日々の身辺雑記や考えたことなどを徒然なるままに書き連ねる「断腸亭日録」です。
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断腸亭日録~自転車日記
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2009.10.16 Fri
真昼の発砲
私の世代ぐらいだと、少年期は、まだ、アメリカ製西部劇の黄金時代で、テレビでかかるアメリカの西部劇ドラマ「ララミー牧場」「拳銃無宿」「ローハイド」などをこの上なく熱心に「鑑賞」していた。
少し遅れて、「0011ナポレオンソロ」や007シリーズが少年の憧れの的となる。
そして、「コンバット」のような戦争ドラマや映画・・・。
もちろん、ジョン・フォードの一連の傑作西部劇の重厚な威光も衰えることなく、田舎の映画館では、新作とカップリングで放映されていた。

それらの映画やドラマで大きな比重を占めている中心的なアイテムは、何と言っても、銃(ガン)であった。

西部劇なら、45口径のコルトピースメーカーウィンチェスターライフル(19世紀米国製/ジョン・ウェインの世界です)。
スパイ物なら、ワルサーP38(ドイツ製)。
第二次大戦なら、コルト・ガバメントとガーランド・ライフルとトンプソン・サブマシンガンとM1カービン(いずれも、ベトナム戦争途中までの米軍正式採用銃)。
また、ドイツ軍の戦車の名前は、今でも暗記しているぐらいだ。

さらに、体験したことのない太平洋戦争の「記憶」は、昭和30年代の男の子たちには、零戦や戦艦大和といったアイテムを中心に、映画(いわゆる零戦物)やおもちゃ(プラモデル)の形で受け継がれていた(何故か、三八式歩兵銃は人気がなかった)。

友人の兄貴(中学生)が、当時のモデルガンを使って、改造銃を拵え、試射に立ち会ったことがある。
私が小学生の頃の貴重な体験だった。

メーカー名は忘れたが、彼は、金塗りのコルト・ガバメントのモデルガンを持っていた。
それだけで、羨ましくて、毎日のように友人の家に訪ねて見せてもらった。
たまに触らせてもらったこともある。

前にも書いたが、当時のモデルガンは、金属製で、しかも、銃口が空いていたので、サイズの合う弾丸さえ作れば、リボルバー(弾倉回転式拳銃)なら、比較的簡単に改造銃が作れた。

・・・などど聞くと、びっくりする人もいるかと思うが、銃なんて物は、真空管ラジオに較べれば、その100年以上も前に成立したローテク装置なので、道具と材料さえあれば、誰でも簡単に作れるのだ。

ガバメント
(コルト・ガバメント実銃の分解写真)

ところが、リボルバーならともかく、発射する度に、発射のガス圧で自動排莢・次弾装填を繰り返すオートマチック拳銃は、モデルガンの場合、実銃(鋼鉄製)と違って鉛製なので、火薬の量を間違えると作動しなかったり、あるいは、破砕する危険があったので、少年たちにとっては、きわめて難物だったと思う。

当時、その友人の兄貴が45口径(?)の薬莢と弾頭をどう拵えたか、詳しくは分からなかったが、たぶん、モデルガン用の弾頭に、米軍から流出した使用済みの薬莢(これは今でも簡単に入手可能)に手を加えたのだと思う。

弾丸の薬莢部には、雷管(プライマー)という小さな起爆装置があるのだが、使用済み薬莢では、これがない。
そこで、雷管の部分を丁寧に打ち抜き、ピンセットなどを利用して、内側に口径に切り抜いた薄紙を入れて、火薬パウダーを詰め、弾頭で蓋をして、ペンチで丁寧に固定する。
それから、外側から、発火性の強いカンシャク玉の火薬などを雷管の外側の小さな穴にそっと入れて、銀紙の小片をセメダインで貼りつけ蓋をする(もちろん、これ以外に、銃本体の撃針も加工する必要があるはずだが、たぶん、これが一番難しいかもしれない)。

言葉では簡単だが、結構細かい作業である(爆発の危険はまずない)。

さて、そうして、その友達の兄貴は、3発の銃弾を作り、マガジン(弾倉)に装填した。
カシャッという冷たい音を立てて、スライドを引き、チェンバーに初弾を装填。

森の中、真上に銃口を向けて、引き金を引いた。
バッバッという大きな音がした。

しばらく、誰も動けなかった。

見ると、銃のスライド部(上部)がどこかに吹っ飛んでなくなっていて、その兄貴の額からは、血が出ていた。
そうだ、後退したスライドが後ろに飛んで、彼の額をかすったのだ。
怪我は大したことはなかったが、眼に当たっていたら大変なことになったであろう。
弾丸は、すべて発射されていた(一応、成功)。
だが、セミオートではなく、フルオートで3発連弾で発射され、鉛合金の部品は、そのパワーに絶えきれず、壊れてしまったというわけだ。

