日々の身辺雑記や考えたことなどを徒然なるままに書き連ねる「断腸亭日録」です。
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断腸亭日録~自転車日記
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2009.06.12 Fri
断腸亭流・利根川図志1~木下から銚子まで
夕べ寝る前に、銚子へ行こう!と思い立った。
いくつかの理由が結びついて、突如として像をむすぶように、銚子行を思いついたのである。

理由は三つ。

・墓参りをしたい(お袋が東京に通院したり入院したりしていたので、お彼岸に墓参りに行く機会を失ってしまった)。
・銚子市役所に書類をもらいに行く(別に、郵送でも取り寄せることができるのだが、直に行けば郵送代が節約できる)
・道すがらの佐原に寄って、伊能忠敬の記念館などを見たい(以前は、幕府にいいように使われた馬鹿な奴と思っていたが、最近は一転して、偉い人だと思うようになった)。

こう思い立ったものの、我ながら、あまりの「名案」に圧倒されてしまい、何も準備せずに寝てしまった。

早めに起床して、そそくさと出かける準備を始める。
5月に八ヶ岳に行って以来、乗っていなかったロードバイクのタイヤに空気を充填(空気が抜けて5気圧まで下がっていたので、8気圧にする)。
チェーンや機関部に油を吹き付ける(私が愛用しているのは、タイホーコーザイ社製のシリコーンスプレーで、ホームセンターで200円ぐらいで売っている格安品。サラサラ系なのが気に入っている)。
着替えや、100円ショップの自転車カバー(輪行用)などをリュックに詰める。
500ミリペットにお茶(どくだみ茶)を詰める。
道路地図からコピーした当該頁を収める。

何だかんだでごそごそやっているうちに、出発は6時になってしまった。

今日の経路は、簡単に記せば、葛飾橋で松戸に渡る→大津川ルート→手賀沼→手賀川→木下(きおろし)で利根川サイクリングロード→佐原→利根川サイクリングロード→銚子。

トゥーストラップの調整をしながら、水元公園桜土手を走ってみる。
いやぁ~、やはり、ロードバイクは気持ちがよい!
この一月あまり、クロスバイクやママチャリばかり乗っていたので、その軽やかな走りに改めて感動する。

松戸の100円ローソンで、おにぎりやサンドイッチを買い込む。
紙敷(松戸市)を抜けて、「山田うどん」(松戸八柱店)で朝食。
たぬきうどんと餃子を注文(計450円)。
変な取り合わせだが、餃子がサービス期間中にて150円ということで、あまり食べたくなかったのだが、つい、安さに釣られて頼んでしまったのだ。

IMG_2262.jpg
(「山田うどん」の朝食)

「山田うどん」の汁は、私には塩辛すぎてやや苦手なのだが、粉物はすぐにエネルギーになるのでありがたいのである。
また、大声では言えないが、存外に餃子がうまかった。
うどんよりも、餃子の方が、私には気に入った。

大津川ルート
を辿って、手賀沼に出る。
曇り空のせいか、風景もぼんやりと微睡(まどろ)んでいる感じがする。

IMG_2263.jpg
(手賀沼)

道の駅・しょうなん」で小休止した後、手賀川に沿って東進。

IMG_2311.jpg
(四季折々の素晴らしい風景を楽しませてくれる手賀川・前方の水色の橋は浅間橋)

手賀川沿いを下って、流れが大きく布佐方面に曲がる地点で、木下方面(右)に分流する流れ(弁天川)を追いかけるようにして、木下の街に入る
古い建物が残る木下(きおろし)の街を抜けて(旧木下街道)、利根川サイクリングロードに乗る。

IMG_2264.jpg
(利根川サイクリングロードの木下)

上の写真にもあるように、このあたりの利根川サイクリングロードは、歴とした「県道409号線」なのである。
この点、千葉県は偉い(森田さん、高速道路を割引して環境破壊を助長するような馬鹿なマネはやめて、県内の自転車道の一層の充実を目指しなさい!それが「青春」の道に相応しいものです)。

以前は、手賀沼から布佐経由に利根川サイクリングロードに出ていたのだが、それでは大回りになるし、布佐の栄橋付近がいつも渋滞して面倒なので、最近の私は、もっぱら、木下経由で利根川に接近することにしている。

