日々の身辺雑記や考えたことなどを徒然なるままに書き連ねる「断腸亭日録」です。
映画の日々 | エッセイ | 思い出 | 身辺雑記 | 日録 |  | 自転車 |  | 小さな旅(自転車) | 小さな旅 | 旅(自転車) | 未分類 | 自転車文学 | 
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
断腸亭日録~自転車日記
≪2017.07  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  2017.09≫
プロフィール

higedancho

Author:higedancho
断腸亭髭爺です。
自転車関係の日記が多いです。
よろしく。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
ブロとも申請フォーム
フリーエリア
ブロとも一覧
--.--.-- --
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告    Top↑

2008.07.30 Wed
真夏の銚子ツーリング3(銚子→水元)・川筋の旅・利根川・手賀沼・江戸川
前日利根川河口を見たせいで、帰路は、利根川沿いを走りたくなった。

川沿いは、一見涼しそうだが、さにあらず。
全然日陰がないので当初は予定していなかったのだが、やはりここは坂東太郎に敬意を払って、利根川遡行ルートを走ることにした。
銚子市街地から15キロほど国356号(利根水郷ライン)を走ると、利根川サイクリングロードの東の始点に到着。

IMG_0910.jpg

ここに立つと、よーしっ、頑張って走るぞーという気分になる。

ただ、この道は何回も走ったことがあるので、さすがに新鮮さがない。
いくら走っても、一向に景色が変わらないのもいつもの通り。

途中、水郷大橋(国51号・佐原と茨城県を繋ぐ)の橋のたもとで休憩していると、足下に、子猫が二匹まとわりついてきた。
毛並みも良いし、痩せていないので、たぶん、最近、ここに捨てられたものらしい。
落ちていたビニールパックに水を注いでやると、うまそうに飲んでいた。
何か食べるものを上げたかったが、ついさっき、唯一の携行食であるカロリーメイトは食べてしまったばかりだったので、「ごめんよ」と謝って出発・・・。

IMG_0911.jpg

木下(きおろし)まで来て、ここからどんなルートで帰ろうか、ちょっと迷う。
普段は、木下街道(県59号)→国464号という道筋を辿ることが多いのだが、どうも、気分的に、あのごみごみした国464号は走りたくない。

考えてみれば、ここより上流の利根川は走ったことがなかったので、このまままっすぐ走ることにした。

しばらく川沿いを走ると、こんな説明板が現れた。

IMG_0912.jpg

このあたりが「木下河岸」跡で、往古、銚子から鮮魚を運ぶ際の拠点だったという内容。
つまり、銚子で揚がった鮮魚を利根川を利用して木下まで運び、ここ木下で荷を陸揚げして、木下街道(別名・銚子街道)を陸路、江戸日本橋の市場まで72時間以内に運んだというのだ(白井、鎌ヶ谷、八幡をへて行徳。行徳からは新川・小名木川を経て日本橋川に至る)。
木下街道は、ほぼ現在の県道59号(市川印西)線に当たっている。

ということは、前回まで、利根川沿いに遡って木下から県59号を経由して走っていた私は、昔からの伝統的なルートを図らずも辿っていたことになる。

木下河岸跡の説明板の当時の絵からは、その活況振りがうかがえる。
土手の上から、現在の「河岸」の様子を写真で撮ってみる。

IMG_0913.jpg
(銚子屋旅館が見える)

写真からは、江戸時代の縁は何もないように一見思えるが、さにあらず。
その名も「銚子屋旅館」という「旅籠」が今でも営業している。
調べてみると、創業150年というから、幕末から続く川魚料理を出す旅館で、銚子と江戸を結ぶ要衝にあることから「銚子」屋旅館と名付けられたのだろう。

実は、銚子から鮮魚を運ぶルートは他にも複数あったようである。
これについては、青木源内氏の講演「下総鮮魚街道」に非常に詳しく記述されている。

以下、その講演資料の地図を引用させていただく。

namakaido5cls.jpg
(青木源内氏の講演「下総鮮魚街道」から引用)

これによると、木下から少し北にある布佐から松戸に至るルートもあったということが分かる。
こっちのルートもいつか辿ってみたいものであるが、途中で、自衛隊基地で大きく分断されて木下街道のように、現在はきちんと「公道化」されてはいないようである。
参考;「下総鱻(なま)街道」
http://kaidouarukitabi.com/rekisi/rekisi/nama.html

今回は、偶然、手賀沼に出る途中に、この「布佐」駅(我孫子市・成田線)を通り過ぎた。

IMG_0914.jpg
(成田線布佐駅)

さて私は、利根川沿いを木下からしばらく進んで、栄橋から土手を降りて、布佐駅前を通過して、手賀沼に続く手賀川沿いに出た。

非常にのどかな川筋で、立派な自転車道もついていたので驚いた。

IMG_0916.jpg
(手賀川)

