日々の身辺雑記や考えたことなどを徒然なるままに書き連ねる「断腸亭日録」です。
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断腸亭日録~自転車日記
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2009.07.24 Fri
向島~「見番通り」と国道6号線回避ルート
梅雨明けしたはずなのに、ここ連日、梅雨のような天候である。

もしかしたら、皆既日蝕でもあったし、ヘソを曲げたアマテラスが天岩戸(あまのいわと)に籠もったまま、出てこないのかもしれない。

アマテラスの逆鱗に触れたのは、弟スサノオの乱暴狼藉だったが、もしかしたら、コイズミ・アベ・フクダという、民草の暮らしを無視し続けた「無能宰相3バカトリオ」が現代のスサノオ君であり、その滅茶苦茶な失政に怒っているとも考えられる。

古事記によれば、アマテラスを再び引っ張り出して光明ををもたらしたものは、アメノウズメの裸踊りと、神々の笑いと、タヂカラオの怪力であった。

今、われわれに必要なのは、「踊り」と「笑い」と「力」なのかもしれない・・・。

閑話休題。

今日も、曇り時々雨の予報だったので、6速のママチャリで出発。
時間がたっぷりあったので、いつも気になっている「見番通り」(墨田区向島)をゆっくり見てみることにする。

それはそうと、葛飾側から四ツ木橋を渡った後、私の場合は、そのまま東向島交差点の手前まで国道6号線を走ってしまうことが多いのだが、のんびり走りたいときは、次のルート(国道6号を回避する抜け道ルートでもある)を辿ってみるのもよい。

四ツ木橋を降りきったところの大きな交差点(「四ツ木橋南」)を右折する。
一つ目の信号を左折。
この左折した道が「玉の井・いろは通り」で、あとはこの通りを道なりにずぅ~っと進む。
途中で、東武伊勢崎線をくぐると「大正通り」になる。
「大正通り」は、墨堤通りとぶつかって終わる(「白髭橋東詰」付近)。

この「いろは通り」~「大正通り」、走っていて楽しい商店街なのだが、携帯メールを打ちながら自転車を走らせる高校生や、前カゴに大根やネギを満載したママチャリが右側並列走行しているのは当たり前の世界なので、週日の朝夕は避けたい。
だが、週末なら、ほぼ全日走りやすい。
クルマが嫌いな人は「いろは通り」を。
自転車が嫌いな人は国道6号線を(最近、私はクルマより自転車のが恐いのでこっち)。

なお、雨の日などは、いろは通りの終点からそのまま白髭橋をめざして、隅田川東岸(左岸)の首都高下の道を進めば、吾妻橋まで、ほぼ「屋根付き」の道を走ることができる。

さて、墨堤通りにぶつかったら左折して、途中、左側に白髭神社などを見ながら道なりに走ると、やがて「墨田区屋内プール体育館」のちょっと先で道が大きく二股に別れる。

右に行けばそのまま墨堤通りで、左に行けば「見番通り」である。

この墨堤通りと見番通りの分かれ目のところに、日本野球史上、忘れてはならない場所があるので、それにも触れておこう。

IMG_2486.jpg
 (「隅田公園少年野球場」)

隅田公園少年野球場」である。
ここは、日本初の「少年野球場」で、かの王貞治少年も、ここで野球を練習した場所なのである。
作られたのは、まだ占領軍統治時代の1949年だという。
今からすれば小さい「球場」だし、しかも、なぜか長方形のグラウンドで、使いにくかろうが、日曜日の早朝などここを通りかかると、未来の王選手たちが元気の良い声を出しながら白球を追っている。

ついでだが、有名な「言問団子」が店を構えているのは、この少年野球場の隣りである。

IMG_2497.jpg
(美味いけど高い「言問団子」)

さて、「見番通り」である。

「見番」というのは、まあ一言で言えば、芸者斡旋所のことで、向嶋遊里では、この通りに見番があった(現「向島墨堤組合」)ので、その名を冠した通りなのだという。

この通りを南に向かって走ると、まず右側に、変わった山門が見えてくる。
弘福寺である。

IMG_2495.jpg
弘福寺

17世紀後半創建の禅寺らしい。
堂宇はケレンミがなくて堂々たる風格がある。
とりわけその門は、天に舞い上がらんばかりの飛翔性が感じられて、意表をつく美しさである。

IMG_2493.jpg
(弘福寺本堂)