私たちは、心臓がどきどきし、足ががくがくして、しばらく歩けず、蝉の鳴くその森で、壊れた銃をずっと見つめていた。

走行距離:6キロ(ロード+ママチャリ)

思い出    Comment(6)   TrackBack(0)   Top↑

Comment
犬を撃った将校 Posted by 相子
中国の青島の家の前は陸軍の将校の宿舎でした。
ある日狂ったようなセパートが我が家の庭に入って来ました。門を閉めて将校の宿舎に処置を頼みに行きました。
私たち子どもは二階に上がり窓から眺めていました。
将校は門の前に立ちはだかり、拳銃を構えました。
狂ったように門の方に犬が行きます。パーンという音と同時位に犬は倒れました。
口の真ん中に弾が命中したのです。
撃った後その匂いが庭全体にたちこめました。
将校の腕にも驚きましたが、子ども心に「そんなことしていいのー?」と言う感じを持ったものです。
ララミー牧場など良く見ましたね。銃の話は分かりませんが、男の子には興味があるのですね。でもそれって元気者の子どもでしょうね。
2009.10.17 Sat 19:43 URL [ Edit ]
真昼の発砲より昼間から発泡酒が好き。 Posted by しゃあ あずなぶる
居ましたね、近所に。改造拳銃を作っちゃう「兄貴」・・・憧れの「兄貴」です。
大学生の時、工作センターの機械で単発銃を作った事がありました。
う~ん。さすが工学部。ちゃんと出来ました。
射撃部だったので実銃も実包も持っていたので、皆から「なんで今さら手製銃なの?」
と言われ「それもそうだ」と棄てました。

体験したことのない太平洋戦争の「記憶」・・・。
ボクらにとって、特にオタクでなくても「零戦」と「大和」は、何か特別でした。
しかし息子や娘には、もう何も無いようです。
スカイラインGT『R』にしても、もはや「ただの」2000cc、100Hp・・・普通かな。
時間の流れには勝てないんですね。
2009.10.18 Sun 06:09 URL [ Edit ]
混乱 Posted by 断腸亭髭爺
相子さん

ご返事、遅くなりまして、申し訳ありませんでした。

まるで映画のワンシーンのようですね。
目に浮かぶようです。
さぞかし、印象的だったと思います。

「ララミー牧場」と「0011ナポレオンソロ」を同時に見ていた少年の私は、やや混乱しました。
どっちが本当のアメリカか、分からなくて・・・。
2009.10.21 Wed 13:51 URL [ Edit ]
次は・・・ Posted by 断腸亭髭爺
しゃあさん

やっぱりやりましたか。

もし今度作るときは、映画『ジャッカルの日』に出てきた単発の特殊ライフルを作りたいので、ご協力お願いします。

これです。
http://summaars.net/jackal/jackal7.jpg
2009.10.21 Wed 13:57 URL [ Edit ]
うわっ Posted by 樽
ホント鉄砲って男子は誰でも燃えましたね。
男子の象徴(?)。
ホノルルのガンクラブで実弾体験した時は、興奮を通り越して自分が怖くなりましたe-350
その時撃たせてはくれなかったけれど、44マグナムを手にした時はアドレナリン沸騰でしたe-350
今、私の手元にある自慢の品は、坂本龍馬のSMITH & WESSON MODEL2 ARMYの精巧なモデルガン。
20年程前に写真雑誌フォーカスの通販広告で買ったのですが、銃口も深く掘ってあるヤバ系でした。
27,000円の頭金7,000円を振り込んだ後に会社が倒産したようで請求がありませんでした。
得したのか妥当な値段だったのかは分かりませんが…e-264
2009.10.22 Thu 02:23 URL [ Edit ]
それは貴重です! Posted by 断腸亭髭爺
樽さん

SMITH & WESSON MODEL2 ARMY(龍馬モデル)、27,000円は高すぎると思いますが、7,000円ならすこぶるお買い得ですね。
カートリッジなんかも、さぞかし、リアルな仕上げでしょうねえ(涎~)。
本体からシリンダー(レンコン)を着脱する機構などをいじってみたいです。
因みに、この拳銃、第7騎兵隊のカスター中佐の愛銃であったとか。

ルガーP08のゲーリングモデルとか、ピースメーカーのパットンモデルなど、値は張りますが、雑誌なんかの広告で見ていると、欲しくなりますねぇ~。

私も、海外で実銃を撃ったことがあります。
コルトガバメント、ベレッタ92F(9ミリ)、H&Kのサブマシンガン(9ミリ・セミオートのみ)など。
小口径の9ミリ弾よりも、45口径のコルトガバメントの方が、私には、合っていました。
しかし、支払いの段になって、請求額に目玉が飛び出しそうになりましたが・・・。

2009.10.22 Thu 14:43 URL [ Edit ]

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