日々の身辺雑記や考えたことなどを徒然なるままに書き連ねる「断腸亭日録」です。
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断腸亭日録~自転車日記
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2009.07.31 Fri
東京名所図会~仙台堀川公園・築地
夏なのに、夕べから北風が吹き出した。
急に涼しくなって、昨日の真昼の暑さが嘘のようである。
やはり、アマテラスはご立腹なのにちがいない・・・。

今日も、お袋を見舞うべく、本郷の病院へ。

ただ、涼しいので、やや遠回りになるが、東京の至宝たる「築地」に寄って、私の大好きな立ち食いラーメン屋「井上」でラーメンを食べたいと思った。
もう一つの目的は、以前から気になっていた仙台堀川親水公園を是非とも走ってみたいということ。

フジクロスに乗って、いつもの定番経路を走って、四ツ木橋から荒川サイクリングロードに出る。
荒川サイクリングロードは実に久しぶりである。

そもそも、荒川は、近代になって人工的に開削された「放水路」だけあって、全体として殺風景なのがよい。
冬はその寂寥たる雰囲気がいささか辛く感じられることがあるが、夏は風景が淡泊な分だけ涼しげに感じられなくもない。
北東の風に押されて快走。

IMG_2548.jpg
(殺風景な荒川)

葛西橋から一般道・葛西橋通りに出る。
そのまま西進して、「南砂6丁目」の交差点を右折すると、仙台堀川親水公園の入口が見えてくる。
この公園は、葛西橋通りと平行して走る長細い公園で、江戸初期に掘られた水路を一部暗渠化して作られたもの。
以前に日記で取り上げた「大横川親水公園」と同じ趣向と設計思想で作られた公園のようである。
しかもこの公園、途中で「横十間川親水公園」と十字に交差して、江東の地に独特の空間を現出せしめている(以上、三本の「川」は、いずれも江戸時代に開削された用水路。江戸時代の人が、なぜ南北の線を「横」と表現したかについては調査中)。

IMG_2549.jpg
(仙台堀川親水公園と横十間川親水公園の地図)

この仙台堀川親水公園は、走っていて何より楽しい。
森あり、橋あり、池ありで、しかも、わざとくねくねとした道を付けてあるので、大横川親水公園の場合と同様、まるでジャングルクルーズの徒歩自転車版のようである(あるいは、エドガー・ポーの『ランダーの別荘』の江東区版というか・・・)。

IMG_2554.jpg
(多様な風景を演出する人工庭園)

公園化されるまでは、「川」だったので、当時の橋をいくつもくぐりながら進むことになる。
これがまた楽しい。

IMG_2553.jpg
(以前の橋は、今でも陸橋として機能)

IMG_2555.jpg
(仙台堀川は全面的に暗渠化されているのではなく、このように地上に現れている部分も多い)

走っていると、面白い場所に出くわした。
確かに橋なのだが、異常に水位が高くて、今にも橋が冠水してしまいそうなのである。

IMG_2552.jpg
(冠水しそうな橋に見えるが・・・)

しかも、上には鉄橋(貨物線)が通っていて、橋とこの鉄橋もかなり接近していて、自転車で通過するときは思わず頭を下げてしまうほどである。

自転車を止めて、よく観察してみることにした。

IMG_2550.jpg
(しかもこの橋、くの字になっている)

橋の下の水は結構透明度があるので、水中に目をこらすと、何やら大きな魚がうようよ泳いでいる。
一尺もあろうかというボラの群だった。

橋の傍らには、案の定、橋の「説明板」があった。

IMG_2551.jpg
(この説明板を読んで納得)

面白いことに、この橋は、いわゆる浮橋であり、水位とともに上がったり下がったりするというわけだ。
なるほど、実に的を射た設計思想で、ここに道を通すためには、部分的に埋め立てなければならず、それには資金と環境破壊をともなうので、この場所に関しては、「浮橋」という発想を採用しているわけだ。
この公園を設計したのは誰だろう。
なかなかの人物であるように思う。
いずれ、調べてみよう。

そうして変わりゆく景色を楽しみながらゆったりと走っていると、目の前に重厚な瓦屋根の建築物が現れた。
何かと思って見ると、便所だった。

IMG_2556.jpg
(便所たる「すっきり館」・この公園には、この種の遊び心も各所にある)

