を走っていた新聞配達のオートバイが風に煽られて転倒。
前カゴに積んでいた新聞紙が、千羽鶴のように舞い上がった。
これを見て私は、もはや、走行不能と判断し、取りあえず、最寄りの松飛台駅(北総線)に避難した。

まるで大怪獣ラドンが飛来したかのように、松飛台駅前の屋台のテントはぶっ倒れて、タコ焼きのプレートが散乱していた。
私は、駅改札前の雨のかからないところに自転車を止めて、しばらく様子を見ることにした。
しかしながら、一向に風も雨も弱まる気配はない。

IMG_4552.jpg
(松飛台駅前の惨状・6時頃)

30分ほど、松飛台駅に退避していただろうか。
自走は諦めて、輪行で香取駅にむかうことにした。

松飛台駅から新鎌ヶ谷駅で乗り換えて新京成線。
新京成線で、松戸方面に向かうか、津田沼方面に向かうか迷った。
しかし、千葉県の鉄道は、おおむね、北に行くほど風に弱いので、津田沼経由で京成千葉駅に出た(もちろん、ダイヤはかなり乱れていた)。

遅れに遅れて、やっとのことで京成千葉駅に降り立つと、かなり風は弱まって、雨も小降りになっていた。
JR千葉駅に行って時刻表を確認。
成田線鹿島神宮行の列車は、千葉駅発8時20分だが、結局ホームに列車が入線したのは9時頃であった。
樽さんが両国から乗り込んだ列車も、40分遅れで出発との携帯メールあり。

列車に乗り込んで、コンビニで買っておいたおにぎりとサンドイッチを食べると、まだたった10数キロほどしか走っていないのに、疲労感がどっと押し寄せてきて、たちまちにした夢の中・・・。

成田の手前あたりで目を覚ますと、風はおさまって、時々晴れ間も見えるほどで、数時間前の、あの暴風雨が嘘のようである。
10時半頃、香取駅に到着。

香取駅では、JRや香取市の主催者のスタッフの人たちが、11時半過ぎに到着する「駅からサイクリング」列車を待ちながら迎え入れの準備をしているところだった。

IMG_4555.jpg
(新しい駅舎になっていた香取駅とスタッフたち)

列車の到着までやや時間があるので、自転車を組み立てて、利根川サイクリングロードの本日の出発地点あたりに行ってみた。

IMG_4553.jpg
(利根川サイクリングロード右岸)

晴れ間が見えるほどの穏やかな天候で、西からの微風が心地よい。
暴風雨の中を走ったので、チェーンもスプロケも泥だらけで、ジャリジャリ音をたてていたが、少し走っているうちに泥が落ちてきたようで静かになる。

駅に戻って、土地のお年寄りとおしゃべりをする。
利根川の北岸(茨城県側)と南岸(千葉県側)では、まったく言葉が違う。
ここ香取佐原界隈の言葉は、銚子のそれによく似ている。
銚子弁との違いがあるとすれば、銚子弁のなかにかすかに含まれる関西弁的な音や言い回しがないことで、銚子の漁師言葉よりもずっと聞き取りやすいのではないか。
たぶん、佐原近辺で話されている言葉の方がこの辺りの古い形態で、銚子の言葉は、江戸以降、船で渡ってきた関西(主として紀州)の言葉がそれに被さったものではないか。

私が立ち話をしたのは、80才ぐらいのお婆さん二人と、40才ぐらいの男性であったが、驚くべきことに、三人が三人とも、「今日は西風なので、銚子に行くには楽でよかったね」という意味のことを口にした。
この辺りは、昭和30年代まで、利根川筋の舟運の中心地だっただけあって、風向きが重要な川船に関する伝統的な感覚が今に生きていることを思い知る。

ただ、たぶん、それだけではなくて、利根川下流域は、年中風の強い所なので、誰しもが風に対して敏感だということもあるかもしれない。
この界隈の家々には、風を避けるために、立派な生け垣が取り囲んでいることが多い。

