日々の身辺雑記や考えたことなどを徒然なるままに書き連ねる「断腸亭日録」です。
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断腸亭日録~自転車日記
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2003.11.16 Sun
静寂なる音
どうだろう。
人間、本当に辛い時に、どんな歌を聴くものだろうか。
皆さんは、いかがだろうか?
私の場合、ひどく落ち込んでいるとき、たとえば、What a wonderful world!やYou've got a friendは、辛くて聴けないというよりは、空々しくて聴けなかったように覚えている。
心の地獄域を彷徨っているときは、懊悩する自分の状態を含めてWhat a wonderful world!なのだと思うことは、まあ、到底不可能だし、You've got a friendにあるように、名前を呼ぶだけで飛んできてくれる友達なぞ、現実には、そうそういるわけもないし、むしろ、いないからこそ、苦しいということなのではないだろうか。
そういう歌は、ある意味で、心に余裕がないと共鳴できない類の、「幸せ者の歌」なのかもしれない。
そんな中、心の地獄を味わっているときに、意外な歌が、案外慰めになることに気づいたことがある。
それは、あの有名な、サイモンとガーファンクルのSound of Silenceである。
今それをじっくり聴いて、歌詞を読み、下手くそながら、訳出してみた(もちろん、この訳詞では歌えません)。

静寂なる音

暗闇よ、わが友よ、
またやって来たよ、君と話をするために・・・
夢の中で、ある幻影が、そっと忍び寄ってきて、
その種を宿していったから。
脳に植え込まれたその幻影は、
今なお、静寂の音の中に残っているから。

うなされる夢の中、独り歩いていた。
敷石の細い路地、寂しく光の輪を作る街灯の下を。
寒さに襟をたてて。
すると突然、ネオンの閃光が私の眼を突き刺し、
闇夜を切り裂き、
静寂の音に触れたのだ。

まばゆいネオンの光の中、
夥しい群衆の姿が浮かび上がった。
ところが、その人々ときたら、
何かを話しているのだが、何も話しておらず、
何かを聴いているのだが、何も聴いておらず、
誰も歌うことのない歌を作っている。
しかも、誰も、静寂の音を乱そうとはしなかった。

私は叫んだ。
「愚か者たちよ!
静寂が、癌のように増殖していることを、
お前たちは知らないのだ。
私の言葉を聞け!私の腕を取れ!」と。
しかし、私の言葉は、静かに滴る雨だれのように、
静寂の井戸の中に落ち、木霊するだけだった。

人々は、自分たちの拵えたネオンの神の前で、
跪き祈っていた。
文字を象ったネオンサインは、一つの戒めを発していた。
その戒めはこうだった。
「予言者の言葉、書かれたり。
地下道の壁に、
スラム街のアパートに。
そして、静寂の音の中に呟かれるものなり」と。

この歌は、映画『卒業』の中で効果的に使われていたことは、周知のことであるが、実はあの映画、最近見直して、大変な傑作だということに気づいた。

しかし、今日は疲れたので、それはまたの機会に書くことにしよう。

(原文)

Hello darkness, my old friend
I've come to talk with you again
Because a vision softly creeping
Left its seeds while I was sleeping
And the vision that was planted in my brain
Still remains
Within the sound of silence

In restless dreams I walked alone
Narrow streets of cobblestone
'Neath the halo of a street lamp
I turned my collar to the cold and damp
When my eyes were stabbed by the flash of a neon light
That split the night
And touched the sound of silence

And in the naked light I saw
Ten thousand people, maybe more
People talking without speaking
People hearing without listening
People writing songs that voices never share
And no one dared
Disturb the sound of silence

"Fools" said I , "You do not know
Silence like a cancer grows
Hear my words that I might teach you
Take my arms that I might reach you."
But my words like silent raindrops fell
And echoed
In the wells of silence

And the people bowed and prayed
To the neon god they made
And the sign flashed out its warning
In the words that it was forming
And the sigh said, "The words of the prophets
Are written on the subway walls
And tenement halls"
And whisper'd in the sound of silence
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