日々の身辺雑記や考えたことなどを徒然なるままに書き連ねる「断腸亭日録」です。
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断腸亭日録~自転車日記
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2015.08.25 Tue
8月23日(日) 房州・林道金谷元名線をゆく~マレー作戦サイクリング
「8月23日(日) 房州・林道金谷元名線をゆく~マレー作戦サイクリング」

輪友のBさん(鎌ヶ谷)からまたまたスリリングなサイクリングのお誘い。
房州は鋸山の裏手に、風変わりな林道があるので、そこを「走って」みないかというもの。
何だか悪い予感を覚えつつも、好奇心に引っ張られて出かけてみることにした。

6時半ごろ家を出る。
総武線市川駅まで走って、自転車をばらして輪行。
千葉駅で、8時過ぎ発の内房線(館山行) に乗り換える。

千葉駅構内では、以前から入ってみたかった「湾岸蕎麦」(立ち食い)で、てんぷら蕎麦(400円ぐらい)をすする(可もなく不可もなく)。

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(千葉駅構内の「湾岸蕎麦」)

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(内房線内輪行風景)

9時半過ぎに保田駅(内房線)に到着。
自転車を組み立て終わると、ほどなく他のメンバー2名も到着。

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(保田駅)

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(保田駅前の案内図)

今日のメンバーは総勢4名。
全員ロードで、内訳は、クロモリ3、アルミ1。
山奥で昼食になるので、先ずは国道沿いのコンビニに寄って、補給食を購入して、10時半前に出発。

いよいよ「林道金谷元名線」(約80%が未舗装路とのこと)を目指して、山の中に分け入ってゆく。
かなり暑いものの、最初の内は、道も舗装されていて、なかなか良い感じの雰囲気。
蝉や鶯の鳴く照葉樹林の森の中を登っていくと、世間から忘れ去られたような「鋸山ダム」がひっそりと佇む。

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(山中にひっそりと身を沈める「鋸山ダム」)

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(林道金谷元名線の看板)

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(元名側舗装路の急坂)

「鋸山ダム」からしばらくペダルを漕いで登っていくと、予想通りというか、残念なことにというか、未舗装路(ダート)が現れた。
この道は、とにかく乾いていて、しかも土台が天然の岩盤。
そこに破砕砂利がたっぷりと積もっているので、とても自転車で走ることはできない。
仕方なく、自転車を降りて押す。

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(元名側のダートが始まったあたり)

ダート道は終わるところを知らず、ただ、ひたすら自転車を引いて坂を登る。
しかも、ここ南国房州では、山が北東の風を遮蔽しているような場所は、無風状態になるので、耐えがたいほど暑い。
時たま、眺望が開けるところで息をつくものの、足元を砂利で滑らせながら、とぼとぼと自転車を押して進む。
こうなると、自転車は完全に「お荷物」と化す。

♪ Boy, you're gonna carry that weight
♪ Carry that weight a long time
♪ Boy, you're gonna carry that weight
♪ Carry that weight a long time
(The Beatles)

それでも、たまに路面状態が良くて走れそうな区間があるものの、30メートルも走ると、また走行不能。

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(元名側の未舗装路)

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(元名側の未舗装路)

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(元名側の未舗装路)

しばらく登っていくと、ついにコンクリート打ちの舗装路が現れたが、これが25%を超える激坂にて、坂と結婚したいほど坂好きな同行のイワさん(柏)ですら、自転車をぶん投げる、いや、匙を投げる。

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(舗装路が現れるも激坂)

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(舗装路が現れるも激坂)

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(激坂舗装路からの眺望)

我慢して、這いつくばるようにして自転車を押して登ると、そこは分水嶺があって、広々とした空間が広がっていた。
この林道敷設の記念碑が建っていて、その傍らにはベンチもある。
ここで大休止として、まだ時間は早いが昼食をとることにする。

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(昼飯を兼ねた大休止)

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(おにぎり弁当・300円)