せっかくだから、用を足して、すっきり。

この公園はただし、高速で走行したい人には向かない。
曲がりくねった道には、散歩者も多い(特に週末は)。
早く走りたい人は、公園と平行して通る葛西橋通りを走ればよい。
歩行者に警鈴を鳴らすなどという破廉恥な行為をする人は、この公園の素晴らしさを愛でる資格はない。

仙台堀川公園は、やがてその西端で、「木場公園」に接続するような形で終わる。

私は、葛西橋通りに戻り、永代橋を渡る。
この橋の上からは、どうしても、このアングルで写真を撮りたくなる。

IMG_2557.jpg
(永代橋より佃島を見る)

しかも、どうしても、19世紀中期に同じ場所を描いた広重の「永代橋佃沖漁舟」も引用したくなる。

永代橋佃沖漁舟
(広重「永代橋佃沖漁舟」・手前の橋が永代橋、遠景の陸地が佃島)

茅場町の交差点で左折して、新大橋通りを西進して、ようやく築地に到着。
いそいそと自転車を止めて、ラーメン屋「井上」に向かうも、既に店じまいの支度をしていた(築地の名店は大概、昼過ぎで閉店)。
がっかりである。
仙台堀川公園でゆっくりしすぎたなあ・・・。

仕方がないので、築地場内外を散策する。

IMG_2559.jpg
(買い物客で賑わっている築地場外市場)

IMG_2561.jpg
(商店の裏手・積み重なった歴史)

IMG_2563.jpg
(場内の食堂も店じまい・まだ開いている店には行列)

IMG_2564.jpg
(幾星霜を経た冷凍倉庫)

どこかで海鮮丼でも食おうかとも思ったが、そもそもがラーメン路線で思考していたので、ラーメンの線が捨てがたく、以前にもよく通った、晴海通りの「博多ラーメン・ふくちゃん」に行くことに。

IMG_2567.jpg
(「博多ラーメン・ふくちゃん」)

ラーメンと餃子のセット(780円)を食べる(トッピング類充実)。
70点。

IMG_2568.jpg
(ラーメン屋の前の晴海通りから勝鬨橋をながめる)

こうして私の腹はやっと満足して、銀座の街を抜けて、内堀通りから駿河台を登って、御茶ノ水橋を渡って、本郷の病院にたどり着いたのであった。

IMG_2571.jpg
(江戸城趾「大手門」)

メモ:「仙台堀川の由来

走行距離:52キロ(フジクロス+6速ママチャリ)

小さな旅(自転車)    Comment(4)   TrackBack(0)   Top↑

Comment
浮橋 Posted by じて通マン
世の中頭のいい人っているんですね。ちょっとした発想の転換や発想のずれが生み出す絶大効果。でもその効果がすごいことに着目できる人はもっとすごい。人は橋が架かっていることさえ普通だと思っていますから。
ところでボラの群れは迫力ありますね。どこで卵産むか知られていないでしたっけ。
2009.08.02 Sun 06:38 URL [ Edit ]
へー!へー!です Posted by 相子
時間を無駄にせず走り、美味しい物を食べ、見学もして。
ラーメンが凄いですね。今日もいろいろ勉強しました。
ところで自転車にペットボトルを付けたのを初めて見ましたが、普通なんですか。
私にはへー!なんです。
2009.08.02 Sun 10:07 URL [ Edit ]
水辺の空間 Posted by 断腸亭髭爺
じて通マンさん

好みはあるでしょうが、私は、あの公園が気に入りました。
江戸時代にはたくさんあった堀割を、ただ埋めて道路にしてしまうのではなく、遊び心のある公園に仕立て直しているところが面白いですね。

水辺の空間というのは、都市生活にとって、大切な場所ですが、もっと研究がなされてもいいと思います。
2009.08.02 Sun 18:37 URL [ Edit ]
なかなかのアイディア Posted by 断腸亭髭爺
相子さん

自転車にボトルを取り付ける器具を、「ドリンクホルダー」とか「ボトルケージ」と言います(数百円からあります)。
私は、冬でも夏でも、自家製のお茶を詰めたペットボトルを収納して出かけます(節約にもなる)。
自転車乗りの人は、大抵そうしているようです。
ボトルを出し入れしやすくて、ボトルの重さを車体に委ねてしまえば、楽でもあるからです。

私は、これを2個取り付けて、ひとつにはお茶のペットボトル、もうひとつには缶コーヒーなどの甘い飲み物を入れて出発します。

この器具(たぶん、戦前からあった)は、なかなかのアイディアだと感心しています。
2009.08.02 Sun 18:46 URL [ Edit ]

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