日々の身辺雑記や考えたことなどを徒然なるままに書き連ねる「断腸亭日録」です。
映画の日々 | エッセイ | 思い出 | 身辺雑記 | 日録 |  | 自転車 |  | 小さな旅(自転車) | 小さな旅 | 旅(自転車) | 未分類 | 自転車文学 | 
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
断腸亭日録~自転車日記
≪2017.09  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  2017.11≫
プロフィール

higedancho

Author:higedancho
断腸亭髭爺です。
自転車関係の日記が多いです。
よろしく。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
ブロとも申請フォーム
フリーエリア
ブロとも一覧
--.--.-- --
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告    Top↑

2009.05.26 Tue
立石エレジー
出かける直前まで仕事。
やっと何とか形がついたので、フジクロスに飛び乗って出発(本当はチェーンの交換時期にきているのだが、面倒でなかなかできない。ごまかすために油を吹きかけておく)。

ゆっくり弁当を食べる暇がないので、100円ローソンのおにぎりとサンドイッチ(計210円)を、向島百花園隣の公園ベンチでぱくつく。

IMG_2083.jpg
(早めの昼食)

暗くなって、やっと業務終了。
何だかすごく疲れた・・・。

帰路、轟音と排気ガスの国道6号を走った後、立石の路地に入ると、いつもホッとする。
地獄のような喧噪から解放されて、柔らかい蒲団に潜り込んだような安心感。

今夜は、自転車を止めて、何となく立石の街を歩きたくなる。
京成線の線路沿いの鉄柵に自転車を止めて、踏切を渡ってみる。

IMG_2183.jpg
(賑やかだけど寂しい立石駅)

どこからともなく、「昭和枯れすすき」のメロディーが聞こえてくる。
最初は、曲名が思い出せなくて、鼻歌でたどっていって、サビのところまできて思い出した。

♪貧しさに負けた いえ世間に負けた
♪この街も追われた
♪いっそきれいに死のうか
♪力の限り 生きたから
♪未練などないわ
♪花さえも咲かぬ 二人は枯れすすき

そう言えば、東京に出てきてしばらくした頃、同名の映画(1975年製作)を、確か、新宿のリバイバル館で見たのを思い出した。
筋書きは忘れたが、「昭和枯れすすき」のメロディーにのせて、明大前駅(京王電鉄)のガード下や赤ちょうちん街の映像が展開するシーンがあって、妙に感動したのを覚えている(主演の高橋英樹か秋吉久美子が明大前の安アパートに住んでいるという設定だったように記憶する)。



翌朝、明大前駅に降り立った学生の私は、その映画のシーンを探すようにして、駅周辺を歩き回ってみたが、朝だったせいか、あるいは、街並みが変わってしまったためか、あるいは、別の場所で撮った映像を編集したためか、映画の雰囲気をぴたりと伝えるような場所を見つけることはできなかった。

それから20年ほどの月日が経ち、何かの用事があって、初めて夜の立石駅に降りたとき、妙な既視感を覚えて、あれ、ここ、どこかで見たことがあるが、はて、どこだっけ。
記憶をたぐり寄せて、映画『昭和枯れすすき』にたどりついたのである。

IMG_2178.jpg

もちろん、立石であの映画のシーンを撮影したというのではなく、あの時私が見て不思議な感動を覚えたのは、ちょうど立石のうような風景の中にあることが分かったということである。

だが、その「不思議な感動」を呼び起こした立石の風景とは何なのか、今の私にもうまく説明ができない。

IMG_2180.jpg

ただ、以前、アメリカ人の知り合いと立石で飲んだことがある。
彼は、日本に来て10年以上にもなる人だったのだが、モツ焼き屋のカウンターでぽつんと呟いた。
「日本の繁華街には、アメリカにはない peace of mind がある・・・」と。

なるほど、そうかもしれないと私も思った。
何というか、懐かしさを含む、心の安らぎのようなもの。
しかし、その基盤には、孤独と寂しさがどっしりと控えているような・・・。

そんなことを思いながら、私はいつまでも、夜の立石を歩きつづけた。

IMG_2181.jpg

走行距離:35キロ(フジクロス)

