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断腸亭日録
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2009.07.03 Fri
2台のクロスバイク・蔵前橋通り
今日は、市川大野の法務局に寄ってから、その足で本郷の病院へ行かなくてはならない。
ちょっと長距離だったので、本当はロードかフジクロスで行きたかったが、予報によると、雨が降ってもおかしくないものだったので、ルイガノクロスに乗って出かける(でも結局は、帰路、少し霧雨に降られただけだった)。 ルイガノクロスは、購入時から較べると、500グラムぐらいは軽量化はしてみた(タイヤ、シートポスト、サドル)ものの、それでも、空気入れやサドルバックなど装備品を付けているので、結局は、14キロ強ぐらいはあるのではないか(第一、ペットボトル一本で既に500グラムである)。 ![]() (ルイガノクロス・向島百花園にて) フジクロス(3×8速)は、気がついてみれば、フレーム(アルミ)とフォーク(クロモリ)とブレーキ本体以外は、BBやシフターを含めて、ほぼ全部品を交換してしまったので、たぶん、装備品込みでも11キロ強ぐらいだと思う。 ![]() (フジクロス・隅田川土手にて) その差はわずか3キロぐらい(私の体重の5%にも満たない)だが、30キロ以上走ると、明らかに両者の疲労の度合いが違うことが分かる。 フジクロスのが断然楽なのである。 もちろん、なかでも、タイヤの差は大きくて、フジクロスは23Cで、ルイガノクロスは28Cであることも、走りの軽やかさに影響を及ぼしている(それぞれ、タイヤの太さが23ミリ、28ミリを表す)。 一度、試しに、ルイガノクロスに23Cを履かせてみたら、確かに走りはかなり軽くなったが、フレームもフォークも極太アルミ仕様なものだから、乗り心地が固すぎて、ちょっと長距離を走ろうものなら、私の骨格が崩壊してしまいそうな気がしたので、元の28Cに戻した。 それに、ルイガノはほとんど雨の日に使用するので、重くて頑丈で滑らない太めの28Cタイヤ(パナレーサーのツーキニスト)の方が安心なのである。 だから、多少大儀な気がするが、雨が降りそうな日には、内装8段泥よけ付で、雨の日に走っても、メンテが不要なルイガノを選ぶことになる。 水元公園桜土手から江戸川サイクリングロードに出る。 サイクリングロード自体が久しぶりで、走るのが嬉しい。 都心の幹線道路と違って、信号も、トラックも、排気ガスもなくて、本当に爽快である。 国府台のあたりでサイクリングロードから降りて、真間川などの小河川と下総台地の間を通る道を走って市川の法務局へ。 書類を取得して本郷の病院へ向かう。 市川あたりから都心に向かうのに、一時は、京葉道路(14号)を使っていたが、今は断然、蔵前橋通りである。 京葉道路(14号)の最大の難点は、江戸川大橋を自転車では渡れないことである(高速道路であるため)。 蔵前橋通りも、以前は、新小岩あたりの陸橋付近でいつも工事をしていてイライラさせられたものだが、今はその工事もすっかり終わって、自転車で走るにも大分快適になった。 なお、荒川に架かる平井大橋は、立派で走りやすい歩道が付いているが、降りる際には面倒なので、急ぐときは、車道走行をおすすめする。 ![]() (トイレもある休憩所・新小岩公園・平井大橋の東側) 都心に入ってからの蔵前橋通りも、私は好きだ。 交通量の多さは他の道とさほど変わらないが、何というか、道の仕立てが全体として「すっきり」している(新宿通りも同じ理由で気に入っている)。 時間があるときは、下町の路地をのんびりと縫うように辿るのも楽しいが、急ぐときは蔵前橋通りを利用する方が簡便である。 ![]() (平井大橋より荒川上流を見る) お袋は、昨日からせっかく水が飲めるようになったのに、胆汁が逆流しているということで、再検査の結果、水が飲めなくなってしまった。 いやぁ〜、一進一退とはこのこと。 まあ、のんびり治そうや・・・。 帰宅して、何だか、自分の健康のことが気になって、以前知人からいただいた韓国土産の参鶏湯(サンゲタン)を食べる。 2割方、パワーアップしたような気がした。 ![]() (蔵前橋の橋桁・立派な大理石製) 走行距離:54キロ(ルイガノクロス) 小さな旅(自転車) Comment(0) TrackBack(0) Top↑ 2009.07.02 Thu隅田川下流・梅雨慕景