思いついたように、たまに、オフロードバイクのグループが通り過ぎる。
私は、市川駅で買ってきたおにぎり弁当(300円)を頬張る。

同行のグフさん(松戸)が、ここで「魔法の水」と称するペットボトルに入った謎の液体をごちそうしてくれた。
大変に美味しい液体だったが、聞くところによると、ルイボス茶の一種だとか・・・。

案内図があったので、それを見ると、この場所から杉木立の中を通る山道があって、そこを辿れば、「日本寺」の裏手に出られるらしい(徒歩じゃないと無理)。

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(周辺案内図)

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(「日本寺」へ向かうトレッキングルート入口)

さて、重い腰を上げて再出発。
しばらくは、舗装路が続く。
と言っても、200メートルぐらいか。
すぐに未舗装路になって、走行不能。
またしても、どこまで続くとも知れないダート道を自転車を押して進む。

風変わりな切通し。
ところどころ開ける濃緑と碧空の眺望。
激しく崩れた崖。

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(奇妙な切通し)

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(またしてもダート道)

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(ほぼ全区間が落石注意・化石を探す私)

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(落石で細くなった道)

われわれは、暑さと疲労で、だんだん口数が少なくなってくる。
まるで、1941年暮れに、真珠湾奇襲攻撃と同時に敢行された、日本軍によるマレー作戦のようである。
「戦い疲れて 日は暮れて」。
さすがにまだ、日は暮れてなかったが、わが「銀輪部隊」も、疲弊し、喉が渇き、ただひたすら密林の細道を行軍するのだった・・・。

しかしながら、金谷側の道は、尾根伝いに展開しているので、不意に眺望が開ける場所があってこれがせめてもの救いである。

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(金谷側未舗装路)

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(鋸山の稜線がくっきりと見える)

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(金谷側のダート道)

耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍んで「行軍」したお蔭で、やっと麓の舗装路に到達。
あとは、浜金谷の海まで韋駄天降下。

国道をしばらく北上して、「磯料理マルゴ」に倒れこむように入店(われわれの他に、3人の若いロードグループあり)。
この店は、以前、行き当たりばったりに訪れた店で、グルメを気取らない長閑な浜食堂という感じが良い。

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(国道沿いの「磯料理マルゴ」)

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(「磯料理マルゴ」)

店の裏手はすぐに内房線竹岡駅。
なので、ここで、本日の打ち上げとして、ビールで乾杯。
地魚の刺盛り、石鯛の塩焼き、カサゴの煮つけ、真鯛の塩焼きなどに舌鼓。
まるで、英領シンガポールを陥落させた銀輪部隊の気分だった。

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(石鯛の塩焼き)

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(カサゴの煮つけ)

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(真鯛の塩焼き)

打ち上げて、裏手の竹岡駅までとぼとぼと移動。
内房線・総武線を乗り継いで、市川駅まで輪行。

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(竹岡駅)

サイクリングの「本体」は、走っているよりも歩いている時間の方が長かった。
また、サイクリングの「本体」よりも、自宅⇔市川駅(輪行基点)の方が走行距離が長かったという、とても奇妙奇天烈なサイクリングであったが、そんじょそこいらのサイクリングロードを走っているよりも、数百倍も楽しい道程だったと言えよう。

実走経路地図;


走行距離:36キロ(VIVALOロード)
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テーマ:千葉県 - ジャンル:地域情報
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2015.08.21 Fri
8月19日 麦草峠(メルヘン街道)を越える~蓼科・野辺山・韮崎
「8月19日 麦草峠(メルヘン街道)を越える~蓼科・野辺山・韮崎」

5時半起床。
爽やかな高原の空気。
煙草がウマい。
デッキでコーヒーを飲んでいると、親子連れの鹿三頭が前の森の中を走り過ぎて行った。

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(同僚別荘宅のデッキ)

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(同僚別荘宅のデッキのテーブル)

朝飯として即席ラーメンを食べて、9時に同僚の別荘(蓼科高原)をあとにする(VIVALOロード)。

メルヘン街道(国道299号)をせっせと登る。
予想よりも勾配が厳しくて難渋する。

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(メルヘン街道・国道299号)

