快晴(北風・寒)。
7時半起床。
この数日、デフォーの『ロビンソン・クルーソー』を再読。
今更ながらにすごい作品だと思う。
ダニエル・デフォーは、日本で言えば、近松門左衛門とちょうど同じ時期を生きた人(17世紀中期~18世紀初期)。
つまり、産業革命以前の人間で、蒸気機関も知らなければ金融資本も知らない。
人間と自然との関係の描き方に、後世の人間のような浮ついたようなブレがない。
別の言い方をすれば、自然に対するロマン主義がないということ。
自然に対するロマン主義の発生は、やはり、産業革命による自然破壊がきっかけかもしれない。
産業革命は、否応なく「反自然」なわけだが、この反自然活動が「自然」を犯していくことへの嘆きがロマン主義だと思う。
しかし同時に、人間は、以前にも増して、本来は自然の一部に過ぎない自らまでも、反自然的な存在だと規定し直していく。
自然でありながら自然ではないというこの自己規定こそが、人間の自然に対する傲慢な態度をうながしていく。
ロビンソン・クルーソーには、自然への「憐憫」がない。
まだどこかで、自分も、自然の一部だと感じているからに他ならない。
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本日の走行距離:2キロ(金町駅往復)
今月の積算走行距離:427キロ
昨年11月以降の積算走行距離:1711キロ
本日の歩行歩数:5667歩
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朝食:コーヒー+ヨーグルト+リンゴ+Gドリンク(家)
昼食:持参弁当(職場)
夕食:塩鮭+肉じゃが+おでん(家)
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