日々の身辺雑記や考えたことなどを徒然なるままに書き連ねる「断腸亭日録」です。
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断腸亭日録~自転車日記
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2010.01.14 Thu
城下町佐倉探訪~鰻屋「玉屋」と歴博の縄文展・簡便輪行法新機軸
昨日、職場の掲示板の前を通り過ぎたとき、一段と目を引くポスターが貼ってあったので、何だろうと足を止めて見てみた。
すると、それは、千葉県佐倉市の「国立歴史民俗博物館」で開催されている「縄文はいつから!? -1万5千年前になにがおこったのか」展(注)のポスターであった。

縄文
(「縄文はいつから!? -1万5千年前になにがおこったのか」展のポスター)

縄文ファンの私としては、何が何でも見に行きたい。
期間は、まだ10日ほどあるが、週末は混むだろうし、来週から忙しくなりそうな気配なので、今日、行ってしまおうと決めた。

入浴・洗濯・朝食を済ませて、9時前に出発(ロードバイク)。
佐倉までは、50キロ弱あるので、ゆっくりしていると、夕飯までに帰れなくなる恐れがあるので、輪行の道具も持って行くことにする。

佐倉までのルートは、昨年末に銚子に行った時とほぼ同じなのでそちらをご参照のこと。
やはり、地獄の県道57号はしんどかった!

IMG_3790.jpg
(途中の印旛沼サイクリングロードの西のゼロ地点)

11時過ぎに佐倉に到着。
佐倉城趾(佐倉藩11万石の根城)の堀端を走る。

IMG_3792.jpg
(佐倉城趾堀端・濠には氷が張っていた)

佐倉城趾の裏門から城内を突っ切ろうとそこから入ってみたが、すぐに砂利道になってしまったので、再度城外に出て回り込むことにする。

IMG_3791.jpg
(佐倉城趾の小門)

さて、昼時なので、先ずは昼飯である。
実は、今日は、端から鰻と決めていた。
目指す店は、鰻の「玉家」。
どういう店はよく知らないが、佐倉・鰻で検索すると、そこばかり出てくるので、是非行ってみようと思ったのである。

佐倉の市街地は、城趾も含めて、そのほとんどが下総台地の上にあるので、最低1回は急な坂を登らなければならないのだが、私は西側の濠を反時計回りに回り込んで、南側から坂を登った。
ところが、これが17%ほどもあるすごい坂で漕いで登ることはできなかった。

玉家」は、ちょっと分かりにくいところにあるが、かつて佐倉城の大手門があったところ(地図)から、東に延びる大通りを断固として道なりに辿れば、やがて看板が見えてくる(店の地図)。

IMG_3800.jpg

しかし、店の本体および入口は、ここから坂を降った所にあるのだ。

IMG_3799.jpg
(坂の途中にある「玉家」)

ちょうど開店時間の11時半だったが、旅館のような玄関先には、営業中とも何とも書いてないので、ここから入って良いものかちょっと躊躇する。

IMG_3798.jpg
(「玉家」の内門と玄関)

硝子の引き戸をがらりと開けると、女将さん風な女性が出てきて、こちらへどうぞと私を案内してくれる。
開店したばかりの日本家屋にて、室内は冷え冷えとしている。
細い廊下を歩きつめた和室に案内された。
びっくりしたのは、私はひとり客だというのに、あてがわれたのは、床の間付の8畳間の個室であった。

IMG_3793.jpg
(私が案内された8畳の和室)

女将さん風の人が、冷え切った部屋に暖房を入れてくれて、お茶をついでくれる。
創業120年の老舗だという。

私は、2000円のうな重定食を注文して、鰻が出来上がるまでの時間(20分ぐらい)、地図を眺めながら過ごす。

障子には、庭の竹林が影を作っていた。

IMG_3796.jpg
(障子に映った影)

やがて、鰻が出来上がって、私の部屋に運ばれた。
これで、お銚子の一本もあれば言うことなしなのだが、自転車なので我慢!