ゼイゼイ登る。
登っては休み、休んでは登る。

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(メルヘン街道・国道299号)

涼しいけど苦しい。
苦しいけど気持ちがよい。
草麦峠のやや手前に、輪友Bさんお薦めの、白駒池への登山口があったが、今回は、断腸の思いで諦める。

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(白駒池への登山口)

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(登山口にあった案内板)

実は、信州は、明日から雨なので、どこにも泊まらずに、今日中に東京に帰ることにしたので、あまり時間がないからだ。

どうにか、麦草峠(標高2127メートル)に到着。
まあ、「本物」の峠は、登山道の方にあるのだが。

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(国道沿いにある「偽物」の麦草峠。特にこれといった眺望なし)

麦草峠からはほとんど下りである(北八ヶ岳)。

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(メルヘン街道・あまりに長い下りにブレーキを引く手が疲れて休憩)

以前も訪ねたことがある「レストハウスふるさと」で、メルヘン街道とは別れ告げる。
思えば、メルヘン(メルヒェン)というのはドイツ語で「おとぎ話」という意味なのだが、この街道のいったいどこがおとぎ話的なのか、結局、分からなかった・・・。

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(信州と甲州の追分間近)

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(松原湖方面の案内図)

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(追分の「レストハウスふるさと」。自販機・トイレ・土産物・食堂あり)

以前、死にそうな思いで濃霧の中を登った松原湖への道(県道480号線)を、今日は逆に、韋駄天の如く滑り降りる(このあたりでカメラの電源喪失、以後、よって携帯画像のみ)。

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(県道480号線)

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(県道480号線)

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(県道480号線)

時間短縮と坂回避のため、海尻駅(小海線)から野辺山駅まで輪行することにする。
海尻駅(無人駅)は、駅舎も改札もないとてもかわいらしい駅で、ホームから直接に駅に入る。
なので、自転車に乗ったまま、ホームに入れるというわけで、まことに便利な話である。

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(海尻駅ホーム)

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(海尻駅ホーム)

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(海尻駅ホーム)

ホームの花壇には、コスモスの花が風に揺れていた。
時刻表を見ると、次の小淵沢行きまで一時間以上ある。
ホームの真ん中で、ゆっくり堂々と自転車をバラす。
そして、松原湖近くで買ったおにぎり弁当(300円)を頬張って、昼飯とする。

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(海尻駅ホームのコスモス)

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(海尻駅ホームで食べたおにぎり弁当)

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(小海線は、ほとんどの車両がワンマンカーである)

ここ海尻駅までの実走経路地図をあげておこう。

(海尻駅までの経路地図・距離:31キロ、累積獲得標高:620メートル)

汽車(ディーゼル)がのんびりと入線。
ワンマン車両である。
整理券を取って乗り込む。

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(小海線車内)

野辺山駅で下車。
駅頭で自転車を組み立てて再出発。

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とりあえず、中央本線韮崎駅を目指すことにする。

ここ野辺山駅は、日本一標高の高い駅(1,345m)なので、ここからは長い下り基調。
駅からしばらく線路沿いのだらだら坂を登るとJR「最高地点」 (1,375m) がある。
何回も来たことがあるので、今回は写真だけ撮って素通り。

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(最高地点)

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(蕎麦屋「最高地点」)

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(野辺山高原から八ヶ岳を望む)

最高地点からしばらくは、佐久甲州街道(国道141号)の旧道が現存するので、そこを走る。
クルマはほとんどまったく来ない林道風の道。

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(佐久甲州街道の旧道)

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(佐久甲州街道の旧道)

その後、しばらく国道141号線(佐久甲州街道)を走って、私の大好きな県道605号線を下ることにする。
山間の集落をのんびりと巡る古い街道。
一昨年の5月、数人の自転車仲間で清里に来たとき、輪友のテガさん(我孫子)は、今日の私のルートとは逆に、韮崎側から登ったわけだが、さぞかし大変だったと思う。

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(県道605号線)

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(県道605号線)