小糠雨の中、ルイガノクロスで出かける。
カッパを着るほどではないが、30分ほど走っていると、眼鏡に集まった水滴がしたたり落ち始める。 こういう中途半端な雨が一番困る。 最近は、常にカッパを携帯しているので、もう少し本格的に降り出せば着るのだが、それほどでもない雨。 でも、今のような夏場なら、この程度の霧雨ならば、走ることによって生じる風で、衣服(半袖+レーパン)は濡れる尻から乾くので、カッパを着なくてもよいようである。 いつもは鬱陶しいばかりの隅田川東岸の首都高だが、こういう日だけは助かる。 ちょっと大回りになるが、今日は、6号から白髭橋まで出て、そこから吾妻橋のあいだの約2.5キロを、首都高下の、いわば、天蓋付の道を走る。 しかし、こういう日は、みんな同じことを考えるもので、その界隈中の散歩者と、この界隈中のホームレスも、この首都高下の道に集中するので、やや渋滞気味になることもある。 高架下で昼間から賑やかに酒盛りをしているホームレスたちの傍らを、できるだけ、羨ましいなあという表情を読み取られないように走り去る・・・。 私の好きな昌平坂を登って、お袋の入院する本郷の病院へ。 数日前に一般病棟の個室に移ったお袋は、今日行ってみると、さらに元に居た複数者用の病室に戻されていた。 ということは、看護士さんの手がかからなくなったということで、快癒が前進したということでもある。 今日から水を飲んでもよいという許可が出ているので、ストローで水を飲む。 うまいか?と聞くと、別にうまくはないという。 明日から、廊下で歩行練習をしたいので手伝ってくれと言われる。 ガッテン!である。 夕方、用事があって、八丁堀まで出る。 やや時間があったので、隅田川沿いまで降りてみる。 下流方向に、佃島の摩天楼群が、あたりを睥睨するように屹立している。 ![]() (霧雨にむせぶ佃島) 川沿いをやや上流に走ると、永代橋がある。 永代橋の真ん中まで出て上流をみれば、そこには、日本橋川の河口が口を開いている。 ![]() (永代橋から見た日本橋川河口) 江戸時代、利根川経由で、遠路はるばる銚子から運ばれてきた鮮魚は、最終的には、隅田川からこの日本橋川に入って、日本橋の河岸(魚市場)に運ばれたわけである。 魚を満載した小舟が、日本橋川河口付近に殺到する光景が見えるようである。 しかし、通り過ぎる遊覧船の水音にふと我にかえれば、今は、微塵の魚臭さもないのである。 ![]() (19世紀中頃の日本橋・江戸八景 日本橋の晴嵐(渓斎英泉)・大きな魚を担いでいる人が見える) 八丁堀の用事がすんで、通りに出ると、なんと、私のお気に入りのパキスタンカレー店「デリー」があるではないか。 私は、上野店しか知らなかったので、びっくりした。 写真は撮り忘れたが、ここのカレーは、私としては、東京で一番ウマイと思う(95点)。 帰路に着いた。 町の灯りに照らされた隅田川の川面が幻想的である。 四ツ木あたりでまた、霧雨が降ってくる。 カッパを羽織るまでもなかった。 ![]() (下流に向かう遊覧船) 走行距離:40キロ(ルイガノクロス) 小さな旅(自転車) Comment(4) TrackBack(0) Top↑ 2009.07.01 Wedこの3日間〜葛飾の古東海道をゆく
6月29日(月)
仕事などが忙しくて、各種「宿題」が山積している。 その締め切りがいろいろと重なって、いつもあたふたしているようで、気分が落ち着かない。 こういう日常のノルマをテキパキとこなすことが、オレはなんて下手くそなんだろうといつも思う。 今日は、やや時間に余裕(30分ほど)を持たせて、フジクロスで出発。 以前から気になっていた、葛飾区内の古東海道を再度検証すべく、知っている人には有名だが、知らない人には無名な「立石祠」(現在の立石の名の起源)に寄ってみた。 これこそが、古東海道の道標代わりになっていたという説があるからだ。 その立石祠は、葛飾区内を蛇行して流れる中川近くにある。 かなり分かりにくい所だが、まあ、葛飾税務署の近くで、地図はココなので、詳しい場所は、この地図をご覧になっていただきたい。 このあたりは、通常の通勤路のすぐ近くなので、何回も通っているのだが、立石祠を実際に訪れるのは、これが初めてである。 