手賀沼(我孫子市)に至って、道の駅「しょうなん」で大休止とする。
この暑い最中、性懲りもなく、醤油ラーメンを食べる(65点)。

手賀沼には何度も来たことがあるが、今日は是非とも、志賀直哉先生を詣でてみたくなった。
手賀沼を南に見渡す丘陵の一帯はかつて、志賀直哉や武者小路実篤らを初めとする「文化人」(変な言葉ですが)が移り住んで、「北の鎌倉」と称されたほどである。
他にも、柳宗悦、バーナード・リーチ、瀧井孝作などがこの地に移り住んだ。
参考;http://www.edulab.kashiwa.ed.jp/eduweb/teganuamweb/1/3/1-3.htm

今でもこのあたりは当時の面影が残っていて、何となく落ち着いた雰囲気を伝えている。

IMG_0917.jpg

樹木の繁る崖道を辿ると、「志賀直哉邸跡」(題字は直哉自身のもの)の石碑があった。

IMG_0918.jpg

背後に崖を背負うような敷地が、志賀直哉邸跡で現在は公園化されている。
200坪ぐらいはあるだろうか。
母屋はもはや存在せず、離れの書斎だけが復元保存されている。

IMG_0920.jpg

直哉は、この離れで、『暗夜行路』を書いたのである。
こんなあばら屋で日本近代文学の傑作を書き上げるとは、東洋の文人は偉いものである(さぞかし蚊も多かったろうになどと、要らぬ心配をしたりする)。

さて、手賀沼から水元までは、国6号が一番早いが、どうせならずっと川筋を追いかけて、江戸川経由で帰ろうと決める。

しかし、気温が大分上昇して、暑くて集中力が減じてきたので、しばらく歩道をのんびりと走る。

流山あたりで江戸川サイクリングロード(左岸)に上がって、松戸まで一直線を「川下り」。
江戸川を見たときには、何だか懐かしい気分になったものである。
利根川に較べると、江戸川はまことに可愛いらしい。

IMG_0921.jpg
(懐かしい江戸川)

水元に到着したのは3時半頃だった。

かなりの大回りをしたので、メーターを確認すると、158キロも走っていた。
しかし、川沿いの低地を走ってきたため、距離ほどの疲れはなかった。

IMG_0919.jpg
(志賀直哉邸跡)

--------------
本日の走行距離:158キロ[フジクロス(銚子~水元)]
今月の積算走行距離:1291キロ
昨年11月以降の積算走行距離:9385キロ
--------------

旅(自転車)    Comment(6)   TrackBack(0)   Top↑

Comment
大台近し! Posted by しゃあ あずなぶる
積算走行距離一万キロが、もうスグそこです。
祝賀会の予定は、ありますか。
2008.08.04 Mon 11:27 URL [ Edit ]
課題 Posted by 断腸亭髭爺
いや、特にありません。
というか、立場上、自分で企画するものでもないので・・・。

プロの自転車乗りは、年間、2万から3万キロ走るそうです。
この調子でいけば、年間2万キロに届く勢いですが、アマチュアの貧脚の私は、3万キロぐらい走らないと、「いっちょまえ」にはなれないかも。
(ただ、これだけ走るとなると、摩滅していくチェーンや歯車やタイヤなどを頻繁に交換しなければならなくなるので金もかかるので考え物ではあります)

この夏は、暑さに強くなることと、坂を登れるようにするのが課題です。
日中は、クーラーはもちろん使わずに、しかも、扇風機も一切使わずに、暑さに慣れるようにしています。
2008.08.04 Mon 12:44 URL [ Edit ]
さすが常識人です。 Posted by しゃあ あずなぶる
そりゃあ、そうですね。企画は別の人です。
ただ、ボクなんか「呑むネタ探し」に苦労しているので、ついつい・・・。です。
反省、反省。

年間三万キロって言ったら、サンデードライバーより多い走行距離ですね。
2008.08.04 Mon 13:05 URL [ Edit ]
四国の四万十川で Posted by 断腸亭髭爺
とりあえずは、地球一周の距離4万キロが目標かな。
そのぐらい走れば、最低限の走行能力(テクニックも含めて)が付きそうな予感がします。
4万キロ走破は、キロ数に引っかけて、四国の四万十川で迎えられたらいいなあ・・・。
2008.08.05 Tue 08:56 URL [ Edit ]
四万キロ・・・。 Posted by しゃあ あずなぶる
壮大ですね。ボクは、四国に行った事も無い。
2008.08.06 Wed 04:29 URL [ Edit ]
四国 Posted by 断腸亭髭爺
私も、四国はあまり行ったことはありません。
母方の郷が讃岐なんですけど。
2008.08.08 Fri 06:13 URL [ Edit ]

管理者にだけ表示を許可する

Top↑

TrackBack
TrackBackURL
http://danchotei.blog75.fc2.com/tb.php/203-ba75fd6a

Top↑

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。