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(韮崎から八ヶ岳を望む)

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(韮崎の水田地帯)


(野辺山駅から韮崎駅までの経路地図・距離:36キロ、累積獲得標高:170メートル)

16時頃に、やっとのことで韮崎駅に到着。
18時代に、何と千葉行きの特急あずさがあって、それに乗って帰ろうかという誘惑に駆られたが、速い鉄道に乗ってしまうと途端に旅情がしぼんでしまうので、初志貫徹、普通列車を乗り継いで帰ることにする。

17時前の甲府行きに乗り、甲府駅で高尾行きに乗り換え、高尾駅で東京行きに乗り換え、お茶の水駅で下車。

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(夜の隅田川・桜橋)

今日は一日中、甲信地方の山道ばかり走ってので、都心の交通量の多さに改めて驚く。
お茶の水から自走で帰宅(途中、青戸のラーメン屋で夕食)したのであった。

走行距離:83キロ・累積獲得標高:788メートル(VIVALOロード)

・なお、この日に先立つ2日間については、以下をご参照。
http://6119.teacup.com/danchoimage/bbs/1448
http://6119.teacup.com/danchoimage/bbs/1449

テーマ:自転車 - ジャンル:趣味・実用
旅(自転車)    Comment(8)   Top↑

2015.08.13 Thu
8月9日(日)八溝山巡礼サイクリング~棚倉~久慈川~袋田の滝(二日目)
8月9日(日)八溝山巡礼サイクリング~棚倉~久慈川~袋田の滝(二日目)

ゆうべは、一同疲れ果てていたため、部屋での宴会も、各自焼酎1合ぐらいしか飲まないうちに早々と就寝。
窓を開け放して寝たお蔭で、大変に涼しく熟睡することができた(ただ、相部屋になったイワさんは、私の寝言に悩まされたとか)。

というわけで、時間を決めておいたわけでもないのに、4時半には全員起床(老年性早起き症か)。
宿の朝食は7時からなので、どこかに自転車散歩でも行きましょうということになる。

今回は、怪我で参加が叶わなかったJさん(流山)は、ここ棚倉の出身だが、そのJさんご推奨の場所「山本不動尊」(9世紀初頭創建・福島県東白川郡棚倉町大字北山本字小檜沢)に行ってみようということになった。
距離も10キロ弱なので、朝飯前のミニサイクリングにはうってつけである。

棚倉の街を抜け、長閑な田園地帯を走る。
大気も爽やかで、とても気持ちが良い。
自転車で走っていることの幸せを感じる。

山沿いの集落を抜けると渓谷が現れる。
その渓流沿いの道をしばらく行くと、立派な杉並木が参道のようにわれわれを迎えてくれる。
すごい杉並木だなあと見上げているうちに到着。

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(宮川渓流)

社殿が建っている。
何だ、これかと思いきや、遠く渓谷(久慈川支流の宮川渓流)の反対側に長い石段が見えるではないか。
あ~、あれか。
なるほど、これはすごいなあ。

われわれは、自転車を停めて、渓谷を下り、赤い橋を渡って見上げるような長い石段(130段)を這いつくばるように登る。

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(130段の長い石段を登る)

朝から息も絶え絶えになって石段を登り切ると、そこには、まるで、ネアンデルタール人の住居もかくあらんというほどの、巨大な天然の岩屋があって、そこにご本尊が安置されていた。
ここが「奥ノ院」。
清涼な朝の空気の中に浮かび上がるその威容は、まさに「霊場」の名にふさわしい。

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(「奥ノ院」)

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(「奥ノ院」本尊)

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(「奥ノ院」)

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(渓流に架かった橋・大同橋)

宿の朝食の時間に間に合わせるように帰路に着く。
7時からの朝食は、至って定番。
塩鮭、納豆、海苔、卵など。
昨日は不調であまり食べられなかったBさんは、それを取り戻さんとするかのように、3杯もご飯のおかわりを。