今は、何ともかわいそうにと言うべきか、微笑ましくもと言うべきか、児童公園の中にある。 ![]() (立石祠の入口・小さな児童公園になっている) さらに近くに寄ってみると、このように大切に囲われている。 ![]() (立石祠・さらにもう一つ鳥居があって、囲いがめぐらされている) そして、問題の石だが、地上にちょこっと顔を出すのみである。 ![]() この石が、一体何なのかということについては、分からないことが多いが、大雑把にまとめると、次のような説がある。 1.旧石器時代のメンヒル(巨石記念物) 2.古墳の石棺 3.古東海道の道標 4.上記2と3の両方 旧石器時代の葛飾は、海中に没していたので、1はかなり疑わしい。 2については、近在には、柴又駅前に古墳があったことがなど知られているので、可能性は高い。 その古墳の石棺などの一部が、いつの頃からか、街道の道標として転用されたという、4の説が、私としては、信頼性があるような気がする。 この石、現在は、地上にちょこんと顔を出しているだけだが、19世紀前半の『江戸名所図会』の絵では、かなり地上に突き出ている。 ![]() (『江戸名所図会』の「立石村 立石」) この絵を見ると、中川の岸辺がすぐ近くに迫っているのが分かる。 今では、立石祠から中川の堤防までは、約150メートルあるが、しかし、もし今のような高い堤防がなければ、自然の岸辺はこのあたりまで及んでもおかしくはないであろう(対岸の何やら煙が登っているあたりは現在の奥戸2丁目ということになる)。 また、当時は、まだ荒川(放水路)も新中川も存在しなかったので、時季によって、中川の水量はかなり増減が激しかったと予想される。 しかし、何だかんだ言ってみたところで私には、真相を突き止める手だてがない。 ネット上で、この立石について、一番詳しく論じている次のページを参照にされたい。 http://homepage3.nifty.com/kofun/futoi/tateishi/index.html さて、古東海道は、下総国の国府があった市川市の国府台(こうのだい)から江戸川を渡って、現在の北小岩や細田を抜けて(このあたりの道も残っている)、奥戸橋あたりで中川を渡る。 立石が道標の役目を果たしていたとすれば、その傍らを抜けて、現在の「本奥戸橋」あたりから奥戸街道を西進することになる。 ![]() (写真の正面が本奥戸橋・古東海道は左から正面下に延びる道) ![]() (当時は東海道であった、現在の奥戸街道・正面西) 奥戸街道をそのまま進むと平和橋通りと踏切(京成線)にぶつかる。 そこをSの字に渡ると、現在の「まいろーど四ツ木商店街」の東端(C地区)に出る。 ![]() (まいろーど四ツ木商店街の東端・横切って走るのが平和橋通り) このまいろーど四ツ木商店街の一部が、当時の古東海道である。 この古風を保った楽しくて懐かしい商店街(結構道が広い)を辿っていくと、こんな二股道にさしかかる。 ![]() (二股・右の細道が古東海道) この二股道の右側の道が、古東海道に相当するのだが、前にも書いたとおり、その分かれ目に存在するのが、私の大好きな居酒屋「ゑびす」である(マックス・ヴェーバーの言葉を使えば、私にとっては、居酒屋の「理念型」である)。 この右側の道をそのまま直進するとさらに道は細くなる。 この道幅は、官道に関する記録からすれば、当時のままのような気がする。 ![]() (さらに細くなる道・画面右手の「杉浦酒店」は日本酒の品揃えが最高) さらに進むと、国道6号線にぶつかって、道は一度は分断されてしまうが、実は、6号線を渡った向こう(自転車屋があるところ)には、まだ道は続いていて、さらにそのまま直進すると、荒川(放水路)にぶつかって途絶するのである。 ![]() (国道6号線の向こうにも道が繋がっている) そうそう、地図をお示しするのを忘れていた。 古東海道の、このあたりの地図は、先達の作成した次の地図が卓越している。 http://kaidouarukitabi.com/map/rekisi/kodaitoukaimap.htm 奥戸から四ツ木あたりまでの古東海道の旅は、ひとまず、これにて終わりとしたい。 走行距離:37キロ(フジクロス) 6月30日(火) 予報によると、雨が降ってもおかしくなかったが、晴れの日通勤用のフジクロスで出かける。 