日々の身辺雑記や考えたことなどを徒然なるままに書き連ねる「断腸亭日録」です。
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断腸亭日録~自転車日記
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2008.06.13 Fri
春象夏記・南イタリア紀行1(イタリアの洗濯物)
5時起床。
快晴。

春象夏記・南イタリア紀行1(イタリアの洗濯物)

南イタリアの旅に行って、非常に印象的だったのは洗濯物の干し方。
狭い路地などでは、建物と建物の間に洗濯ヒモを渡して、そこにシャツやらジーパンやらが万国旗よろしく干されている。
そんな光景を写真などで見たことのある人も多いと思う。

今回、それをつぶさに観察して、どういう仕掛けになっているか分かって感心した。
あの洗濯ヒモは、厳密に言うと(いや、厳密に言わなくてもそうなのであるが)、ループ状になっていて、両端に滑車が付いており、ヒモをたぐり寄せたりすることができる構造なのである。
以前から、あの洗濯物ヒモの中央部にシャツなど干すにはどうしたらいいのか不思議に思っていたので、これで長年の謎が解けたわけである。

08-05-19_15-05 IMG_0270


08-05-20_11-51-1.jpg

(遠景に洗濯物あり)

それにしても、どうして通りを渡すようにしてヒモを張るのか。
その理由は簡単で、狭い路地のアパートには、洗濯物を干すような広いスペースのベランダがないからである。

それでは、十分広いベランダのある家屋ではどうかというと、さすがに洗濯ヒモを道路に渡してあるような家は少ないが、日本と違うのは、必ず洗濯ヒモを使っていて、決して物干し竿を使わないという点である。
物干し竿がない?そんな馬鹿な!と思いつつ、バスの車窓から、そして街を歩くときも、とにかくベランダの洗濯物が気になって仕方なかった。
まあ、だいたい千軒ぐらいの家のベランダや庭先を見たと思うけど、結局、物干し竿は一本も目撃することはできなかったのだ!

08-05-22_18-02 IMG_0484

(ベランダに干している例・見えにくいがこれも洗濯ヒモを使っている)

洗濯ヒモは、もちろん、日本にもある。
現に、私が東京に出てきた時に住んでいた4畳半のアパートでは、ビニール製の洗濯ヒモを使っていた。
今でも、100円ショップやホームセンターで売られている。
しかし、私が学生時代洗濯ヒモを使っていたのは、物干し竿よりも安かったし、物干し竿をかける場所がなかったりしたからで、物干し竿を使えるような生活に、当時は憧れていたものである。

イタリア旅行中、一緒に旅をした人たち(もちろん日本人)にも、その疑問をぶつけてみたが、みんな、「そうね、なんでなんだろうね、物干し竿使えばいいのに」と首をかしげるばかり。
思い切って、バスの運ちゃんのロベルト(シチリア出身)にWhy don't you Itarian people hang the washing on some bars?(どうして物干し竿に干さないのか?・この通り言ったかどうかは覚えていない)と聞いてみたが、私の英語が不十分だったのか、あるいは、質問の意味が不明だったのか、肩をすくめるだけだった。

そして、つい最近、その謎の一端が解けたような気がしたのだ。

銚子からの帰り道、佐倉のあたりを走っているとき、非常に立派な竹林が風にそよいでサワサワと涼しげな音を立てていた。
それを見て、そうか、竹だよ、イタリアには竹がないからじゃないかなと閃いた。

実は、イタリア旅行中、イタリアに竹がないことが途中から気になりだしていた。
南イタリアで、一番多い樹は、何と言ってもオリーブ、その後の順番は分からないが、レモン、オレンジ、アーモンド、松、糸杉、棕櫚、イチジク、結構多くてびっくりしたのが外来種のビワ(中国南西部原産)、ゴム(中南米原産?)の樹、そうそう、梅(中国原産)も見つけた。
ところが、南九州ぐらい温暖な地なのに、竹がないのである。

オリーブ(カプリ島)
08-05-18_11-14 IMG_0171


レモン(シチリア)
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アーモンド(シチリア)
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ビワ(ポンペイ)・背後にあるのは赤松
08-05-18_15-02 IMG_0185


ゴム(ポンペイ)
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梅(シチリア)
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オレンジ(シチリア)
08-05-21_09-12.jpg


竹は、日本列島では、青森ぐらいが北限で、それ以南ならどこにでもある見慣れた存在であるが、南イタリアにはそれがない。
その理由は、ずばり、降水量の少なさだと思う(あるいは、表土の薄さ)。

たぶん、物干し竿には持ってこいの、軽量強靱で加工しやすい竹が簡単に手に入ってこそ、物干し竿文化が成立しうるのだと思う。
もちろん、現在では、竹製ではなく、スチール製の物干し竿が多くなってきているかもしれないけれど、それはあくまでも、竹の代替物として使っているわけで、竹の物干し竿なくしては成立しようもないものだったはずである(因みに、竹はイネ科の植物である)。

物干し竿が成立すればこそ、副産物として、そこに架ける洗濯ばさみの付いた干し器も発達する。
イタリアでは、この洗濯ばさみの付いた干し器も見かけなかった。

以上は、私の推論である。
この推論が正しければ、物干し竿文化は竹文化圏にこそ成立しうることになるが、さあ、果たしてどうだろうか。

IMG_0063.jpg

(日本の竹林・茨城県牛久で撮影)

--------------
本日の走行距離:3キロ[ママチャリ変速なし(近所買い物)]
今月の積算走行距離:580キロ
昨年11月以降の積算走行距離:6923キロ
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   Comment(2)   TrackBack(0)   Top↑

Comment
向こう三軒両隣。 Posted by しゃあ あずなぶる
隣の建物のヒトと、仲良くないと出来ませんね。
2008.06.14 Sat 04:26 URL [ Edit ]
みんながハッピー Posted by 断腸亭髭爺
イタリア人の近隣感覚は、どうもわれわれとは違うようで、そんなことはおかまいなしのようです。
みんながハッピーになれるということが基本になっているのかなあ。
2008.06.15 Sun 07:48 URL [ Edit ]

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