8時出発を目途に出かける支度を始める。
朝は涼しいが、暑くなりそうな一日。

棚倉観光の事始めに、宿の裏手にある「宇迦神社」(8世紀創建・現社殿は元禄期・東白川郡棚倉町大字棚倉字風呂ケ沢地内)を参ることにした(徒歩)。
なかなか古さびた雰囲気が漂っていたので、昨日から気になっていたのだ。

ただ、これまた山の上にあるので、長い石段を登ることになる。
時の流れから取り残されたような静謐な空間。
外連味のない社殿。
苔むした石畳。

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(「宇迦神社」の石段)

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(「宇迦神社」の社殿)

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(「宇迦神社」)

「宇迦神社」を参拝したわれわれは、いよいよヘルメットを被って宿を後にする。

先ずは、棚倉藩時代の城跡を訪ねることに。
棚倉藩は幕末時に10万石。
戊辰の内戦では、東軍に与し、奥羽越列藩同盟に参加するも、西軍(板垣軍)に攻められて、城は一日で落城。
よって、城跡はあっても、城そのものはない(緑なす内濠は残っていて、一帯は公園となっている)。

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(平城だった棚倉城のレイアウト)

コンビニで補給飲食物を購入して、いざ、袋田の滝を目指して、久慈川下り。
久慈川サイクリングロードに出る。

まだ涼しい時間帯だし、川沿いを下るわけなので、当然、なだらかな下り勾配なので大変に快適である。
久慈川のせせらぎを聞きながら快走。

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(久慈川サイクリングロード)

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(久慈川サイクリングロードで休憩中)

時間はたっぷりあるので、途中、道の駅「塙」で大休止(この道の駅はなかなか良い)。
ラーメンやトマトやブルーベリーを食べる。

かなり暑くなってきた。
再び自転車に跨って、袋田の滝を目指す。

関岡あたりで、サイクリングロードは終了。
これより先は、一般道を走るしかない。
交通量の多い国道118号をできるだけ避けるようにして、旧道をゆく。

そして、ついに、今日の最終目的地である袋田の滝に到着。
疲れ果てていたわれわれは、滝を見る前に、食堂兼土産物屋に飛び込んで、先ずは休憩。
鮎の塩焼きやコンニャクの味噌田楽などを食べる。

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(休憩をした食堂兼土産物屋。店先で鮎などを焼いていた)

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(子持ち鮎の塩焼き・450円)

一休みして、袋田の滝を見学。
小学生の頃来たきりなので、約半世紀ぶりの再訪である。
まあ、ほとんど覚えてはいないのだが。

入場料を払って、冷っと涼しいトンネルをくぐると、眼前に滝が現れる。
エレベーターで上がって上の方から眺めたり、沢に降りて下の方から見上げたり。
繊細さと大胆さを兼ね備えた見事な滝であると思った。

以下、涼しげな袋田の滝の風景。

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明日は月曜日だし、大分疲れてきたので、予定通り、水郡線の「袋田駅」から輪行で帰ることに。
滝から駅までは、たった3キロほど。

駅に着いてみると、たった今、登り列車が出たばかり。
次の汽車(ディーゼル)まで、何と2時間ほどもある。

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(ログハウス風な袋田駅舎)

ここでわれわれは観念して、自転車をたたんで、駅前の木陰の路上で酒盛りをしながら待つことに。
幸い、駅前に、別嬪の女主人のいる酒屋もあるではないか。
桜の樹の下で、たまに吹き抜ける涼風を楽しみながら、時には寝転んで酒を飲む。
実に豪勢な時間を過ごすことができたのである。

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(真夏の午睡)

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(真夏の午睡)

15時台の汽車に乗り込んで、水郡線→常磐線を乗り継いで松戸駅まで輪行。

夏でなければできない盛りだくさんのサイクリング。
振り返れば、昨日からの出来事や風景が走馬灯のように蘇る。

そして、何よりも、Bさんの、坂東三十三観音めぐりの「結願」をお供できてよかったと思う。
Bさん、ありがとう!