IMG_4616.jpg
(香取市郊外の住宅街・美しい生け垣が取り囲んでいる)

そうこうしているうちに、「駅からサイクリング」列車がホームに到着した。

歓迎のために、先ほどからリハーサルを繰り返していた、香取市民による佐原囃子の笛太鼓が高らかに響き渡る。

IMG_4557.jpg
(佐原囃子・素晴らしいお囃子であった・ありがとうございます)

列車からは、続々と自転車を引く人々が降りてくる。

IMG_4556.jpg
(特別列車からホームに降り立つ自転車乗りたち)

そして、ついに、樽さんnebanebaさんも、駅から出てきた。

IMG_4559.jpg
(香取駅に到着した樽さんnebanebaさん

降り立った自転車乗りの自転車車種は様々。
ロード5割、マウンテン2割、クロス2割、あとの1割はリカンベントとそれ以外というところか。
ママチャリで参加された方もいた。
女性の割合も比較的多くて(1割ぐらいか)、小学生も一名参加。

主催者の説明の後、三々五々の出発。
樽さんnebanebaさんと利根川サイクリングロード(右岸)に上がって、ひたすら東進の旅が始まった。
nebanebaさんとは初対面だったが、いつもお互いのブログでやりとりをしているので、初めてお会いする気がしなかった。
私の予想通り、豪放闊達な信州人で、お陰で大変楽しい旅になった。

ek001.jpg
(出発地点近くの「津宮鳥居河岸」にて・nebanebaさんと私)

われわれが銚子まで走ったルートは、ほぼこの案内書に従ったものだった。
最初は、西風に押されて、時速30キロぐらいで順調に走ったが、利根川大橋あたりで風向きが変わる。
私の経験では、利根川下流域では、もっと上流の常総大橋と、この利根川大橋あたりで風向きが変わることが多い。

利根川河口堰管理事務所」で味噌汁の差し入れが出た。

IMG_4561.jpg
(「利根川河口堰管理事務所」で味噌汁を食べる樽さんnebanebaさん

IMG_4562.jpg
(利根川サイクリングロードの最東端にて)

銚子市街地に着いて、かなり腹が減ったので、先ずは駅前の魚料理「かみち」で昼食とする。

IMG_4564.jpg
(「かみち」の刺身定食)

その後、三人連れだって、銚子半島を一周して、ゴールの銚子駅に到着。

IMG_4566.jpg
(君ヶ浜)

IMG_4567.jpg
(犬吠埼灯台)

この種のイベントに参加したのは、実は今回が初めて。
「駅からサイクリング」の企画は、実に素晴らしくて、特に利根川サイクリングロード終点から市街地への抜け道ルートは、スタッフが実地調査を重ねて作り上げただけあって、利根川ルートで銚子にサイクリングに出かける際の決定版とも言えるルートだと思う。

やや時間的に厳しかったが、孤独な走りになりがちの利根川ルートも、同行のお二人と歓談しながらの道中だったので、これまでで一番楽しい銚子行になった。

私は、お二人と別れた後、お彼岸なので、親父の墓参りに行った。
お袋には、銚子に来ることを話してなかったので、突然訪ねることになり、えらくびっくりしていたのは言うまでもない。

IMG_4568.jpg
(犬吠埼)

走行距離:80キロ(クロスバイク)

テーマ:自転車 - ジャンル:趣味・実用
旅(自転車)    Comment(8)   TrackBack(0)   Top↑

Comment
いきなり・・・ Posted by たすけ
眼鏡が飛びましたか~ すごいプロローグだ^^;

私も密かに当日香取駅まで自走&伴走参加を目論んでいたのですが、自治会の資料作成が優先で断念しました。というかあの暴風雨ではDNSしましたが^^;
翌日の佐原行きに参加表明しましたのは、いつか機会があれば香取駅で合流の予行でもあったのです。