この、明治初期までは、銚子から江戸まで鮮魚を運ぶための拠点となった木下と布佐については、後でゆっくりと触れることにしたい。

さて、長くて単調な利根川サイクリングロードの始まりである。

木下からは、先ず、利根川サイクリングロードの右岸を走る(以下、右岸=南岸、左岸=北岸とする)。

(実は、利根川サイクリングロードに関しては、先達による素晴らしいサイトがあって、両岸の自転車道についての地図や舗装状況も詳述されており、すこぶる有益である。
否、それどころか、私のこれから書くことなど、この先達の偉業を前にしては、単なる「つまみ食い」にすぎないもので、詳しくは、是非とも、当該ページをご参照のこと)。

木下からロードの終点銚子まで走る際に、未舗装路を完全に回避するためには、次のルートを辿るのがベストだと、私は確信する。

☆木下から南岸を走り→長豊橋を渡って北岸へ→小見川大橋を渡って南岸へ→銚子。

さて、木下からしばらく(8キロほど)走ると、長門川河口を渡ることになる(長門川公園)。
この長門川から、広大な印旛沼の水が利根川に流れ込んでいるわけである。

南岸サイクリングロードのすぐ右には、国道356号が平行するように付かず離れずして、ず~っと銚子まで通っているので、理論的には、この国道を終点まで走ってもよいわけだが、概して交通量も多くて路肩も狭く、自転車で走っても楽しくないので、まったくおすすめできない。

これは、北岸のロードにも同じことが言えて、すぐ左に県道11号が平行して走っているが、自転車にとっては実に過酷な道なので、度胸試し以外の目的では走るべきではない。

長門川から2キロほど走ると、右側に、「水と緑の運動公園」が見えてくる。
ここでは、疲れていなくても、必ず立ち寄ることをおすすめしたい。

というのは、利根川サイクリングロードは、補給ポイントが非常に少ないのだが、特に困るのはトイレであるからだ。
まあ、人煙がまばらな広大な利根川河川敷にあっては、男性にしてみれば、自転車の上以外は、すべて公衆トイレのようなものだが、「正式」なトイレは、ここを最後に、何と20キロ先の「大利根東公園」(北岸・茨城県稲敷)まで行かないとないからだ。

IMG_2265.jpg
(立ち寄るべき関所「水と緑の運動公園」)

利根川サイクリングロードの旅では、「トイレを見たら必ず休憩」を鉄則としたい(特に冬場は)。

また、この「水と緑の運動公園」には、自販機もあって、ドリンク類を補給することができる。
実は、この1キロほど先にコンビニがあるが、最近のコンビニは突然店じまいすることも多いので、あまり当てにしないほうが無難である。

また、特に夏期の利根川サイクリングロードの旅で一番困るのは、日陰がないことである。
日陰がないということは、雨宿りができる場所もないことを意味する。

「水と緑の運動公園」は、この点でもありがたくて、公園広場の東側に、気持ちの良い東屋がある。

IMG_2304.jpg
(「水と緑の運動公園」の東屋・日陰と雨宿りの場所を提供してくれる)

さて、私は、「水と緑の運動公園」で持ってきたおにぎりとサンドイッチを食べて十分休憩をとって、また走り出した。
先にも書いた通り、すぐ右下には国道356号が走っている。
その向こうの右側には青々とした水田が広がり、左には雄大な坂東太郎が流れる。

IMG_2269.jpg
(利根川サイクリングロード・土手下の一般道が国道356号)

3キロほど走ると、赤い長豊橋が見えてくる。
この橋は、そんなに長くない(約500メートル)が、利根川に架かっている橋の中では自転車泣かせの橋で、交通量が多いわりには歩道が設けられていないし路肩も狭くて走りにくい。
ここは、橋を渡る信号が青から赤に変わって、車列が切れるのを見計らうや、えいやとばかりに走りきるのがよい。
とにかくこの橋を渡ってしまえば、未舗装路を回避できるのだから、頑張るしかない。

IMG_2270.jpg
(長豊橋)

こうして、茨城県側(北岸)に渡って、再び自転車道を走り始めると、風景は一層のんびりとしたものになる。
しばらく走ると、右下の広々とした河川敷にたくさんの牛が放牧されている光景が続く。
文字通り、「牧歌的」な風景である。

IMG_2271.jpg
(放牧される牛・利根川北岸河川敷)

