日々の身辺雑記や考えたことなどを徒然なるままに書き連ねる「断腸亭日録」です。
映画の日々 | エッセイ | 思い出 | 身辺雑記 | 日録 |  | 自転車 |  | 小さな旅(自転車) | 小さな旅 | 旅(自転車) | 未分類 | 自転車文学 | 
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
断腸亭日録~自転車日記
≪2017.04  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  2017.06≫
プロフィール

higedancho

Author:higedancho
断腸亭髭爺です。
自転車関係の日記が多いです。
よろしく。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
ブロとも申請フォーム
フリーエリア
ブロとも一覧
--.--.-- --
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告    Top↑

2008.06.27 Fri
時代劇と西部劇(『用心棒』を中心に)
7時起床。
晴れ。

黒澤明の『用心棒』(1961年)は、日本の時代劇に新風を吹き込んだ。
たとえば、眠狂四郎シリーズ(1963年~69年)やちょっと遅れてやってきたTVシリーズ「木枯し紋次郎」なども、ある意味では、『用心棒』の流れの中にあるように思える。

際だった特徴は、社会からドロップアウトした剣豪(主人公)と、殺伐とした宿場町。

黒澤の『用心棒』には、50年代のアメリカの西部劇からの影響が色濃い。
いわゆる早撃ちのガンマンや西部の小さな町の雰囲気から、ヒントを得たように思える。

『用心棒』やその続編とも言える『椿三十朗』では、いわゆる伝統的な「チャンバラ」シーンはなく、ある意味で非現実的なほど超人的な技能を持った剣豪が、切れば血が出るようなリアルでドライな殺陣シーンを展開するようになる。
さながら、ジョン・フォードの『荒野の決闘』(1946年)とフレッド・ジンネマンの『真昼の決闘』(1952年)を足して2で割ったようなところかなあ(因みに、『七人の侍』はジョン・フォード的)。

黒澤は、西部劇の影響から新しい時代劇作品を産み出したわけであるが、その黒澤時代劇が、今度は逆に、西部劇に甚大な影響を与えることになる。
こうして産まれたのがイタリア製西部劇、いわゆる「マカロニウェスタン」(スパゲッティウェスタン)である。その記念碑的作品が、黒澤の『用心棒』を翻案した『荒野の用心棒』(1964年/セルジオ・レオーネ監督)だったのである。

米国テレビシリーズ『ローハイド』で好感が持たれていたイーストウッドを起用した『荒野の用心棒』は、かなり正確な『用心棒』の伊国製西部劇版で、比較して見ると大変に面白い。

今日は、それぞれのラストシーンを楽しむことにしよう。
詳しい解説は後日ということに。
焼酎とバーボンを用意して観れば、尚更、良い。

黒澤明の『用心棒』(1961年)ラストシーン。
・三船の包丁の使い方、仲代のリボルバーにご注目。




セルジオ・レオーネ監督『荒野の用心棒』(1964年)ラストシーン。
イーストウッドの着るポンチョと、相手方のウィンチェスターライフルにご注目。



--------------
本日の走行距離:16キロ[フジクロスバイク+ママチャリ変速なし(近所用足し等)]
今月の積算走行距離:957キロ
昨年11月以降の積算走行距離:7300キロ
--------------

映画の日々    Comment(2)   TrackBack(0)   Top↑

Comment
表現のやわらかさ Posted by だっコアラ
面白いですね!

嫌いではありませんが、進んで観るほど好きでもないので、分かる話が出来ないのは残念です。

ところで、昔と今で映画の違いを一つ挙げるとすれば、それはやわらかさでしょうか。

荒さとも、人間臭さとも取れるかもしれません。

今の映画は綺麗で繊細で、迫力もあるのですが、どこか固い。

この事は、漫画やアニメ、ドラマなどにも言えるのですが、表現する為の機材や技術が向上していくと同時に、表現に対するやわらかさも失われている様に感じられるんです。

私なりの極論を言えば、「人間」を捨ててまで「マネキン」になりたいのだろうか、となります。

追伸:ここ数日、歯痛で悶絶していました。 海老の様になったかと思えば、半狂乱になって転げ回ったり、人生でそうそう無いほどに苦しんでいました。本日、医者に処方して貰った消炎鎮痛剤で、ようやく楽を得ている次第ですが、原因が分からないので、「治まらなければ」神経の除去になってしまうという事態。いろいろ改まった一日でした(涙
2008.06.28 Sat 18:59 URL [ Edit ]
硬直した張りぼて社会 Posted by 断腸亭髭爺
「やわらかさ」とは、卓抜な表現だと思います。
レコードからCDへ、活版から写植へ、ガスレンジから電子レンジへ・・・。
失われたのは、やはり「やわらかさ」のようなものですね。
肌理(きめ)に対する愛の喪失と言ってもいいかな。

去年だったか、久しぶりに銚子電鉄に乗ったとき、「つり革」が新式のビニール製になっているのに気がついてがっかりしました。
つり革は、随分前からビニール製になってしまい、もう革製を使っている車両はないんじゃないでしょうか。つり革という名称には「革」の名が残っているけれども、その実態は、「つりビニール」なのです。

映画における悪の元凶は、CGじゃないかと思っています。
たとえば、キューブリクの『スパルタカス』(1960年)と『グラディエーター』(2000年)の表現の厚みの差は歴然で、『グラディエーター』は「壮大なる張りぼて」になってしまっていると思います。

「やわらかさ」失った社会は、ディズニーランド的な張りぼて社会になり、他方で、鋭角的に行動を起こしてしまうような硬直した雰囲気を加速させていると思います。

歯痛とは、お気の毒ですね。
そう言えば、私も、左上の奥歯に鈍痛を感じ始めています。

ご養生下さい。
2008.06.30 Mon 10:46 URL [ Edit ]

管理者にだけ表示を許可する

Top↑

TrackBack
TrackBackURL
http://danchotei.blog75.fc2.com/tb.php/174-5d1ab420

Top↑

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。