途中、久々に、激安250円弁当を買って、隅田川土手にて食す。 ![]() (最近はさすがに飽きてきた250円弁当) 一日中、19世紀の鉄道について考える。 だんだん分かってきたぞ・・・。 ![]() (隅田川土手にて・なぜか、ホームレスの人々が大掃除をしていた) 走行距離:35キロ(フジクロス) 7月1日(水) 仕事が終わらずに、午前2時起床。 やっとのことで終わらせて、5時半にルイガノクロスで出発。 何故か、いつもより道が混んでいる。 霧雨が降るも、カッパを着る要無し。 午後から、多少天気が好転。 午後、本郷の病院へ。 痛め止めを打つのを止めたお袋、傷口が痛むと訴える。 だが、明日から水を飲んでもよいそうな・・・。 ![]() (早朝の江戸城趾堀端) 夕方帰宅するとくたくたで、飯を作る気力おこらず。 近所のトンカツ屋で大盛りご飯をもりもり食う。 走行距離:60キロ(ルイガノクロス) 小さな旅(自転車) Comment(2) TrackBack(0) Top↑ 2009.06.28 Sun銀色好み
6月28日(日)
朝は、インスタントのラーメン(つけ麺)を食べる。 生麺タイプのインスタントラーメンの近年の発展は著しく、下手なラーメン屋で食べるよりずっとウマイ。 午後から雨という予報だったので、ルイガノクロス(内装8段・泥よけ付)で病院へ。 案の定、浅草あたりまで来たところで、パラパラと落ち始めるが、何とかカッパを着なくてもすんだ。 ![]() (隅田川土手道) 集中治療室のお袋は、昨日から較べると、見違えるように元気になっていた。 冗談を言うと、傷口が痛むから笑わせないでくれと言う。 嬉しくて、涙が出る。 明日月曜から、一般病棟に戻れるという。 手を握って、「明日また来るよ〜」。 病院を出ると、案の定、雨。 歩道橋の下でカッパを着込んで帰路を走る。 夕飯は、豚肉の炊き込みご飯を拵える。 このところ、買い出しに行く暇がなかったので、白米が一合しかなかった。 なので、玄米を一合足して炊くが、「潤(うる)かし」が足りずに、玄米が固くて、大分顎の運動を強いられることになった。 そうそう、最近、新しいヘルメット(自転車用)を購入した。 OGK社の「エントラ」という製品である。 多くの商品の中からこれを選んだ理由はただ一つ。 安いから。 実は、既に、同型のホワイトを持っているが、今度のは、色違いの「マットシルバー(艶消し銀)」。 何せ、ほぼ365日使う物だし、もし事故などに遭って壊れたら、翌日から困るし(というか、ヘルメットを被らないと恐くて乗れない)、それより何より、最近は雨が多くて、翌朝までに前日に雨で濡れた止め紐(ストラップ)が乾かなくて、装着したときに気持ちが悪いから、替えがあると大変に助かると思ったからだ。 このマットシルバー色のヘルメットは、以前、近所(金町)の自転車用品店で目撃して以来、ずっと欲しかったのだが、ついに決心がついて、購入する運びになった。 (OGK社の「エントラ」・マットシルバー) 銀色が好きな私なのだ。 と言っても、銀色の服は一着も持っていないが、自転車などのメカニカルな装置(PCなど)や道具に関しては、子どもの頃から銀色好みなのである。 走行距離:34キロ(ルイガノクロス) 自転車 Comment(6) TrackBack(0) Top↑ 2009.06.27 Sat手術後のお袋と落語
6月27日(土)
老年性早起き症である私にしては、久々に7時半まで眠った。 よっぽど疲れていたものと思われる。 むしむしするものの、好天。 溜まった洗濯をして、近所の野菜直売所に、トマトと枝豆を買いに行く。 ママチャリ(無変速)で行こうとしたら、前輪がパンクしていたので、6速のママチャリを使用。 さらに、近所のスーパーでトウモロコシを買って、朝食として、赤・緑・黄の「夏野菜大会」(with ノンアルコールビア)をやった。 今日の予定は、まず、午後にお袋の見舞い(集中治療室の面会時間は14時から16時まで)。 その足で、芝の大門まで行って、呑ちゃんの元同僚の落語を聴きに行くというもの。 呑ちゃんは電車で、私は自転車(フジクロス)で出かける。 病院で待ち合わせて、緊張感みなぎる集中治療室へ。 お袋は、まだ顔色が悪くて、表情も凍り付いている。 ただ、息苦しさはなくなったようで、話していることもよく分かる。 