ここから先、実に単調かつ牧歌的な風景が長いこと続くことになるが、最近都心ばかり走っていた私には、心が癒されるようであった。
しかし、この単調な行程で、いくらか励みになるのは、途中の「海まで○キロ」という標識と、橋である。

長豊橋から下流の橋の間隔をここで簡単にまとめておこう。

長豊橋→(約5キロ)→常総大橋→(約5キロ)→神崎大橋→(約8キロ)→水郷大橋→(約6キロ)→利根川橋(東関道)→(約6キロ)→小見川大橋。以下略。

まあ、大体、平均6~7キロ走ると新に橋が一つ現れる勘定になるが、6~7キロという間隔だと、前の橋から次の橋の姿は見えないぐらいの距離なので、何だか不安になるが、しばらく我慢して走っていると、遠くにぼんやりと橋の姿が浮かんできて、これを励みに走り続けることになるわけだ。

常総大橋の橋の袂の近くに、久々の補給ポイントがあるので、ご紹介しておこう。
その名ぞ、「江口百貨店」で、サイクリングロードからよく見える。

IMG_2272.jpg
(江口百貨店)

百貨店というほどには品数が多いわけではないが、この先もしばらくは補給ポイントが絶無なので、暑い夏や寒い冬には、非常にありがたい存在である。

この「江口百貨店」からさらに5キロほど下ると、神崎(こうざき)大橋が現れる。
この神崎大橋には、立派な「側道橋」が車道橋と並んで架かっていて、利根川に架かる橋の中で、自転車で渡るには一番適していると思われる。

IMG_2303.jpg
(神崎大橋の側道橋)

さて、ここからさらに8キロほど走ると、いよいよ水郷大橋の袂に到着する。
この橋を対岸(南岸)に渡ると、そこが本日の目的地の一つ、水郷の街、佐原である。

水郷大橋は、両側に歩道階段のような上がり口が付いている。
佐原の観光中心地に行くには、下流側の歩道階段の方を上がるのがよい。
橋を渡ると、向こう岸(南岸)にも同様の歩道階段があるのでそれを降りると、そのまま利根川サイクリングロードに接続している。
サイクリングロードを下流に向かってしばらく走っていくと小野川の河口にぶつかるので、あとは、小野川を遡って行けば、自然と忠敬橋を中心とする佐原の観光名所地区にたどり着く。

IMG_2301.jpg
(水郷大橋へ上がる歩道階段)

こうして私は、11時過ぎにやっと佐原に到着した。
かなり腹が減っていたので、すぐに昼食を食べようと思う。
今日は、「鰻」を食べることに決めていた。
というのも、以前、どの店だったか忘れたが、佐原で食べた鰻がすごく美味しかったという記憶があるからだ。

まず、駅前まで行って、旅行案内所で地図などを入手。

佐原地図
(佐原の地図・拡大可)

その地図に、一番老舗だと思われる鰻屋Hの紹介が載っていたので、さっそくその店の前まで行って、自転車を止める。
ところが、ふと財布の所持金が心配になって、中身を確かめると、800円ぐらいしかない。
これでは、肝焼きぐらいしか食べられないので、また地図を見て郵便局を捜す。
すぐ近くに郵便局が所在するように地図に描いてあったので、そこに行くと、なんと更地になっていて何もない。
たぶん、最近移転したのだろう。
新郵便局を捜すのも億劫なので、近くに見えた千葉銀行で金をおろして、鰻屋Hに舞い戻る。
かなり古い建物で、「天保○年創業」などという説明板もある。
う~ん、何だか威張っているような気がして嫌になって、急に別の店にしたくなり、佐原の旧市街や裏通りを鰻屋を求めて走り回ることになる。

佐原の街は、その下流の街銚子とは違って、戦災を被っていないことや古い街並みを意識的に残そうとする町の政策のため、裏通りに入っても、実によく昔の建物が残っている。

IMG_2276.jpg
(佐原の裏通り)

忠敬橋を渡って、表通りを東に行ったところになかなかいい感じの鰻屋を発見。
新しい建物ながら、店構えも乙だが、「麻生屋」という店名が、どこかの国の無能無策な宰相の名前とそっくり(同じだったっけ)だったのでやや躊躇したものの、思い切って入ってみることにした。