思い出    Comment(7)   TrackBack(0)   Top↑

Comment
歳を取ったんだなぁ・・・・。 Posted by しゃあ あずなぶる
既視感とか懐かしむ気持ちとか、近頃なんだか過去を振り返ることが多いです。
2009.05.27 Wed 06:02 URL [ Edit ]
同感です Posted by 相子
若い頃夫と新宿西口の飲み屋横丁にたまに行きました。飲めない夫は焼き鳥ばかり食べて店主から叱られたこともあったそうです。その話が時々話題になり、あの横丁はまだあるかしらと懐かしんでおります。
その店には巨人のスカウトの方がよく見えておりました。梅割り焼酎なんてあり、コップから溢れる焼酎を確り眺める男性像が目に浮かびます。
画像の最後の「二毛作」なんて言葉も知らない若者でも癒されそうですね。
2009.05.27 Wed 08:32 URL [ Edit ]
過去に「潜り込む」 Posted by 断腸亭髭爺
しゃあさん

過去の記憶は、ある意味で、膨大です。
トーマス・マンというドイツの作家が、人間は、過去の中に「潜り込む」ことで、未来を切り開くことができると言っています。
好きな言葉です。

ところで、ローラー台ですが、私は自分が使ったことがない(集合住宅だと音が出るので使いにくい)のでよく分かりませんが、以下のページを参照にしてみて下さい。

ローラー台
http://www.cb-asahi.co.jp/maker/020_317.html

ただ、一般車でも使えるかどうか分からないので、以下のお店の店員に尋ねてみてはいかがでしょうか。

サイクルベースあさひ(竹の塚店)
http://cb-asahi.co.jp/shop/kanto/tokyo/167.html
2009.05.28 Thu 04:23 URL [ Edit ]
しょんべん横町昨今 Posted by 断腸亭髭爺
相子さん

新宿西口の、いわゆる「しょんべん横町」は、今も健在ですよ。
現在は、「思い出横町」と名を改めましたが。
http://www.shinjuku-omoide.com/
最近でも、デルタ同盟の仲間や、同僚たちとたまに飲みに行きます。
ゴールデン街の方は、あまり好きではない(今は寂れています)のですが、新宿では、あの一角だけは好きですね(立石の飲んべえ横町とそっくりです)。

学生の頃もよく行きました。
しょんべん横町だから、どこでしょんべんをしてもいいのだろうと思って、ガードに向かってしょんべんをしていたら、店のオジサンに怒られたことがあります。

現在は、ちゃんと共同トイレがあるので、女性客も多くなりました。

新宿は、しょんべん横町と紀伊國屋書店と花園神社だけあれば十分ですね。
あとは、全部取り壊して、公園にすればよいと思います。
2009.05.28 Thu 04:42 URL [ Edit ]
有難う御座います。 Posted by しゃあ あずなぶる
参考になります。
2009.05.28 Thu 05:03 URL [ Edit ]
眺めました Posted by 相子
今朝早々と夫と思い出横丁を眺めました。よく行った店は「ふもと」その名前はありませんでしたが、全体の様子が分かりました。「江戸っ子」という店には大洋の秋山さんや土井さんが見えておりました。
その名前もありません。あそこは引揚者の方が始めた店も多かったですね。
あの辺りの仕切りは和田組?息子は同期だったような記憶があります。50年以上も前の話です。
古きことの記憶を思いだすことで思い違いや単なる錯覚だったことも分かり、客観的に見直すきっかけになります。有難うございました。
2009.05.28 Thu 09:38 URL [ Edit ]
行きたくなってしまいました Posted by 断腸亭髭爺
相子さん

それは良かったです。

あのような飲屋街は、以前は結構ありましたね。
たとえば、若い頃住んでいた津田沼駅前にもありましたが、その後の再開発で影も形も無くなってしまいました。

そうそう、NHKの体操のお兄さんの佐藤弘道さんは、しょんべん横町の焼鳥屋の倅です。

何だか、行きたくなってしまいました。
2009.05.28 Thu 15:07 URL [ Edit ]

管理者にだけ表示を許可する

Top↑

TrackBack
TrackBackURL
http://danchotei.blog75.fc2.com/tb.php/294-0876a570

Top↑

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。