患部の痛みはかなり残っているらしく、時々痛みに顔を歪める。 話している途中にも、眠ってしまったのではないかと思うほど、意識も完全に覚醒していないようである。 長居をすると疲れさせてしまうので、「また明日来るからね」と手を握ったら、急に眼を開けて、ありがとう、ありがとうと繰り返していた・・・。 ![]() (神田川沿いの外堀通りにて・呑ちゃん撮影) さて、落語を聴きに行くべく、またしても、呑ちゃんは電車で、私は自転車。 外堀通りから本郷通りを走って、増上寺の所で左折。 しばらくして、呑ちゃんと合流。 会場は、芝大神宮の祈祷殿である。 神社でお参りをしてから、祈祷殿に入る。 今回の落語は、「すまいるあかでみぃ」という、古今亭駿菊師匠の主宰する落語教室の発表会で、前にも書いたとおり、呑ちゃんの元同僚の女性が、生徒さん一人として出演しているのだ。 生で落語を聴くのは、たぶん、7,8年ぶりなので、何だかわくわくする。 発表会のあらましは以下。 「 第6回すまいるあかでみぃ発表会」 応援料:500円 日時:6月27日(日)午後5時開演(午後4時30分開場) 一、遊漢さん「元犬」 一、ちゃりんこさん「ざる屋」 一、あんじ「壺算」 一、なっぱさん「転宅」 (仲入り) 一、七夕さん「やかん」 一、女海さん「紙入れ」 一、古今亭駿菊「お楽しみ」 いやはや、どれもこれも面白くて、笑い上戸の気味の私は、終始、大声で笑いっぱなしであった。 私には、落語の巧い下手について語る資格はないが、一番気に入った話しは、「壺算」。 要約する力はないので、梗概は、ここをご参照。 いやぁ〜、落語という言語芸術は大したものだ。 私も、自転車に飽きたら、是非、習いたいものだ思う。 もちろん、「断腸亭髭爺」という名前で発表会には出る予定・・・。 ![]() (蔵前橋より隅田川上流を見る) 走行距離:47キロ(フジクロス+6速ママチャリ) 日録 Comment(8) TrackBack(0) Top↑ 2009.06.26 Friこの2日間〜お袋の手術など
6月25日(木)
雨に降られるかもしれないと思ったので、ルイガノクロスで出かける(結局、降られなかったが)。 夕方、本郷の病院で、青森から出てきた妹、会社帰りの呑ちゃんと合流。 いよいよ明日は手術。 いつもはがらっぱちのお袋だが、やはり、不安なのか弱音が出る。 夕べの医師の説明によると、かなりの大手術にて、私の心にも緊張の痛みがうずく。 妹も、あまりの大手術の予定に驚いている。 お袋は、今夜から絶食。 同室の大島から入院している患者さんのご家族と話しをする。 大島の人は数人知っているけど、みんな、気持ちが大きくて暖かい人なんだなあと得心する。 御茶ノ水駅前の沖縄料理店で、遅めの夕食。 ![]() (沖縄豆腐の奴とゴーヤの唐揚げ) 走行距離:35キロ(ルイガノクロス) 6月26日(金) いよいよ今日は、お袋の手術。 フジクロスに乗って、朝7時に病院へ。 全点滴状態で、手術着に着替えたお袋が小さくなってベッドに横たわっていた。 8時半、ストレッチャーに乗せられたお袋を、妹と二人で、手術室入口まで見送る。 お袋の顔、不安で歪んで、涙が出る。 お袋の手術が始まってから、妹と交替で、待合室でひたすら待ち続ける。 妹は、息子が来春高校受験だというので、病院から近い湯島天神でお札を買って戻ってきた。 私は私で、腹が減ったので、近所のラーメン屋に行ったりした。 ただ、お陰様で、久しぶりに妹とゆっくり話しができた。 待合室に、植村直己の『北極圏一万二千キロ』が置いてあった。 凍結したグリーンランドから沿岸の氷海を犬橇でアラスカまで走破した記録で、手持ち無沙汰に読み始めたら、面白くて全部読んでしまった。 猟銃で獲物を捕らえながら、やっとのことで食いつないで冒険を続ける植村の姿に胸を打たれる。 犬との駆け引きが特に面白かった。 それでも、手術は終わらないようなので、やはり待合室の書棚に置いてあった志賀直哉の『暗夜行路』(新潮文庫)を読み始める。 志賀直哉は、それはそれはすごい作家だと思うけど、どうも私とは波長が合わなくて、若い頃から「悩みの種」の作家である。 真面目も真面目、大真面目に書いている志賀直哉だが、彼の有名な「和解」のテーマなどは、私には何だか滑稽にしか感じられない。 20年ぶりぐらいに読み返す『暗夜行路』は、案の定、私にはピンと来ない。 どうしてなんだろうか・・・。 