まだ昼前なので、客はちらほらだったが、後から混んできた。
うな重上を注文(特上は無し)。
周りの先客の様子から、かなり出来上がるのに時間がかかると見て、瓶ビール(中)も追加注文した。
鰻屋で、出来上がりに時間がかかるのはありがたい兆候で、ちゃんと手間をかけて一から拵えている証拠である。
待つこと30分、やっとうな重が運ばれてきた。

IMG_2278.jpg
(うな重・上)

う~ん、かなりウマイ!
ふっくらと仕上がっているが、きちんと肉の実質を保っていて、タレもさらっとしていて香ばしい。
当たりである(1600円)。

気をよくした私は、佐原の川筋の旧市街地を見て回る。
いくら観光資源とはいえ、この街並みを維持するのは大変なことだったと思う。

IMG_2284.jpg
(小野川に架かる樋橋)

さて、今日わざわざ佐原まで来たその目的である、「伊能忠敬記念館」に赴いてみた。

17世紀の芭蕉が、列島古来の歌枕を「測量」した旅人だったとすれば、この18世紀の伊能忠敬は、列島の地形を「測量」した旅人だと言える。

ただ、伊能忠敬のことは長くなりそうなので、後日別項を立てて書きたいと思うので、ここでは、何枚かの写真を掲載するにとどめる(但し、記念館内は撮影できなかった)。

IMG_2282.jpg
(伊能忠敬旧宅の各種測量器)

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(伊能忠敬旧宅)

記念館をゆっくりと見て回るうちに、何だか疲れてきて、展示室の中央にあるソファに腰掛けて休んでいたら、いつの間にか眠ってしまったようで、ふと気がつくと、既に2時近くになっていた。
結局、3時間近くも、佐原に遊んだことになる。

慌てて、自転車に跨って出発。
小野川を下って河口に出て、利根川土手に上がってサイクリングロードを上流へ。
再び、水郷大橋を渡って、北岸へ。
そうそう、南岸をそのまま行ってもいいじゃないかという意見もあるかもしれないが、この先のどこかがたぶん未舗装路になっているので、多少大回りにはなるが北岸のサイクリングロードを走った方がよいのである。

水郷大橋にから北岸のサイクリングロードに出てみると、東南東の強い向かい風になっていた。
利根川サイクリングロードは、特に風が強いのが特徴で、地上5メートルぐらいのところを通っているものだから、遮蔽物は皆無で、風を避ける手だてはない。
幸いにも、追い風の際には、時速35キロをキープし続けることも簡単だが、今日のように強い向かい風だと、時速20キロを維持するのも大変である。
ただ、困ってしまうのは、天気予報の風向きを見ても、予想しにくいということで、茨城県南部・千葉県北西部・千葉県東部の三つの地域の風向き予報のいずれとも違う、利根川流域ならでは風の特徴があるようである。
また、私の経験からすると、常総大橋あたりを境に風向きが変わることが多いようである。

強風のため、川面には白波が立っている。
こう言うときは、下ハンドルを握って、ひたすら我慢して進むしかない。
ルートの変更を考える人もいるだろうが、どっちみち、だだっ広い水田の中の道を進むほかはなく、これでは向かい風を避けられないし、悪くすれば道に迷うのが関の山なのでおすすめできない(私も何回か失敗した)。
南岸ならまだしも、北岸を行く場合は、ルートの変更は禁物である。

水郷大橋から北岸サイクリングロードを数百メートル走ると、いったん、ロードが切れて、2百メートルほど一般道を迂回しなくてはならない。
横利根川が北から利根川に合流する地点である。
ここに、「横利根閘門ふれあい公園」がある。

IMG_2285.jpg
(横利根閘門ふれあい公園・東屋もある)

IMG_2289.jpg
(横利根閘門ふれあい公園・煉瓦造りの水門)

そもそもが、大正時代に船が航行できるように水面の高さを調整するための水門だが、一帯が広々とした公園になっていて、日陰も多いし、貴重なトイレもある。

向かい風の中苦労しながら、ここからさらに5キロ下流に下ると、利根川橋が見えてくる(実はそのちょっと手前に鹿島鉄道の鉄橋があるが、自転車には関係ないので省略)。
この利根川橋というのは、東関東自動車道のことで、高速道路の鉄橋なのだが、人と自転車も渡ることができるのだ。

IMG_2299.jpg
(利根川橋=東関道の袖に付いた人道路)