この日の実走経路地図;

(累積獲得標高:約400メートル、距離:67キロ)

・この日のBさんと均ちゃんのブログもご参照。
http://blog.livedoor.jp/kyf01405/archives/45891976.html
http://blog.livedoor.jp/liveokubo/archives/52185843.html

・二日目の反省。
常陸大子の池田橋から久慈川橋までは、やはり、久慈川西岸を走るべきだったと思います。
途中、Bさんからそのようなサジェストがあったのですが、聞く耳を持たない私が悪かった。
でも、どうして、池田橋から国道に戻るようにルートを引いたかと思い起こせば、もしかしたら、国道沿いに買い出しのできる店があるんじゃないかという推測があったから(実際はなかった)。
然るべきルート;


走行距離:72キロ(VIVALOロード)

テーマ:自転車 - ジャンル:趣味・実用
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2015.08.12 Wed
8月8日(土)八溝山巡礼サイクリング~棚倉~久慈川~袋田の滝(一日目)
8月8日(土)八溝山巡礼サイクリング~棚倉~久慈川~袋田の滝(一日目)

輪友のBさん(鎌ヶ谷)が2年ほど前から、自転車(や徒歩)で坂東三十三観音巡礼を始めた。
私も、そのうちの20箇所ぐらいは同道させてもらったように思うが、いよいよ残すはあとひとつになった。

これまでの記録と言えば、例えば・・・、

・「常陸サイクリング~笠間観音・十割蕎麦「泰然」・板敷峠・清瀧寺

・「旧東海道サイクリング~赤穂浪士引き揚げルート~弘明寺

・「日光登山~中禅寺(立木観音)を参る

・「筑波巡礼サイクリング~元気になる

・「相州巡礼サイクリング(坂東三十三観音1番から4番まで)

・・・などなど、いずれ厳しくも楽しい巡礼だった。

「日輪寺」(9世紀初頭創建・茨城県久慈郡大子町)。
常陸(茨城)と磐城(福島)と下野(栃木)の国境に聳える八溝山(茨城県の最高峰)の8合目ぐらいに位置する古刹である。

家を5時前に出発。
日の出前だが、既にあたりは明るい。

松戸駅から常磐線・水郡線を乗り継いで、磐城棚倉駅まで輪行。
松戸駅5時半発の常磐線がえらく混んでいたのには驚いた。

■松戸
|  常磐線(勝田行) 99.6km
|  05:30-06:58[88分]
|  3,350円
◇水戸 4番線着・1番線発 [30分待ち]
|  水郡線(郡山行) 90.5km
|  07:28-09:46[138分]
|   ↓
■磐城棚倉

磐城棚倉(いわきたなぐら)駅頭で自転車を組み立て、先ずは、今晩泊まることになっている宿(「市川屋」)へ。
軽量化のため、不要な荷物を宿に預ける。

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(磐城棚倉(いわきたなぐら)駅)

思えば、ここは奥州。
旅館のおばさんも、道行く人も、柔らかい東北弁であるのが楽しい。

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(「市川屋」)

さて、いよいよ巡礼の始まりである。
今回は、これまでの「巡礼」に数多く同道した私を含めた輪友3名が、今回も旅の輩(ともがら)。
全員、クロモリロード。

長閑な田園地帯を快走。
頭を垂れ始めた稲穂、黄緑色の煙草畑、杉林の稜線、いたるところで喉を競う鶯の鳴き声。

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緑の海を分け入って、次第に山の懐に入っていく。

今日のルートは、ある意味、単純である。
棚倉(福島県)から八溝山に登り、茨城県側の8合目付近にある「日輪寺」を詣でて、再び山頂へ登り返し、棚倉まで下るというもの。

まったく同じ道を往復するのはあまりにもつまらないので、往復とも、旧道のあるところは、極力そこを走ってみることにした。

実走経路地図;

(累積獲得標高:約1150メートル、距離:約53キロ)

町から出ると、あとは自販機すらないので、先ずはコンビニで飲食物(昼食)を購入。

久慈川の渓流に沿った道をすいすいと登りはじめる。
木漏れ日が風に揺れる。
登るにつれて空気は清涼に。

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(久慈川渓谷)