本堂も素晴らしい。
江戸時代に創建ないしは修復された寺社は、何というか、どことなく、家康の計算高い俗っぽさが匂い立つようで好きになれないが(たとえば、日光東照宮)、この寺の堂宇には、いささかも「権力」を感じさせるところがない。
私が思うに、寺社というものは、権力を内包させた所から腐敗が始まる。
その最たる例が、近年、国策的に拵えられた明治神宮と靖国神社である。

弘福寺のやや南には、こんなかわいらしい駄菓子屋あった。

IMG_2492.jpg

まるでどこかのお婆ちゃんが縁側座って微笑んでいるかのようである。

さらに見番通りを南進すると、右側に、これまた有名な「三囲(みめぐり)神社」なども見えてくるが、今回は割愛。

実は、今日一番訪れてみたかったのは、この見番通り沿いにある「すみだ郷土文化資料館」である。
見番通りが、言問橋東詰で国道6号線にぶつかって終わるちょっと手前にそれはある(大きな看板が出ているので分かりやすい)。

IMG_2489.jpg
(「すみだ郷土文化資料館」)

入館料は100円。
展示室は、1Fから3Fまでで、「すみだ」の歴史や文化を語る展示物を見ることができる(ただし、全館撮影禁止)。

まず、私が面白かったのは、古代と中世の地図。
たとえば、大和政権時代の海岸線は、葛飾区ではちょうど現在の京成四ツ木駅あたり、墨田区では現在の国道6号線がほぼ当時の渚だったことが分かる。
私は、どうしてなのか、子どもの頃から、昔の海岸線が示してある地図が大好きで、何時間見つめていても飽きない。

墨田区は、20世紀中に、世界的にも大規模と言ってよいほどの、二度の災禍に見舞われた。
大震災(23年)と大空襲(45年)である。
これは、考えてみれば大変なことで、たとえば20才で震災に罹災した人が、また43才になって戦災にあうという勘定になり、20世紀前半の墨田区住民の生存率は、世界的に見ても、かなり低いものであっただろう。

現在、「すみだ郷土文化資料館」の3Fは、「東京大空襲」の特集展示を行っている。
1945年3月10日の夜、人類史上最もおぞましい「虐殺(大量殺戮テロ)」の一つが、ここで実行された。
たった一晩で10万人以上の民間人が焼き殺されたのである。
展示では、消滅した街並みを地図上で復元したり、生存者の聞き書きや絵によって、その様子を伝えている。
展示物を見ていると、胸が押し潰されそうになって、息苦しくなってしまう。
決して多くはない展示物だが、何度か訪れて、少しずつ閲覧しなければ、とても堪えられない・・・。

いたたまれない気持ちで館から出ると、明るい夏の空が口を開いていた。
界隈では、明日の川開き(隅田川花火大会)の準備に余念がなかった。

IMG_2498.jpg
(「見番通り」の西の終点にある老舗割烹「上総屋」・言問橋東詰)

メモ:「東京大空襲・戦災資料センター」(江東区)

走行距離:38キロ(6速ママチャリ)

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Comment
向島は Posted by 相子
向島5丁目は娘婿が育った所です。
言問団子の近くですので、たまに団子も貰います。チマチマしていますし高いようですね。
以前偶然同じ町内の「めうが屋」からベッチンの足袋を取り寄せていました。

今回の中で戦災資料センター見せて頂きました。
あの日100キロも離れている千葉の館山の寄宿舎から東京方面の空が真っ赤に見られ、翌朝から館山駅に到着する罹災者の姿に慄然としました。

昨夜の隅田川花火は94万8千人もの方が見に行かれたそうで、平和の有難さをしみじみ感じます。
2009.07.26 Sun 07:59 URL [ Edit ]
坂東太郎は見ていた Posted by 断腸亭髭爺
相子さん

お袋も、その日のことを話してました。
やはり、銚子でも、西の空が真っ赤になっていたそうです。

ですが、その後、東京下町の空爆を終えたB29の編隊は、利根川沿いに帰還する道すがら、軽量化のため河口の銚子にも残った焼夷弾を全部投下したため、銚子でもたくさんの家が焼けたそうです。

灯火管制が敷かれていたため、夜間でも川面が光る利根川沿いにB29の編隊は行き来していたそうです。

そんな歴史も、坂東太郎は、全部見ているわけですね。

2009.07.26 Sun 17:13 URL [ Edit ]

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