これが面白い構造になっていて、人と自転車が通る橋路は、道路の袖の下に通っているのだ。
景色はよくないだろうが、風の強い日や雨の日は助かるだろう。
なお、この利根川橋と水郷大橋の橋の下は、貴重な日陰&雨宿りポイントになることも、書き加えておこう。

IMG_2300.jpg
(利根川橋を側面から見た写真)

ここからさらに5キロほど走ると、やっと小見川大橋に至る。

IMG_2298.jpg
(小見川大橋・かなり長大な橋である)

小見川大橋には、両側に細いながらもちゃんと歩道が付いているが、路面状態が悪く、しかも、ガラス片が散乱していることが多いので、路面をよく見ながらゆっくり走るのがよい。

向かい風で思ったより距離が稼げないので、私は多少焦りはじめる。
5時までに銚子市役所に着かないと、今回の目的の一つである書類を入手することができないからだ。
しかし、急ごうにも、それを阻止する風の前に疲れるばかりである。

小見川大橋を渡って、さらに北岸を7キロほで走ると、利根川大橋が見えてくる。
ここが、常陸利根川が利根川に合流する地点である。
この橋の南岸に、貴重な休憩ポイントがあるので、ご紹介したい。

利根川河口堰の展示ホール」(地図)である。

IMG_2292.jpg
(利根川河口堰管理事務所・トイレあり)

利根川が太平洋に流れ出る「河口」は、ここからさらに16キロほどあるが、「河口堰」という名が付いている。
たぶん、利根川最下流にある大規模な水門施設ということだと思う。
ここの存在は、私もつい最近気づいたのだが、エアコンの効いた展示室(無料)には、ベンチもあるし、自販機もある。もちろん、外には清潔なトイレもある。

IMG_2291.jpg
(展示室内)

開設時間がよく分からないが、翌朝8時頃また訪れてみたが、既に開いていた。
季節の厳しい夏や冬には、特にありがたい休憩基地になるであろう。

利根川河口堰管理事務所から、向かい風に抗いながらさらに3キロほど走ったところで、ついに、利根川サイクリングロードの東端(終点)達することになる。

IMG_2297.jpg
(利根川サイクリングロードの東端・舗装路の先には数十メートル砂利道が続くがそれもすぐに途絶する)

遙か北西の群馬県渋川から続く大利根サイクリングロードは、ついに、ここで終点をむかえることになる。
ここは、銚子市宮原町というところで、銚子市街地までは、まだ14キロ以上ある。

ここからは一般道を走るしかないのだが、国道356号は環七なみに走りにくいので、いかに国道を回避して走るかがポイントとなるが、これはこれで、文章で説明するのは大変なので、後日、別項を立てたいと思う。

国道の南を通る旧道と利根川沿い旧道を走って、私が銚子市役所に到着したのは、何と、5時ジャスト。
玄関ロビーに入ると、「蛍の光」が流れているではないか。
私は、窓口の(元)お姉さんに、要件を告げると、快く了解してくれた。
申請書類を書いて、窓口に持って行くと、印鑑を押して下さいという。
リュックの中をまさぐってみたが、印鑑がない!
印鑑、ないんですけどと言うと、「ああ、いいですよ」という。
名前を呼ばれて、書類を受け取り、450円を支払う。
窓口のお姉さんから、もしかして、葛飾から来たんですかと聞かれた。
「はい、そうです。ぎりぎりで間に合いました」と言ったら、気の毒そうな顔をして「郵送でも大丈夫なんですよ」と教えてくれた(もちろん知っていたが・・・)。

こうしていったん、実家に戻って、次は墓参り(お袋は突然やって来た私にびっくりしていた)。
宝満寺の父の墓参を済ませて、やっと今日の目的を全部果たしたことになる。

IMG_2294.jpg
(森の中にある宝満寺の本堂)

実家に戻って、シャワーを浴びて、鰹の刺身をつまみにしてビールを呷った。
素晴らしい一日だった。

(この項了)

走行距離:140キロ(ロード)

旅(自転車)    Comment(8)   TrackBack(0)   Top↑

Comment
歩幅 Posted by 相子
佐原の駅で降り、改札口を出ますと足もとに左右の足跡が記されております。

伊能忠敬の歩幅です。その歩幅に合わせ歩き出すと、姿勢も良くなりサッサと歩けて驚きまた。

駅構内ではありませんから、試して見ることができますね。
2009.06.14 Sun 09:08 URL [ Edit ]
理由ですか? Posted by しゃあ あずなぶる
三つの理由は断腸さんが、頭で考えたモノ。
真の理由は「ロードバイクに乗りたい」と言う
断腸さんの、身体の・・・と言うか魂の欲求では?
ボクにも、そういう事ってありますよ。
やらずにいられない。