それで、巻末の阿川弘之の解説を読んだ。 私には意外にも、なかなか勘所を押さえた秀文のように思われて感心する。 同じく巻末に収められていた荒正人の解説の方も読んでみる。 若い頃はあんなに親近感を覚えていた荒正人の鋭利な文章は、今の私には理屈っぽくてまったく面白くない・・・。 どうしてなんだろうか・・・。 終了予定の16時半になっても、終わる気配は一向にない。 妹と二人、もじもじしながら部屋の時計を見つめる。 17時半になって、やっとお呼びがかかる。 手術室に行って下さい。医師から、手術の結果の説明があります、と看護婦さん。 手術室の入口で待っていると、白衣を着た長身の医師が空豆形の銀色の皿に茶色い物体をのせて飄々と現れた。 その皿にのっていたのが、今回の手術で切除した部分。 今回のお袋の手術では、実に複雑な消化器の付け替えが行われた。 膵臓の半分を切断、十二指腸の上の部分を切断、胃の下の部分を切断、肝臓から延びている胆管を切断。 そんなふうに、ぶつぶつ切っておいて、それを付け替えるという手術である。 前々日に、ホワイトボードで詳しい説明を受けたのだが、付け替えと言っても、元のままに修復するのではなく、何だか複雑な繋ぎ方をするのである。 私は、その説明を聞きながら、まるで、江戸時代の利根川の付け替え工事のようだと思った。 と同時に、人間の身体をこんな風に切ったり貼ったりするのは、何だか殺生なことだなあという感想を禁じ得なかった。 皿に載っていたのは、膵臓と十二指腸の上の部分と胃の下の部分が一体になった部位で、茶色にてらてらと輝いていた。 医師は、指でその切り取られた臓器をひっくり返したり、持ち上げたりしながら、手術の概要を淡々と説明してくれた。 あたかも、これから調理する食材を説明するコックのように・・・。 これには、妹はちょっと参ったようで、ハンカチで口元を押さえていた。 私は、先ほどまで読んでいた植村直己の本の中の、ライフルで仕留めたばかりのカリブーの肝臓を生で食べるくだりを思い出していた。 それから、待つことさらに3時間。 やっと集中治療室で面会できる運びになった。 お袋は、かわいそうに、何本もの管(くだ)に繋がれて、苦しそうに呼吸をしていた。 大変だったねえ、よく頑張ったねえ。 手を握って、声をかけると、気がついたようで、何かを話しているのだが、よく聞き取れない。 その様子を見ていると、こちらまで息苦しくなってくるような気分である。 沈痛な気分で病院を出た妹と私は、御茶ノ水橋からしばらく神田川の川面を見つめていた。 駅の明るい光が川面に反射して、その中にお袋の横顔を見つけたような気がした。 ![]() (聖橋横から神田川を覗き込む) 走行距離:35キロ(フジクロス) 日録 Comment(6) TrackBack(0) Top↑ 2009.06.24 Wed雨のち曇、東奔西走〜杉並区永福までの経路
今日は忙しい一日だった。
同じ日にいろんな用事が重なってしまって、あちこちを走り回る羽目になった。 その概要。 自宅(葛飾区水元)→職場(杉並区永福)→本八幡(千葉県市川市)→病院(文京区本郷)→自宅(葛飾区水元)。 夜、帰宅して、集合住宅の二階まで自転車を担いで階段を登る際に、軽い立ち眩みを覚える。 メーターを確認すると、99キロも走っていた。 自分でも驚いた。 仕事のある日にこんなに走ったのは初めてかもしれない。 道理で疲れるわけだ。 それはさておき、(今年度の)私の職場は2箇所あって、一つは、前の日記でご紹介したように、駿河台(千代田区神田)、もう一つは、永福(杉並区)である。 大概は駿河台の方に通うわけだが、週に1度か2度ぐらいは、杉並の職場にも行かなくてはならない。 駿河台は、比較的近い(片道約17キロ)のでもう完全に慣れてきたが、杉並の職場は片道約30キロあるので、今でも、やや緊張する。 緊張する理由はその距離の長さだけではなく、都心のど真ん中をを貫く経路を通らなければならないため、その交通量の多い幹線道路をば、事故をおこさないように細心の注意を払いながら走らなければならいからだ。 とは言っても、幹線道路ばかり走っていると疲れるので、途中、裏道を「塩梅」(この言葉、好きです)しながら、経路を選ぶことになる。 今日は、その自宅(葛飾区水元)→職場(杉並区永福)までの経路をご紹介したい。 