IMG_3797.jpg
(2000円のうな重)

タレの色が濃いので、辛口かなと思いきや、そうではなくて、ちょうど良い感じ。
鰻の皮がパリッとしていて、蒸しすぎの鰻が苦手な私には願ったりかなったり。
肝吸いの肝が大きくて立派なのにも感心した。

空腹だったので、むしゃむしゃと平らげた。
食後はいささか眠たくなって、しばしその場にごろり・・・(個室の特権なり)。
ここで、パンパンと手をたたけば、綺麗なお姉さんが現れそうな風情である。

しかし、あまりゆっくりしていると、歴博を見る時間がなくなってしまうので、店を出る。

大手門跡から城内に入る。
立派な空堀が至る所にあって、往時が偲ばれる。
天守閣跡も、その土台部分だけは残っているが、写真を取り損ねた。
詳しくは、先達のこのサイトをご覧あれ。

歴博には、近隣の小学生が社会科の課外授業か何かでたくさん来ていて悪い予感がしたが、歴博のべらぼうに広い館内に稀釈分散していまい、さほど気になることはなかった。
まず、企画展の「縄文はいつから!? -1万5千年前になにがおこったのか」の展示室から見始める。

縄文時代の研究は、土器に始まり土器に終わると言っても過言ではないが、その土器の年代測定法(炭素14年代測定)から、縄文時代の始まりが、だんだん古い時代へと遡りつつある。
また、列島内だけではなく、韓国の済州島(チェジュド)から出土した非常に古い土器の展示など、東アジア圏という大枠の中で、縄文文化の特殊性や共通性を明らかにしようとしているところが、今回の展示会の面白いところだと思う。
ただ、企画展会場は、撮影禁止だったので、写真を撮ることができなかった。

世界でも最古の土器を作った縄文人は、もちろん、われわれ列島人の直接の先祖である。
縄文という巨大な通底層の上に、それに較べればかなり薄っぺらな渡来系の文化(弥生)層が被さって、大和政権が誕生することになる。
ごく最近の明治以降の「近代」などというものは、実生活に及ぼす皮相的な影響力こそ多大なれど、1万4千年にも渡る縄文期の原型的かつ膨大な「体験」の積み重ねに較べれば、コップの中の嵐に過ぎない。
縄文文化こそが、日本列島文化の基礎を形作っていることを、再び思い知ったような気分になる。

ただし、やはり圧巻なのは、常設展の方である。
縄文弥生・上代・中世・近世の圧倒的な展示物は、一日ではとても消化できるものではない。
ここに来ると、いつも反省するのだが、今度は、もっと時間を取って、たとえば、開館と同時に入館して、昼食も館内のレストランで食べるなりして、じっくり見てやろうと思うのだった。

たとえば、一泊で来て、一日目は、昼を食べて午後から閉館まで歴博。
どこかの安宿で、川魚料理か何かを食べて、一泊。
二日目は、開館と同時に入って、午後は、周辺をサイクリングして帰るというような・・・。
桜の頃なら、最高だろうな。

ここでは、撮影可能だった常設展の写真を何枚か紹介しておこう。

IMG_3802.jpg
(実に多彩な縄文土器・何しろ1万年以上続いたわけなので)

IMG_3804.jpg
(千葉県市川市の姥山貝塚の竪穴式住居跡から発掘された男女5遺体のレプリカ・5千年ほど前の縄文遺跡・死因は謎ながら、他殺体ではないらしい)

IMG_3806.jpg
(縄文人の骨格と復元人体)

IMG_3803.jpg
(いつ見ても感心する弥生期の高床式倉庫)

IMG_3807.jpg
(平城京朱雀門の縮小復元)

江戸期までの展示物を一通り見た私は、目が疲れて頭が痛くなってきたので、そろそろ帰ることにした。
時計を見ると、3時を回っていたので、輪行で帰ることにした。

京成電鉄の京成佐倉駅で、輪行の準備をする。
輪行方法は、いつもの「100円ショップ自転車カバー利用簡便輪行法」である。

IMG_3811.jpg
(前輪をはずして、こんな感じで、各所をビニールテープで留めて、上から100円ショップ自転車カバーを被せて、物干し竿用の洗濯ばさみで止める・ハンドルは、写真のように前に向かって右に曲げてトップチューブに固定すると運びやすい)

昨夏、東北ツーリングに行った際に思いついた新機軸をご紹介しよう。
立たせたとききに、床面と接するフォークの先に、100円ショップで買ってきた、家具などの足に嵌め込むゴム製のキャップを取り付けると傷がつかなくて良い。

IMG_3810.jpg
(フォークの先に家具用の足キャップを付ける)