今日は、これから(大嫌いな)デスクワークです。
これは、やらなきゃならない事です。凹む。


伊能忠敬の地図って、凄い精度って聞きました。現在のモノと2~3パーセントしか変わらないとか。
その2~3パーセントの為に、レーザーやら衛星・電算機・・・ですよね。
伊能って、やっぱり異能のヒトだったんですね。
2009.06.14 Sun 09:48 URL [ Edit ]
Posted by 103
こんにちは、103です。

利根川CRの詳細、ボクよりも格段に詳しく、脱帽です。たしかに土手沿いのCRは走り安いのですが、トイレ事情はあまり良くないですよね。

ところで鰻屋の暖簾をくぐるまでの記述、楽しく読ませていただきました。
断腸亭さんのあまのじゃくというか一筋縄では行かない性格が表現されていて面白かったです。
来月イベントで銚子にいきますが、フラっと行っても楽しそうですね。
2009.06.15 Mon 07:56 URL [ Edit ]
心を打たれます Posted by 断腸亭髭爺
相子さん

コメントありがとうございます。

伊能忠敬は、本当に偉大な人です。
私は、彼の、一種のアマチュアリズムに心を打たれます。

彼が日本全国を回り始めたのは、何と55歳。
江戸時代にしては、隠居の年齢どころではありません。

私にも、まだまだいろんなことができるはずだという励みになります。

九十九里の出身だといいます。
土地柄、こんな粘り強い人間を生みだしたことにびっくりするばかりです。
2009.06.15 Mon 09:55 URL [ Edit ]
伊能忠敬讃 Posted by 断腸亭髭爺
しゃあさん

図星です!
最近、遠乗りをしていなかったので、遠乗り虫が暴れ出しました。

テクノロジーへの取り組みは、伊能忠敬流にやってこそ、豊かな結実に至ると確信しました。
自分の足で廻ること。
それが、忠敬の基本でした。

どんなにテクノロジーが進歩しても、基本に忠実じゃなくてはいけないということを教えてくれます。

かれは、己の両足と科学的な理論を「統一」すべく頑張ったのだと思います。
2009.06.15 Mon 10:02 URL [ Edit ]
大いに走りまくって下さい Posted by 断腸亭髭爺
103さん

銚子センチュリーライド、参加なさるんですね。
私なんかは、ああいうのはどうも苦手で、第一、堪え性がなくて、途中で逸脱していまいそうで、何というか、敷居が高すぎます・・・。

おっしゃるとおり、利根川サイクリングロードの枢要は、トイレを押さえることにあります。

店の臭いを嗅ぎ当てることは重要なことです。
ただし、二回に一回ははずれますが・・・。

銚子センチュリーライド、大いに走りまくって下さい。
2009.06.15 Mon 10:07 URL [ Edit ]
疲れを知らぬ中年? Posted by 相子
もうあきれるほどの強脚。最後になり何日も一緒に走り切ったような気分です。
これは一日のことですね。凄くてびっくりです。

すっかり忘れていた長豊橋の字を見て頑張って拝見しました。
佐原の県立病院の医師をしていた甥の世話で、妹夫婦がそこで手術、入院をしていましたので、我孫子から何回も長豊橋を渡り見舞いに行きました。
見覚えのある風景にも触れこの数日、ブログに連られて懐かしく走りました。

証明書間に合ってよかったですね。
2009.06.15 Mon 13:39 URL [ Edit ]
川筋の先輩たち Posted by 断腸亭髭爺
相子さん

今回は、一応、「利根川図志」を気取ったためにやや詳しく書くことにしましたが、なかなか書き終わらなくなってしまい、途中で後悔しました。

自転車で銚子に行くのはこれで9回目になりますが、私の原点は、やはり、銚子と利根川と太平洋にあるのだとつくづく思いました。

そういう意味からも、同じ川筋の大先輩である伊能忠敬と赤松宗旦(「利根川図志」の著者)には、これから大いにお世話になるつもりです。
2009.06.15 Mon 22:08 URL [ Edit ]

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