距離が長くなればなるほど経路のバリエーションは多くなるのは当然で、順列組み合わせ流に勘定すれば、100種類ぐらいあるだろうが、現時点で最も「気に入っている」経路である。 この経路は、葛飾からだと、浅草や秋葉原や四ッ谷や新宿あたりに用事が生じたときにも重宝する。 先ずは、地図を。 「大きな画面で見る」をクリックすると、地図が現れる。 「ふきだし表示」をオフにすると見やすい。 前回の雨の日用の経路とは違って、葛飾区の青戸あたりも街中を抜ける距離が短く、首都高高架下の隅田川土手にもそう拘っていない。 靖国通りの「岩本町」から白山通りの共立女子大までの抜け道は、これと平行して走る靖国通りがこのあたりは蛇行しているので、やや距離が短くなるので有効だが、全線一通なので、帰りは、「一ツ橋」交差点から一本南を走る道を走って、「東神田」付近で靖国通りと接続する経路を取る。 確かに、自転車は、クルマが一通の道でも、そのほとんどは適応外(合法)なのだが、やはり恐いので、なるべく一通路の逆走は避けるようにしている(なるべくね)。 「千鳥ヶ淵」交差点から一番町を抜けるルートも、「半蔵門」経由で新宿通りを辿るよりも、多少近道になるから。 「西新宿」から旧玉川水道道路(都道431号角筈和泉町線)を西進する経路は、途中、車道の路肩にブルーの自転車走行帯もあって、比較的走りやすいので、お薦めである(但し、時間帯によっては交通量多し)。 ![]() (旧玉川水道道路の自転車通行帯) 今日は、朝はかなり本格的な雨で、職場に到着したときは、靴の中からちゃぷんちゃぷん音がするほど水が溜まった。 ![]() (雨の日本橋川) 靴より上は、カッパを着ているから良いものの、靴への水の侵入はどうしたらよいものやら・・・。 走行距離:99キロ(ルイガノクロス) 小さな旅(自転車) Comment(6) TrackBack(0) Top↑ 2009.06.22 Mon駿河台への経路(雨天用)
梅雨を絵に描いたような一日だった。
カッパを着て、ルイガノクロスに乗って出かける。 通勤というのは、お決まりの移動だし、できるだけ短時間で職場に着きたいと思うのが人情で、とりわけ、急いでいるときには、幹線道路(たとえば、国道6号線→靖国通り)をぶっ飛ばすのが一番早い。 「官道」というのは、古来まっすぐについているものだし、信号だって優先なので、ほとんどが青だし、並んで走る車の車列が常に追い風を作ってくれるので、サイクリングロードなどよりはるかにスピードも出る。 一番早いのはそうだけど、これでは「走らされて」いるようで楽しくないし、交通量の多い通りは気分的にも疲れるので、あまり大きく迂回しない程度に走っていて楽しい裏道を選ぶことになる。 そういう「塩梅」から、複数の通勤経路がだんだんと生まれてきて、その日の気分や天候に合わせて、経路を選ぶことになる。 今の時期は、雨の日が多いので、細い街中の道と、できるだけ風雨の影響を回避しやすい道を選ぶことにしている。 私の住んでいる葛飾区の水元から駿河台(千代田区神田)あたりまでの通勤経路をご紹介したい。 まず、国道6号線の中川大橋東詰に出る。 橋を渡って、中川沿いの(とても気持ちの良い)道を走る。 土手道の途中から右折して、立石駅の踏切まで一直線に通っている道を行く(途中、環七を渡り、青戸の商店街を抜け、葛飾シンフォニーヒルズの前を通る道である)。 京成電鉄の線路にぶつかったら、踏切を渡らずに、線路沿いの道を西進(走りやすい)。 平和橋通りを渡って、四ツ木の商店街を走り、居酒屋「ゑびす」の二股を右に進んで国道6号線に至る。 ![]() (中川沿い道・この横に立派な舗装路がある) そうそう、この平和橋通りを横切ってから国道6号線までの道は、古東海道に当たる。 墨田区に入ると、古東海道の痕跡は消滅してしまうが、青戸から立石を経て四ツ木までの区間は、奇跡的にその痕跡が残っているのだ。 とりわけ、居酒屋「ゑびす」(この飲み屋は葛飾で3本指に入る名店です)の裏から国道6号線までの細道は、たぶん、道幅も当時のままかもしれない。 四ツ木橋を渡って、しばらく6号線を直進して、東向島の消防署の所を右折して、明治通りを渡り、向島百花園の前を通って、墨堤通りに出る(もう少し手前[四ツ木橋南交差点]を右折して、白髭橋あたりに抜ける道[旧玉ノ井界隈]もあるが、大回りになるし、人と自転車が多いので、あまりおすすめできない)。 