最初のうちは、斜度も滑らかで、とても快適であった。
とにかく、何がいいって、クルマが来ない。
たまに、バイクツーリングの御仁が坂を上がっていくだけ。
途中、渓谷に降りて水遊びでもしたい気分ながら、気温の低い午前中に登り切ってしまいたいので先を急ぐ。

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(久慈川渓谷)

ところが、意外にも、突如、未舗装路になる。
歴とした県道(377号)だというのに、砂利道になったのでかなり狼狽する。
しかも、これがなかなか終わりそうもない。
これじゃあ、タイヤがもたないかもしれない・・・。

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(3キロ弱ほどの未舗装路。まいったぁ~)

結局3キロ弱ほどその未舗装路は続いた。
舗装路(これがえらく滑らか舗装)になって嬉しかったのなんのって。

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(ほっと一息)

斜度はだんだん厳しくなっていくが、標高が上がるにつれて涼しくもなってくる。
標高750メートルぐらいのところに、ぽっかりと広場のような場所が現れた。
そこは、三つのクニを結ぶ旧道の追分。
古を忍ばせるような場所である。

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(三つのクニを結ぶ旧道の追分)

ここから先の坂がかなり厳しかった。
山頂入口を過ぎて、茨城県側にしばらく坂を下って、やっとのことで「日輪寺」に到着。

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(あまりの激坂にダウン)

日輪寺の境内は、 案外あっさりとした雰囲気。
蕎麦屋ぐらいあるんじゃないか、自販機ぐらいあるんじゃないかという淡い期待も、入道雲の中に消滅。

この観音堂で、坂東三十三観音巡礼を「結願(けちがん)」することになるBさんの朗々たる読経が、緑山に響き渡るようである。

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(読経を終え、「結願」を遂げたBさん)

八溝山の茨城側斜面は、「八溝川湧水群」という名水場所が散在する。
「八溝」というのは、たぶん、八つの沢という意味で、尾根から沢に浸透する湧水が、古来珍重されたものと思われる。

八溝五水(金性水、鉄水、龍毛水、白毛水、銀性水)が「名水百選」に選定されているが、そのひとつが「日輪寺」にある。

われわれは、その名水で顔を洗って、駐車場に座り込んで、麓で購入したコンビニ食を食べる。
行雲流水、蝉しぐれ。

参拝を済ませたわれわれは、山頂を訪ねるべく、先ほど下った坂を登り返す。
これがきつかった。
私の場合、累積獲得標高が1000メートルを越えると、身体がへろへろになるようである。

苦労して上り詰めた山頂は、信じがたいほど涼しかった。
山頂には、展望台のほか、八溝嶺神社(9世紀頃の創建)が鎮座している。
眺望もなかなかなものだが、夏場にてガスっていたのが惜しかった。
それにしても、こうして、10合目(山頂)まで、車輪物で上がれる山も珍しいかもしれない。

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(八溝嶺神社)

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(八溝山展望台)

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(八溝山展望台からの眺望)

八溝山を満喫したわれわれは、湧水をペットボトルに詰めて、いよいよ長い下りの旅を始めることに。
登ってきた道は、下ってみても案外に長く、よくぞ登ってきたものだと思う。

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未舗装路は、念のため、全行程、自転車を降りて押し歩く。
タイヤがバーストでもすれば、明日、走れなくなってしまうから。

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棚倉の街に降り立ち、コンビニで、多少の糧秣を仕入れ、宿へ。

みんなで風呂に入って、食事をして、反省会&明日の作戦会議。

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(宿の夕飯)

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窓を全開にして、床に入る。
涼しいのを通り越して、寒いぐらいだった。

・この日のBさん(鎌ヶ谷)と均ちゃん(行徳)のブログもご参照。
http://blog.livedoor.jp/kyf01405/archives/45876748.html
http://blog.livedoor.jp/liveokubo/archives/52185749.html

走行距離:58キロ(VIVALOロード)

テーマ:茨城県 - ジャンル:地域情報
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