両国駅出発は私の居所からは、不利ですねー
でも都内で平面ホームが残っている場所はなかなか無いでしょうし、原宿の特別ホーム出発の「駅からサイクリング」が実現したら、相当人気の企画になるでしょうね^^
2010.03.25 Thu 11:19 URL [ Edit ]
おーデンジャラス Posted by xiaoxiong
樽さんのブログで予定通り香取駅で合流されたことを知り、あの暴風雨の中どうされたのかレポを楽しみにしておりました。めがねを紛失されたようですが落車や怪我もない様子なによりです。それにしても看板の落下、危機一髪でしたね。



2010.03.25 Thu 12:44 URL [ Edit ]
次は是非! Posted by 断腸亭髭爺
たすけさん

帰ってきてから、眼鏡が飛ばされた近辺を探してみましたが、見つかりませんでした。
まあ、安物だし、既に傷だらけだったので、諦めもつきます。

リカンベントだと輪行が難しいので大変ですね。
でも、今回のような企画は、リカンベントも参加しやすいですね。
事実、リカンベントの3人組の方が参加されていました。

原宿からの特別列車が企画されたら、私は、乃木希典の子孫だと偽って参加します。
宮内庁も、文句を言えないと思いますが・・・。
2010.03.25 Thu 14:50 URL [ Edit ]
今回ばかりは・・・ Posted by 断腸亭髭爺
xiaoxiongさん

ご無沙汰しております。
佐原に行かれたんですね。
江口百貨店は、なかなか渋かったでしょ・・・。

正直、今回ばかりは身の危険を感じました。
看板が落ちたときは、ぞぉ~としました。

近いうちにまた、ご一緒したいですね。
2010.03.25 Thu 14:55 URL [ Edit ]
お疲れさまでした~ Posted by 棚倉 樽
写真を沢山アップしていただいてありがとうございます。

そうそう、あの朝は「地球最大の決戦」でキングギドラが町を吹き飛ばしてゆくシーンでもありました(笑)。
看板落下の話、チビりそうになりましたよe-350

ご一緒出来てホントに楽しかったですe-257
また自転車に酒にとよろしくお願いします。
2010.03.25 Thu 15:05 URL [ Edit ]
今度は、 Posted by 断腸亭髭爺
樽さん

こちらこそ、写真をお送り下さいまして、ありがとうございます。

ゴジラをはじめとする怪獣は、自然現象の形象化なんだなあということをひしひしと感じた朝でした。

今度は、もっとゆっくりと銚子巡りをしたいですね。
2010.03.25 Thu 18:40 URL [ Edit ]
乃木大将殿 Posted by nebaneba
髭断腸
断腸亭髭爺さま

悪魔の雄叫び、
千羽鶴のように舞い上る朝刊.
大怪獣ラドンの飛来。
自宅から輪行を決め込んでいた私には
想像を絶する嵐だったんですね。
higedanchoさんや棚倉さんのご苦労も体験せず
ただただ楽しく走らせていただけた事に感謝です。

佐原はゆっくり走りたい街の一つです。
銚子の歴史ある街もゆっくり巡行を楽しみたいですね。
「かみち」で大宴会だけでも魅力です。
私は翌日ちょっぴり「朝から天国」させていただきましたが・・・・・。
楽しい輪行をありがとうございました。


PS、
髭断腸さんとお呼びしたほうがよろしいのか、それとも断腸亭さんとお呼びしたほうがいいのでしょうか?
乃木大将とお呼びしたほうがぴったりとは思いますが・・・・。




2010.03.25 Thu 22:25 URL [ Edit ]
「大宴会」 Posted by 断腸亭髭爺
nebanebaさん

佐原と銚子の両方をゆっくり廻るのは、時間的に厳しいので、一つずつがいいですかねえ。

佐原近辺も、見所が多いので、一挙に輪行で佐原まで来てしまって、香取神宮など周辺をのんびりサイクリングして、どこかで「大宴会」(これ必須)して、輪行で帰るというのが理想です・・・。

どちらでも結構ですが、断腸さんと呼ばれることが多いです(乃木大将は畏れ多いです)。
面倒くさい名前ですみません。
2010.03.26 Fri 13:57 URL [ Edit ]

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