さて、雨の日は、そのまま墨堤通りを渡って隅田川を目指す。 路地をSの字に曲がると、児童公園のような公園があって、公園沿いの細道を辿ると、首都高の下に出る。 ここからしばらくは、隅田川に沿って、首都高が通っているので、ずっと屋根付きの道が続くことになる。 ![]() (隅田川沿いの首都高高架下の「屋根付き」の道) 桜橋あたりで首都高高架が左に逸れてしまうので、土手を越えて反対側に出ると、そこにも遊歩道があるので、そこを走れば、吾妻橋の手前までの数キロは雨に濡れずに走れるというわけである。 ![]() (首都高高架下の道から吾妻橋を眺む) と、ここまで書いて、これ以上文章で説明するのに困難を感じてきたので、地図で示すことにしたい。 「大きな画面で見る」をクリックすると、地図が現れる。 「ふきだし表示」をオフにすると見やすい。 その後は、6号線とほぼ平行して通る裏道を走り継いで、蔵前橋まで出ることになる(この先は文章の説明は省略、地図を参照のこと)。 なお、もっともっと雨に濡れることを避けたいという人は、浅草橋駅まで行って、総武線の高架下を秋葉原駅まで走る手もあるが、人と横道が多くてあまり走りやすいとは言えないであろう。 まあ、暇に任せて、こんなことを考えるのも、自転車通勤の楽しみでもある。 走行距離:35キロ(ルイガノクロス) 小さな旅(自転車) Comment(0) TrackBack(0) Top↑ 2009.06.21 Sun雨の日はしょうがない
銚子行ツーリングは、雨のため中止になってしまった。
残念だけど、しょうがない。 そうなのだ、雨の日はしょうがないのだ。 ♪雨が空から降れば ♪オモイデは地面にしみこむ ♪雨がシトシト降れば ♪オモイデはシトシトにじむ (「雨が空から降れば」・詞/別役実・唄/小室等) http://www.youtube.com/watch?v=bF0R6SBG174 呑ちゃんと傘をさしてとぼとぼ歩く。 近くの中華料理店「四季彩」(安くてうまい)へ。 ラーメンとチャーハンのセット(680円)を食べる。 その足で水元図書館へ。 伊能忠敬関係の本などを読みあさる。 ♪黒いコーモリ傘をさして ♪街を歩けば ♪あの街は雨の中 ♪この街も雨の中 ♪電信柱もポストも ♪フルサトも雨の中 ♪しょうがない ♪雨の日はしょうがない (「雨が空から降れば」・詞/別役実・唄/小室等) 道すがらの児童公園に寄ってみる。 雨なので、誰もいない。 雨の日はしょうがないのである。 ![]() (公園のベンチと水溜まり) ♪公園のベンチでひとり ♪おさかなをつれば ♪おさかなもまた ♪雨の中 (「雨が空から降れば」・詞/別役実・唄/小室等) 夕飯は、蕎麦を茹でて食べる。 動いてないので、あまり食欲がない。 雨の日はしょうがない・・・。 走行距離:2キロ(ママチャリ) 日録 Comment(6) TrackBack(0) Top↑ 2009.06.20 Sat葛飾デルタ同盟結成5周年記念・花菖蒲花見大会
今日は、待ちに待った、「葛飾デルタ同盟」結成5周年記念・花菖蒲花見大会である。
朝から起き出して、掃除洗濯をしたり、料理を拵えたり・・・。 同盟の九州「総督」Bさんは、このためにわざわざ福岡からいらっしゃるとのこと、いつも、頭が下がります。 われわれは、水元公園グリーンプラザ裏の花菖蒲畑の木陰にシートを敷いて陣取る。 ![]() (葛飾菖蒲祭りの本会場とはずっとはずれた場所で開宴) 今日のメインイベントは、もちろん、同盟の五周年を祝賀することであるが、BさんとSさんのヴァイオリンとギターの共演である。 ![]() お二人による、「朝露」、「オー・ダニーボーイ」、「アメイジング・グレイス」、「芭蕉布」などに聴き惚れる。 調子に乗って、ほかのメンバーもヴァイオリンを弾き出す。 ![]() (呑ちゃんも昔取った杵柄で、ヴァイオリンを奏する) 結局、薄暗くなるまで水元公園で歌いまくったわれわれは、まだ飲み足りなくて、断腸亭へ。 ![]() (公園をそぞろ歩く一行) 皆さん、本当に楽しい梅雨の一日でした。 ありがとう! 私は、寝る前に、明日の銚子ツーリングに備えて、自転車の整備をする。 走行距離:8キロ(ママチャリ) | |
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