こうして私は、京成八幡駅で下車、自転車を組み立てて、江戸川サイクリングロードを走って帰宅した。
夕陽に富士の山容が浮かんでいて美しかった。

(注)展示会の主旨:「近年の東アジアにおける考古学的新発見と年代測定などの研究の進展によって、縄文文化の位置づけは大きく変わってきています。炭素14年代測定による研究から、日本列島で最古の土器が約1万6000~1万5000年前まで遡り、世界最古の土器の一つであることが分かってきました。この展示では、土器が誕生したころの自然環境や東アジアでの文化の動きを探り、日本列島での土器の出現を探ります。また、石器の変化や竪穴住居の出現、土偶・石偶などの精神文化の様子を探り、縄文文化の成立からその後の縄文文化の発展の道筋を探りたいと思います」。

縄文想像図
(東京都あきる野市前田耕地遺跡の復元画・遡上する鮭を捕獲しているところ)

走行距離:64キロ(ロードバイク)

テーマ:自転車(スポーツ用) - ジャンル:スポーツ
小さな旅(自転車)    Comment(8)   TrackBack(0)   Top↑

Comment
続編に期待♪ Posted by たすけ
うほっ!実は先日のホームセンター巡りで、八千代市内でこのポスターを見かけて「ちょっとだけ寄り道していい?」と家族に打診したら、あえなく却下e-444
非常に興味ありますので、続編レポートに期待致しますぅ♪
2010.01.15 Fri 09:31 URL [ Edit ]
ラーメンあたりで・・・ Posted by 断腸亭髭爺
たすけさん

そういう場合は、食べ物で「釣る」のがいいかもしれませんね(しかし、鰻は高いので、ラーメンあたりでいかがでしょうか)。

とにかく見応えのある歴博の展示物、朝一番に行かれることをおすすめいたします。
2010.01.15 Fri 15:51 URL [ Edit ]
あ...やはり Posted by たすけ
撮影禁止でしたか^^;
歴博はかれこれ4~5回訪れていますので、常設展は省いて縄文展に興味がありました。いつも縄文~弥生への分岐点が曖昧なので、この縄文展になにかヒントがあればと思いました。

それはそうと..八潮市には日本人相手の店ではない手加減なしの本格カレーの店があるそうで...
http://ameblo.jp/kashiwan/entry-10430418404.html
今度自転車仲間のkashiwanさんに案内して頂こうと思っております。
断腸亭さんのご近所ですし、ご一緒にいかがですか?^^
2010.01.15 Fri 16:42 URL [ Edit ]
縄文と弥生の分岐点 Posted by 断腸亭髭爺
たすけさん

縄文と弥生の分岐点は、石鏃(弓矢の先に付けるヤジリ)の大きさにあると私は見ています。
弥生期から突然、石鏃が巨大化します。
革製の鎧を貫通させるためです。
つまりは、「戦争」の発生をもって、弥生期に入ると私は考えています。

八潮のパキスタンカレー、かなり美味しそうですね。
家からだと、たぶん、7キロぐらいしかないようです。
近々、偵察してきます。
http://r.tabelog.com/saitama/A1102/A110205/11021841/
有益な情報、ありがとうございます。
2010.01.16 Sat 04:00 URL [ Edit ]
頭が下がります。 Posted by しゃあ あずなぶる
「行く」となったら、すぐに行動する。
断腸さん。凄いですね。

今日からセンター試験ですね。
大変ですが頑張って下さい。
2010.01.16 Sat 04:24 URL [ Edit ]
ありがとうございます Posted by 断腸亭髭爺
しゃさん

ありがとうございます。
佐倉はいいですよ。
そのうち、一緒に行きたいですね。
2010.01.16 Sat 08:10 URL [ Edit ]
比較出来ます Posted by 相子
大阪の民博を訪ねてから暫らく後に歴博が出来きました。そこにゆきまして時間差を感じましたね。歴博の展示する細かな世界の模写が見事でした。展示技術の向上が良く分かりました。
大阪には以来行っておりませんが、あちらも進歩しているでしょうね。
2010.01.16 Sat 09:13 URL [ Edit ]
「レキハク」という言い方 Posted by 断腸亭髭爺
相子さん

大阪の友人と民博に行ったことがあります。
でも、「ミンパク」というのが、民俗博物館を意味することを理解するのにやや時間がかかりました。
万博=バンパク、故に、「ミンパク」ということ。
「レキハク」という言い方も、私には、大阪の香りがします。

展示技術は、昔に較べると、長足の進歩を遂げていますね。
だんだん、演劇的になりつつあります・・・。
2010.01.17 Sun 04:33 URL [ Edit ]

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